【「さよなら中野サンプラザ音楽祭」レポート】The Curtain fell on "Act 1"
みなさんこんにちは、はまーです。
東京都中野区にある中野サンプラザが、50周年を迎える2023年の7月2日に閉館を迎えることを受け、中野サンプラザに縁のあるアーティストたちが招待された「さよなら中野サンプラザ音楽祭」。
ただのフィナーレでは終わらせない。
未来へのファンファーレを、みんなで奏でよう。
このコンセプトと共に、5月3日から7月2日まで約2か月もの間続いている祭りへ、2023年6月3日の主役として逢田梨香子さんが呼ばれました。
逢田さんは自身初のLIVE TOURとして、『逢田梨香子 1st LIVE TOUR 2020-2021 「Curtain raise」東京公演』で2021年12月17日に初めて中野サンプラザに立ちました。
その後2022年5月1日に、一夜限りの特別なLIVEとして『逢田梨香子 LIVE 「The night before Nostalgic」』で二度目の登壇を果たしました。
そして、三度目。
ほぼ一年ぶりを期間を経て、中野サンプラザの舞台の上に立ちました。
今回は、そんな中野サンプラザで開かれた最高の祭りについて、私の参加した感想と実際に起きた事や逢田さん自身の言葉を、レポートとして纏めようと思います。
今回レポートを書こうと思ったのは、これまで私が上の二つのように中野サンプラザという場所で起きた「逢田梨香子」の物語を文字にして残していたからです。
だからこそ、今回新たに描かれた物語も、文字として残しておきたいな、と思い、いま文字を紡いでいます。
前置きはほどほどに、始めていきましょう。
セットリスト一覧と6月3日
6月3日のことですが、台風二号が近づいており新幹線は名古屋で止まるという非常に大変なことになっていました。
大雨の影響で静岡県の沼津市では冠水も観測され、一日前である6月2日には大手アーティストのLIVEが中止になったりと、LIVEの開催自体が危ぶまれる事態でした。
私自身、「本当にLIVE開催できそうかな…」と前日の金曜日の夜に不安に思っていましたし、その気持ちを少し抱えたまま、当日を迎えました。
でも、そんな憂鬱になってしまいそうな気分や状況を吹き飛ばしてしまうほど、最高の瞬間がそこにはありました。
1. Dream hopper
この日の「中野サンプラザ音楽祭」のスタートを飾るのは、2nd EP「フィクション」より「Dream hopper」。
逢田さんが登壇するより先に、4人の女性の方が先にステージの上に表れて、内心「まさか……!」と思ったら、そのまさか。
「Dream hopper」のMVのように、四人のバックダンサーの方を連れての披露でした。
先のMC1で語られることなのですが、この「バックダンサーありでのDream hopper」は逢田さん自身がよくファンの人から「是非披露して欲しい!」等の声を聞いていたので取り入れた、とのことです。
自分もまさか本当にMV再現が行われるとは思っておらず、一曲目からテンションが最高潮になりました。
文字ベースだと冷静に見えますが、現地では必死に赤いサイリウムをめっちゃ笑顔でぶんぶん振っていました。
アップテンポなこの曲は正しくLIVEの開幕に相応しい一曲だな、と改めて強く思いました。
2. Adolescence
「Dream hopper」から間髪入れずに披露されたのは 3rd EP「ノスタルジー」表題曲の「Adolescence」。
この楽曲は、約1年前の「The night before Nostalgic」で発売前に初披露された楽曲です。
楽曲のイメージとしては、私個人の感覚にはなりますが、過ぎゆく時間とその寂しさを踏まえても前を向くような楽曲だと思っています。
そんな楽曲を、初披露の場所である中野サンプラザで、もう一度歌い上げるという文脈に、LIVE中凄く感心したのを覚えています。
曲中のパフォーマンスで、ひとつ文字として残しておきたいものがあって。
ここの歌詞本当に好きなのですが、「みんなの未来」の所で、こちらを手でなぞる様な振り付けを逢田さんがしていて。
逢田さんにとって「輝き続ける」のは、自身だけではなく私たちもなんだなって。
「そう信じてくれているんだ」と思わせてくれた事がとても嬉しかったです。
MC1
いつものように覚えていることを口語調で書いていこうと思います。正確な復元ではないので、ご容赦ください。
