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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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「労働、疲労、コミュニケーション」他 2024/06/03~2024/06/09


疲労感 疲労感 このチャンスだけは 死んでも離さない すがりたい

今週は何だかずっと忙しくて心が休まる暇がなかった。
「物理的に動き回って肉体的に疲れた」というより、「知らん場所で知らん人と慣れないことをしたことによる気疲れ」が大きい気がする。


仕事の都合で新橋の方に出向く日があった。普段めったに行くことがない土地なので新鮮だった。
この辺のエリアって街全体が労働者のために最適化されている感じがする。「労働するための街」って雰囲気。

せっかくなら帰りに何処かご飯屋さんにでも寄ってみようかね、とか行きの電車の中では考えてたけど、帰る頃にはそんな余裕はなくなっていた。

朝から晩まで常に誰かしらと会話してたからなのか、一人で駅まで歩く時間がとても幸福でかけがえのない瞬間に感じた。
知らん人との会話ってどうしてこんなに体力を持っていかれるんだろうか。


初対面の人と話すときって、話している間は確かに楽しいんだけど、会話の隙間にふと訪れる「間」が怖くて普段よりいっぱい喋っちゃう気がする。
で、一通り会話が終わった後に訪れる「あの発言は良くなかったな・・・」みたいな内省の時間が非常にキツい。

頭の中で会話~内省までがセットになってしまっている気がする。
これは初対面との会話でも友人との会話でも発生するイベントだけど、初対面の方が当然事故る確率が高いから内省の時間も増える。
そりゃ疲れますわな、といった感じ。


ところで世の中には「他者と会話を交わすことでストレスを解消するタイプの人」がいるらしい。
自分は圧倒的に「一人で過ごすことによってストレスを解消するタイプ」だと思うので不思議な感覚である。

友達と会ってご飯を食べたら確かに楽しいし、それがストレス解消にもなるのかもしれない。
けど、自分の場合、一人で過ごしていても十分ストレス解消になる上に、他人と会話するによって前述した内省の時間が発生するので結局ストレスが溜まってしまう。

要するに、
(友達と話すことによって解消されるストレス+気疲れによって溜まるストレス)<(一人で過ごした時に解消されるストレス)
といった感じ。なお、解消されるストレスをマイナス値、溜まるストレスをプラス値と仮定している。

そもそも一人で過ごしてるときってストレスの溜まりようがなくないか?・・・って書こうと思ったけど、一人でいることにストレスを感じる人も世の中には一定数いるのだろう。あまり想像ができないけど。

今再びのパンパンパンレポ

先週に引き続き、今週も週末に大宮駅周辺のパン屋へ行ってみた。

駅からはやや離れた所にあった。徒歩10分くらい?

お昼前に行ってみたんだけどかなり人がいた。店舗内に入れる人数に制限をかけているらしく、店の外で待機しているお客さんが結構いた。

今回も欲望の赴くまま、パンを3個購入。

まずは「厚切りベーコンと柚子」。
ベーコンのインパクトに惹かれて買ってみたけど、ベーコンと柚子って合うのだろうか。

美味しい!
柚子はマーマレードジャムっぽい風味で、粒マスタードと良く合う。
ベーコンの塩気もちょうどいい~~~~~
ちょっとだけチーズっぽい風味もある???気のせいかも???

パンはハード系。でも中はもっちりしてて美味い!
口コミにも「ハード系のパンが美味しい」って書いてあったから間違いない。


次は「アールグレイといちじく」。紅茶大好き人間がいただきますよ。

紅茶といちじくのいい香り~!ウマ~!
見た目からしてハード系のパンだろうな~と思ってたけど、思いの外もっちり系だった。
噛み締めた時のプチプチした食感はいちじくの実のなのかな?



ラストは「フランボワーズ餡のブリオッシュ」。
ポップに「洋風あんぱん」と書いてあったのが気になったので購入。

美味しい~~~自分めちゃくちゃ好きです、これ。
中のフランボワーズ風味のこしあんが爽やかでめちゃくちゃ美味しい。

「フランボワーズ餡といいつつ、ほぼフランボワーズソースじゃないですか!」みたいなのを勝手に想像していたけど、かなり餡子感強め。個人的にはこれくらいしっかり餡子な方が好きかも。

そしてその餡を包むブリオッシュは、バターの風味がしっかり効いててしっとり柔らか~い。

和洋折衷なおしゃれあんぱんだった。
「洋風あんぱん」の名にふさわしいパンだと思います!!!!!


