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「夜と霧」覚え書き

アウシュビッツに収監された、精神科医、ヴィクトール・E・フランクル著「夜と霧」より、いくつか抜粋。

かつてドストエフスキーはこう言った。
「わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ」

およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。苦しむこともまた生きることの一部なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在は初めて完全なものになるのだ。


ー23/10/8に八王子でお会いした、とある後輩へ

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