逢田さんの挨拶から始まったMC1。
6月3日の情勢を踏まえて、
と会場に聴いていました。
そして、なんといっても今回のLIVEに関して、
と会場に宣言した時、とても盛り上がったのを覚えています。
苦しい情勢下でのLIVE開催が多かった逢田さんの現場では、基本的にどの公演も声出しは禁止でした。
勿論僕個人としては、それは一種の「コンサート」のようで、逢田さんの表現したい世界観に静かに浸ることが出来たのでそんな経験もかけがえないものです。
そんな日々を越えて、漸く少しずつ日常を取り戻しつつある中、「最後」の中野サンプラザという場所で「最初」の声出しLIVEが行われたこと。
これまでこの場所であった二回のLIVEの遍歴を感じさせて、このMCを聴いたとき凄く感慨深い気分になりました。
なんだか、やっと「始まるんだ」って思いました。
そして話は最初の「Dream hopper」に移ります。
上でも述べましたが、周りのみんなの声を聞いて、MV再現をバックダンサーさんと共に行ってくださったこと。
そして、
とのことでした。
他、声出し現場でよくある、
という、最高に都合のいい逢田さんに笑ってしまいました。
最後にいつも逢田さんが仰って下さる内容のMCがありました。
「好きな色」を振っていい、という内容のMCはどのようなLIVEでも逢田さんが言ってくれることです。
我々にとってはある種当たり前の言葉にはなっていますが、それでもそんな当たり前に、逢田さんの心根にある優しさが詰まっているな、と感じました。
ここから、次の楽曲たちへと移っていきます。
3. 天使の記憶 & 4. シネマ・アンブレラ
3rd EP「ノスタルジー」より、「天使の記憶」は4月9日のAniera City Bash!! vol.2以来の披露、そして「シネマ・アンブレラ」は今回初披露の楽曲となりました。
「天使の記憶」では、逢田さんが可愛すぎて、特に
の「行ったり来たり」で、左右の前を指さしする振り付けが可愛すぎた事だけ覚えています(え?)
「シネマ・アンブレラ」に関しては、まさか披露されるとは思っておらず、イントロの音が聞こえた瞬間、まず感じたのは驚きでした。
そして、気が付くと涙があふれて止まりませんでした。
この楽曲、とても好きな部分がありまして。
それと関連して、この動画のラストを見て欲しいのですが(2:27の短い動画です)
僕が好きな逢田さんの言葉が、ここで言われている
「夢を夢で終わらせない」
という言葉です。
「シネマ・アンブレラ」でも「曖昧な夢なんて 夢と呼びたくない」という歌詞があります。
夢を見る、という事だけで満足するのではなく、具体的に叶えようとする。
そんな逢田さんの生き様とこの歌詞がマッチして、心が震えて泣いたのを今でも覚えています。
自分の話になって申し訳ないのですが、最近辛いことばかりで、日常を生きる事ってこんなに難しいんだと思っていた僕にとって、
「泡沫の悲しみに振り回されないように ひとつでいい大切なものを抱き締めていたいの」という言葉は、何処までも救いになりました。
きっとこれを読んで下さっている貴方にとっても、日々を生きる中で大切にしている「なにか」が、いかに大事なものなのかを改めて思わせてくれる素敵な歌詞だと、僕は勝手に信じています。
それが、逢田さんの存在であれば、もっとステキだな、とも。
「シネマ・アンブレラ」はミラーボールと共に披露されていたことも、ここに記しておきます。
5. Dearly
「ノスタルジー」に収録されていた二曲を披露したのちに来たのは、「Dearly」。
「Curtain raise」という楽曲やLIVEが好きすぎる私にとって、この選曲は嬉しい以上の何物でもありませんでした。
この楽曲、何度聞いても聴くたびに想いがあふれてしまい、どのように文字に書けばいいかわからないぐらい大きな感情を抱えているのですが、特に自分が深く考えたことについて書きたいと思います。
上にも書いたように最近日々の中で葛藤することが多かったのですが、そんな時にそっと逢田さんの楽曲が自分の背中を押すような場面があって。
日々を生きる時にこそ、逢田さんの奏でる音楽は優しく寄り添ってくれるんだな、と強く理解していたから、あの日あの瞬間僕がLIVE会場に行けたのは、逢田さんのお陰だと伝えたかった。
「ありがとう」って凄く単純な言葉ですけど、単純故に真っ直ぐだなってこの曲を聴きながら改めて思いました。