他では見ない組み合わせのパンが多くて面白かった。独り身だと調子乗ってあれこれ買う訳にはいかないのがもどかしい。
他のパンも食べてみたいのでまた行こう~~~~~


余談だが、実は平日にもう一店舗パン屋に行ってみた。
そちらのパンもめちゃくちゃ美味しかったのだが、その店舗は余りにも生活圏内すぎて色々と怖いので伏せることにする。

明太フランスが明太子たっぷりでめちゃくちゃ美味しかった。

きょうのぎもん

とある本を読んでいたら『ホーソン効果』という単語に出くわした。
知らない単語だったので調べた。

ホーソン効果(ホーソンこうか、英: Hawthorne effect)とは、治療を受ける者が信頼する治療者(医師など)に期待されていると感じることで、行動の変化を起すなどして、結果的に病気が良くなる(良くなったように感じる、良くなったと治療者に告げる)現象をいう。

Wilipediaより引用

なるほど。
「他人から期待されると、その期待に応えようと行動が変容し良い結果が得られる」ということですね。


wikiを眺めていると、関連用語として『ピグマリオン効果』という単語が新たに出てきたので調べてみる。

ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。

Wikipediaより引用


パッと見る限り、ほぼ同じ話をしているように感じる。
どちらも「他人からの期待が人の行動に良い影響を与え、良い結果が得られる」という趣旨の話をしていないか?


違いを調べてみる。

ホーソン効果の要因は「注目」、ピグマリオン効果の要因は「期待」です。

American Expressより引用

これらの違いは双方の関係性でありホーソン効果は第3者からの期待、ピグマリオン効果は教師などの目上の人からの期待という所です。

noteより引用

他のサイトもチラチラ見たけど、この二点について述べているものが殆どだった。確かに納得感のある説明だけど、所詮はネットの情報なので真偽は不明である。

恐らくこれらの単語は心理学系の専門用語なのだろうけど、自分は心理学についてマジで何も知らないので、専門の方がいれば聞いてみたい。

『関心領域』プチ感想文(ネタバレ注意)

映画『関心領域』を観てきた。
レイトショーだったけどかなり人がいた。

どうでもいいけど、カップルや友人同士でこの作品を観る勇気と度胸って素晴らしいな、と思った。
自分は帰りがお通夜になるのが怖くて一人で観てしまった。おかげで感想を共有できる人が身近にいない。


以下、ネタバレを含みます!!!!!!!!!!!!要注意で!!!!!!!!!!







マジのガチで「楽しい」「幸せ」みたいなポジティブな気分になれる瞬間が1秒もない映画だった。
寧ろず~っとうっすら嫌な気持ちにさせられた。

目に映る映像の殆どは穏やかで幸せそうな家族の映像である筈なのに、遠くの方から聞こえる音声、時々挟まる不穏な映像、そして何よりもそれらを観ている我々の想像力が、その「幸せそうな家族の映像」を「とんでもなく不気味で恐ろしい映像」として解釈してしまう、というこの状況がキツかった。

どんなに楽しそうな場面でも、スクリーンを隔ててその様子を神の視点から眺めている我々は「なにわろてんねん」としか思えない。
これが"The zone of interest"の差って事なのかい???

これは個人的な考察だし、全然上手く説明できないんだけど、奥さんの母親はあの家に住んでいる家族たちとは"The zone of interest"の範囲が違ったのかな?と思った。あの家の中ではっきりと「塀の向こう側が収容所である」という話を持ち出したのはこの母親だけだったので。
塀の向こう側に関心のある人は、とてもじゃないけどあの家には住めない気がする。だから何も言わずに出て行ったのかな~と思った。


で、ずっと神の視点=他人事の視点だった筈なのに、ラストで急に「彼」が我々の方を向いてきてゾッとした。完全に目が合ってた。呼吸が浅くなった。

個人的にはやはり最後~エンドロールが一番きつかった。エンドロールで思わず目を瞑ってしまった。視界を遮っても何一つ意味ないのに。


以下、特に印象的だったシーンのメモ

序盤の朝のシーン。
収容所の方角からうっすらとオーケストラの演奏が聞こえるのが印象的だった。「あぁ、本当に塀の向こう側は収容所なんだな」とここではっきり印象付けられた。

乗馬する二人と強制労働へ向かわされる囚人たちのシーン。
彼らの視界には明らかに強制労働の現場が映っている筈なのに、「鳥の声が~」とか言ってるのが不気味すぎて本当に嫌な気持ちになった。

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