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日本一アツい大人がいる地域~岐阜県郡上市の地域の日常に入り込んで~vol.2


町の植樹祭へ


昨日、郡上に来たばかりなのにも関わらず、地域の植樹祭に参加することになる。
滋賀県に住んでおり、そんな頻繁にしているわけではないが、
かぼちゃやさつまいもの植え付け、収穫は行ったことある。
しかし、樹を植えたことはなかったので、ワクワクドキドキしていた。
その日は、おそらく18度くらいあり、真夏レベルで暑かった。
最初の説明の時、この絶壁に樹を植えるとの説明を受け、思わず
怖っと思った。

次に、山の仕事を12代もの間してきている家の親子が樹の植え方について説明してくれた。
また、お家の山仕事の屋号と苗字は別というのも面白かった。


親:ウチの息子22歳で独身なんですよ~
息子:苦笑い
私:「私も22歳の独身です!」


思わず、私は2歳児などの小さい子を連れた両親やちびっこが沢山いる中で、22歳の独身と言われ、「私と一緒じゃん!」と思い、余計なことを口走ってしまったww


最初は、この断崖絶壁の場所にどうやって樹を植えるのだろうと感じていたが、一部分だけぽっかり空いているゾーンに樹を植えるらしく、道が出来ていたので、心配せずとも歩きやすかった。

また、大きなカマを渡されたので、すごく深く掘るのかと思えば、30㎝しか掘らなくてよかった。
また、樹の苗を植えても、苗が風で飛ばされないように苗の高い位置に、ポールと苗を括りつける。

右が枝、左がポール

植える位置により、エゴノキ、コナラ、サクラなど植える樹が分かれているが、確か私たちが植えたのはサクラだったと思う。

「樹が大きくなるのは50年ほどです。今大きい樹も50年前に人間が植えたんものです。」
という説明を聞きながら、今回植えた数本の樹も50年後に大きくなるとしたら、72歳(よほどのことがない限り、生きてるはず!
!生きてると信じたい)になったときに、またここへ行きたいなぁと思った。

午後からは、素敵な民宿の前でとった野草をピザに載せて食べる予定だ。

素敵すぎる 奥に見えるのは、温泉ではなく、水が流れている。
この手前の椅子は、背を傾けると寝っ転がれる素晴らしい椅子

いざ、山菜をとりに

一人一つ、かごを渡される。これを紐でズボンに括り付け、山菜をとる。

どれが食べてもいい山菜なのか、はたまた死んでしまうような毒の野草なのか説明されないと素人にはわからなかった。
中には、服にくっつく草もあった。

ノビルをとるときには、まず細長いネギのようなものが地上に見えており、それをたどる。
奥までずっとずっと手が黒くなるまで掘り、玉ねぎの小さいバージョンの玉が見えてきたら、良い感じ。
玉が見えず、ネギの状態のままでも良いのだが、もったいない。

背中が見えていることはわかっていたが、ノビルは奥まで掘らないととれないので、必死だ
これがノビル そのまま食べると、ネギのような味がする。
沢山いろんな野草をとった

初の山菜ピザ


生地をひたすらこねて、のばす。
この時に、あまりにも丸い形だと、他のグループとの差別化が出来なくなるよと言われた。

ゆるさん自家製のトマトソースの上に、キノコ、玉ねぎ、明宝ハム、山菜、チーズを載せる。
山菜のピザと聞いていたので、山菜のみかと思っていたが、なんとまあ豪華だ。

ドラム缶で焼く

このドラム缶は、人が必要としなくなったもので、これに2千円の銀色の煙突をとりつけて出来たものらしい。
2千円というと、フライパンが買えるくらいの値段だ。
ドラム缶が料理ができる、ピザを焼ける道具に生まれ変わり、またテンションが上がる。
山菜のピザなので、山菜の味がするのかと思いきや、
山菜はあくまでもアクセントでノビルのシャキシャキ感を感じたくらいだった。

この後の時間に、山菜をとるのに参加していた子供たちが薪を割りだした。
しかし、本当に初めてなのかと思うくらい、また小学生だからこそなのか度胸があり、薪を難なくと割っていた。

最後に

野草は、たくさん野草らしきものが生えているところでとったので、「これは食べれる」と教えてもらわなければ、分からなかったものばかりだ。

これぞ、前の投稿にも記した「人間バカだから教えてもらわないと分からない」ことかもしれない。


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