サビは横振りで、特殊アウトロだったことも記しておきます。
映像
「さよなら中野サンプラザ音楽祭」ということで、これまで中野サンプラザという場所で行われたLIVEについての映像が流れました。
憎い演出だなあ、と思ったのは「Curtain raise」ではモノクロ気味の映像で、「The night before Nostalgic」では一転カラフルな映像になった事です。
「Curtain raise」は白と黒の対比が衣装という形や、楽曲という形でも強く意識していたLIVEだと思っていて(例えば「Mirror Mirror」と「Tiered」)、それを象徴するかのように、綺麗な対比構図になっていました。
もう一つ思わず感嘆のため息が漏れたのが、「FUTURE LINE」の「Curtain raise」と「The night before Nostalgic」との比較映像を画面二分割で流したことです。
同じ場所で披露された同じ楽曲だからこそできる表現方法に、逢田さんの歩んできた時間の流れを強く意識しました。
映像の最後には「THANK YOU NAKANO SUNPLAZA」と大きく書かれて締められていました。
6. ハナウタとまわり道
衣装替えして登場した逢田さんの次の一曲は、TVアニメ「スキップとローファー」よりEDテーマ「ハナウタとまわり道」。
サイリウムの色は黄色が多かったのですが、理由としては逢田さんに曲披露後のMCで「なんで黄色なの?」と聞かれていた時に、「ジャケットの色ー!」と答えていたファンが多かったので、恐らく理由はそれだと思われます。
この楽曲、可愛いのはそうなのですが、実際に聴いて感じたのは非常に歌詞が深いな、ということです。
僕の中でこの曲は、一日の終わりに「今日は何気にいい日だった」と明るく振り返る楽曲なのですが、そういった日々の中に潜むちょっとした後悔や不安を乗り越えて明日へ繋げようという、最後には明るく前を向ける、聞いていて元気を貰える曲だなって、LIVEで聴いて強く思いました。
毎日を「守りたい」からこそ、そういった暗いことも明るく乗り越えようって、優しく語り掛けてくれる楽曲だなって思いました。
サビが横振りで、サビラストの「また明日」の部分で手をこちらにぶんぶん振っていたことも記しておきます。
楽曲披露後のMCで印象に残っている言葉がありまして。
過去を超える、とサラッと逢田さんが仰っていますが、どんな時も「挑戦者」であり続けているのは、本当に素晴らしいな、って改めて感じました。
7. Tiered
この言葉から始まったのは、「Curtain raise」で披露された、やなぎなぎさん提供楽曲「Tiered」。
自分の脳裏には、「Curtain raise」での長いトレーンを引き摺る純白の逢田さんの姿が浮かんでいました。
楽曲が終わった後に、
と逢田さんが仰ったとき、「当時」って言えるぐらいの時間を、自分たちと逢田さんは歩んできたのだなって、凄く感慨深くなりました。
MC.2 ~ 10. フィクション
LIVEもいよいよ後半戦、ということで
という最高の煽りから始まったのは、「赤い」楽曲三連続で。
その最初を飾るのは「for…」でした。
個人的に2サビ後の間奏、絶対にコール打ちたいと思っていたので、最高に楽しい瞬間でした。
その後「for…」の熱狂冷めやらぬ中、次に披露されたのは、「Mirror Mirror」。
「Curtain raise」TOURで一曲目に披露され続けた、歪んた世界を表現するこの楽曲に、どこまでも引き込まれていきました。
しかも、その歪みの表現に拍車をかけたのが、一曲目と同様に登場した、ダンサーさん達です。
正しく、逢田さん自身の内面にある世界観の具現化が目の前に起きていました。
そして、ラストは、「The night before Nostalgic」で最初に披露された、「フィクション」。
こちらもバックダンサーさんがポップな裏拍のリズムと共に、逢田さんを引き立てるようなパフォーマンスをしていました。
自然とそうなったのですが、赤い楽曲で続いて、しかも最後2曲は中野サンプラザで行われたLIVE一曲目をそれぞれ持ってくるという。
どこまでも逢田さんの意図を強く感じるセトリ構成だったな、って私は感じました。
Encore 1. ORDINARY LOVE
「フィクション」で締めた後、会場で湧き上がったのは、「りかこコール」。
