【KPI】オンデーズ破天荒社長のロジカル説得術
破天荒フェニックスについて
「失敗しない事業計画のツボとコツ」を教える社外経営企画室長の濱口誠一です(中小企業診断士)。本日のテーマは小説「破天荒フェニックス」で有名な眼鏡屋さんオンデーズ。
テレビドラマ化もされた「破天荒フェニックス」ですが、次々に訪れる倒産の危機を必死に乗り越えていき、会社も社長も成長していくドラマティックなストーリーが魅力の本です。ですが、今回はドラマ性の部分ではなく、社長が従業員に売上倍増を説得するシーンに注目しました。
売上倍増のために
売上が倍増すると会社が黒字になる、と聞き、「では売上を倍増させる」と考えます。まあ、普通に考えれば無茶な話ですが、
・現在の全社売上は20億
・1日530万、58店舗あるので、1店舗あたりは9万円
・客単価が1万円なので1日9名くらい。1時間に1名売れていない
・「1時間にもう1本!」ができれば、売上は倍になる
と説明します。こういうと何となくできそうになるのが不思議ですよね。
KPIの本当の効果
このように、KPIというのは人をやる気にさせることができます。
設計者の立場からすれば、「現場の言葉に翻訳すること」が大切です。
KPIをツリー上に分解していって、「これならできるかもしれない」という目標内容と数値を考えると、「KPIが現場を動かす」ことが可能になります。
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