こっそりと、声出しでアンコールがあるなら、「りーかーこ!」って言うのかなあと勝手に考えていた自分にとって、願っていた瞬間でもありました。
そこから、何も言わずに披露されたのは「ORDINARY LOVE」。
Encoreでの「ORDINARY LOVE」は、私にとってどこまでも「Curtain raise」を彷彿とさせるものであり、当時と何よりも変わったなって思ったのは、凄く自然な笑顔で歌い上げていたことです。
何度も同じことを言っていますが、この中野サンプラザという場所で披露されたからこそ、逢田さんとこの場所、そして我々の時の流れと変化を強く感じました。
少しずつだけど、変わっているんだな、って。
MC.3
話はEncore一曲目である「ORDINARY LOVE」の事から始まりました。
この「ORDINARY LOVE」もそうなのですが、「Mirror Mirror」に「Tiered」、この後に披露された「ステラノヒカリ」など、私にとってこの「さよなら中野サンプラザ音楽祭」というLIVEは多くの瞬間で「Curtain raise」を感じるものでした。
このことに関連して、
と逢田さんが言っていて。
きっと逢田さん自身もこの場所を通して、過ぎてきた時間を強く感じているのかなって思いました。
自身の「Curtain raise」東京のレポートにも書いてありますが、「Mirror Mirror」という楽曲は一曲目ということで、凄く緊張しながら披露した、と当時の逢田さんは言っていました。
その瞬間から約1年半以上経ちますが、その間に当たり前ですが曲も逢田さんも成長したんだなって、思いました。
きっとそれが、この「中野サンプラザ」という場所でLIVEをし続けてきた大きな意味の一つなのではないかと、私は思っています。
そして、とても嬉しい言葉も伝えてくれました。
と、深く綺麗なお辞儀をこちらにしてくださいました。
会場は鳴りやまない拍手で、その気持ちに応えていたのを覚えています。
中野サンプラザに関して、
と、強く断言していた姿は、「Adolescence」の「この先 いくつもの季節がめぐっても永遠の青 胸の奥 輝いてく」のようなフレーズだなって思いました。
時間が過ぎたとしても、変わるものがあったとしても、その中で変わらない大切な想いを持っていれば、その思い出や想いは消えないんだなって。
改めて思いました。
Encore2. ステラノヒカリ
MCの後、逢田さんが「皆で踊りたい楽曲があります!」と伝えて、会場のテンションは最高潮に。
いつものように、振り付け講座が始まったのですが、今日はなんと、プロのバックダンサーさん達がいます。
逢田さんもこの事に言及していて、
と言っていて会場は爆笑していました。
他にも、
と、逢田さんが突っ込んでいたのも最高に面白かったです。
細かいのですが、「ステラノヒカリ」の音源が原曲ではなく、Aメロにキックが入っている恐らく「The night before Nostalgic」の音源だったことが最高に嬉しかったです。
キックが入るだけで、一気に曲の爽快感が増すので、LIVE映えするなあ!って思いました。
Encore.3 ノスタルジックに夏めいて
うろ覚えですが、このような言葉から始まった最後の曲は、初披露である3rd EP「ノスタルジー」での逢田さん作詞曲である、「ノスタルジックに夏めいて」。
サビの2クラップもそうですし、何よりもサウンドが爽快!
LIVE最後は「明るく」とか、「楽しく」終わることを意識している逢田さんらしい、選曲だなって思いました。
そのまま、楽曲終了後、4人のダンサーさんの紹介(Manaさん、Amiさん、Kotokoさん、Kanaさん)と、「Curtain raise」の時からお世話になっているマニピュレーターのゆっこさんの紹介がありました。
相変わらずのガチオタ装備で、思わず笑ってしまったのも思い出です。
五人の方の紹介も終わり、このまま終わると思った「さよなら中野サンプラザ音楽祭」ですが、いきなり逢田さんから
「重大発表があります!」
と言われ、そのまま映像鑑賞へ。
その内容は、2023年8月8日に、Zepp Hanedaで「RIKAKO AIDA Birthday Party 2023 “for YOU!!”」の開催が決まった事と、9月13日に、Mini album 「Act 2」の発売が決定したことです!
このことについて語りたいことが無限にあるのですが、長くなりそうなので手短に。
Birthday Partyのタイトル「for YOU!!」に関して。
普通は誕生日って自分のお祝いだから、これまでのタイトルのように、「to ME」や「Dear ME」といった言葉のほうがタイトルとして自然だと思うのですが、今年のタイトルは「YOU」という、我々を指す言葉が入っています。
この一部分だけで、僕は逢田さんのやさしさと言いますか、誕生日という特別な日に我々も含めてくれることにとても嬉しく思いました。
「Act 2」については、総括の部分で語ります。
そのまま重大発表が終わり、逢田さんが左右と正面の三か所で「ありがとうございましたー!」という挨拶をしたのち、退場しました。
その時の言葉は
だったことを、形として残しておきます。
こちらこそ、ありがとうございました。
退場後、暗くなった会場で流れだしたのは、初公開であった「ハナウタとまわり道」のMV。
百聞は一見に如かずなので、ここでは詳しく語りません。
是非、見てください。
MV後、会場に流れていたのは、2nd EP「フィクション」より、「花筵」でした。
以上、「さよなら中野サンプラザ音楽祭」レポートでした。
総括と感想
この「さよなら中野サンプラザ音楽祭」というLIVE。
始まる前には、どのような意味を持つものなのか、正直理解していませんでした。
でも、LIVEに参加して分かったことがあります。
このLIVEは一言で言うなら、逢田さんと中野サンプラザという場所が紡いできた物語を再確認して未来へ繋げていくもの、だと思いました。
LIVE中強く感じたのが、「Curtain raise」を意識したセットリストだな、ということです。Encoreの「ORDINARY LOVE」だったり、「Mirror Mirror」や「Tiered」であったり。
そういった過去のLIVEを踏まえて、未来へ繋げようという、「ハナウタとまわり道」で歌っているような事を逢田さんは伝えたかったんじゃないのかな、って思いました。
そして、「Act 2」が発表されたことにより、私の中でひとつの確信が生まれました。
「Curtain raise」という幕開けから始まった「フィクション」、「ノスタルジー」という楽曲、そして「The night before Nostalgic」や今回のLIVEといった、全てが逢田梨香子の第一幕、「Act 1」だったんだなって。
そんな「Act 1」は中野サンプラザという場所で幕をあげ、幕を下ろしたのだと。
逢田さんのなかで、「Act 1」はやり遂げたのだと。
強く確信しました。
終わりに ~今後の展望~
8月8日にBirthday Partyが今年も開催され、次の楽曲の発売がもう決まっている逢田さんの活躍は、留まることを知らず、これからもどんどんと広がっていくでしょう。
LIVE中に逢田さんが仰っていたように、現状維持ではなく、常に「過去以上」を目指している「挑戦者」としての逢田さんの生き様に、いつも大切なことを気づかされます。
だからこそ、自分も頑張らなきゃなって思わせてくれるのが、私の自慢であり、誇りである、逢田梨香子さんです。
一番上のツイートで逢田さんが書いていましたが、「ありがとうをありがとう」という風に、こちら側の「ありがとう」という感謝の気持ちを受け取ってくださること、本当にうれしく思います。
だからこそ、これからももっともっと、沢山の「ありがとう」と「大好き!」を僕の周りのみんなと一緒に、逢田さんへ届け続けたいと思います。
今回のレポート、なるべく「はまー」という自我を出しすぎないように書いたのですが、読みやすかったでしょうか?
「レポート」という、行けなかった人にも届くはずの言葉達なので、細心の注意を払って言葉を紡いできました。
この一万字が、いつの日かの読んで下さっているあなたに、寄り添ってくれることを、僕は願っています。
信頼する仲間たちの、想いの結晶を載せて、レポートを締めたいと思います。
読んで下さり、ありがとうございました。
消えない思い出を、ありがとう
以下、これまでとは違い、「はまー」の自我を曝け出した心の叫びと葛藤を紡いでいきたいと思います。
レポートの内容は上記で終了なので、ここまで読んで下さった方は、これ以上読む必要は正直ないのですが、忘れたくないのでここに残しておきたいと思います。
いつから、心が捻くれたのだろう。
きっと、With Us vol.2に落ちたときからだと思う。
浪人期の悲願であった、一番のトラウマであるイベントに、自分だけが落選しており、きっと自分に行く資格がないと確信した時だろうか。
それでも、親友の結婚祝いの為に現地に向かったが、感じたのはとてつもない疎外感と罪悪感と、何よりも情けなさだった。
大学四年次になり、勉強や部活がさらに大変になり、毎週の試験に追われる生活。
四月になったら逢田さん関連の企画も始めようと活きこんでいたのに、気が付いたらどのイベントも行けないまま5月になってしまっていた。
LIVEも朗読劇も、ラジオも生放送も。
自分に余裕が無いと受け取れないのだと、初めて知った。
そんな中、どんどん自分は「嫌な」自分になっていき、最後には仲が良かった人たちに、嫉妬してしまった。
なんで自分はそこにいないんだろう、って。
俺が大切に思っていた場所や空間は、きっと俺が居なくても回っていくのだろうって。
そんな疎外感がどこまでも自分を苦しめた。
5thの伊波さんの言葉を本当の意味で理解したのはこの瞬間だった。
これまでAqoursの好きや逢田さんへの好きは変わらず、常に心の情熱が滾っていたが、自分に余裕がなくなった瞬間「本当に好きなのか」どうか、分からなくなってしまった。
好きなものを好きで居続けるのって、こんなにも難しいんだと、理解した。
逢田さんを応援するのが、「はまー」という個人である必要性を感じなくなった。
「もう俺じゃなくて、他の人でいいんじゃないか」って。
だって、俺よりみんなのほうが本気に、俺は見えるのだから。
もう苦しくなって、きっと追いかけないほうがいいんだ、と思って。
信用している友人を仕事終わりに呼び出して、泣きながら全部ぶつけた。
「もう、無理だ」って。
そういったら、こいつが変なことを言い出した。
「はまーが羨ましいよ。泣くぐらい、逢田さんに本気なんだな」って。
言われて気づいた。
自分、諦めきれないんだなって。
かけてきた時間や周りの友人関係もあるけど、それ以上に自分にとって2017年2月26日に受けた衝撃は、何処までも人生の根幹にあって。
忙しいとか、疎外感とか、そういったものを抱えてでも、諦められないんだなって。
諦めきれないくらい、好きで、大切で。
人生を賭けてもいいと思えるほどの輝きなんだって。
そいつがまた変なことを言った。
「はまーがいなくてもはまーの話をしてるよ」って。
「はまーがいなきゃ、何も始まらないよ」って。
この言葉が正しいか間違いなのか、自分にはわからない。
分からないけど、行かなくちゃわからないんだと、わかった。
最後の最後まで「さよなら中野サンプラザ音楽祭」に行くことを葛藤していた。
でも、目標であった試験の全合格を達成したので、会場に向かった。
当日はLIVE本番より、何時もの仲がいいメンツに会うことが一番怖かった。
ひねくれてフラスタに参加しなかった罪悪感や、勝手に嫉妬した自分の浅ましさが嫌すぎて、そんな姿見せたくなくて。
当日会いに行ったら、理屈なんかより感情が動いて思わず泣いてしまって。
情けなくてごめんとか、リーダーとか言っててごめんとか。
色々な想いが浮かんでは消えて。
それでも、わかったことがあって。
会えてうれしいなって、素直に思えた事が、きっとすべてなんだと思った。
出逢いって、大切にしていかなくちゃなって。
感情で理解した。
これまで逢田さんを追いかけてきた7年間か8年間。
様々な葛藤や楽しい思い出と過ごしてきたが、そのすべてに意味があると、信じることにした。
きっと、今こんなにも辛いことにも意味があるのだと、勝手に決めつけることにした。
僕の信頼する皆が、僕の還ってくる場所を残しておいてくれるって、信じているから、今は自分に向き合おうと思います。
逢田さんと、いつも追いかけている仲間へ。
消えない思い出を、ありがとう。
2023/06/13 21:39
一生逢田梨香子推しのはまーより
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