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隣の芝生は青くはなかった
もっとすごいものだと思ってた。
ガイドブックに載ってたり、誰もが知ってるような場所ばっか立ち寄って。クラブにも行っていないしブロードウェイも観てない。
英語も上手くないから実はほんの一部しか見ていなくて、まだ何も知らないだけかもしれない。
けれどこんなもんかって思った。
もっと刺激のある場所だと思ってた。
もっと影響されるものがあると思ってた。
日本のほうがよっぽど環境整ってるって思う。
しかもニューヨークはどこに行っても観光客ばかりで東京と大差なくて、みんな同じように同じ場所で同じアングルでインスタとかスナチャに投稿する写真撮ってて、面白味がない。
物価は日本より高いけど。
まぁ同じ構造してる人間だから考えることとか作るものも同じなのかなぁって思ったり。
顔とか色とか生きる環境が違うだけで全然同じなんだなぁって。身長とかもみんな大きいと思ってたらそうでもないし。
DCI見た時も思った。同じ人間なんだって。
画面の世界の遠い場所にいる人たちじゃないんだって。
届かせようと思ったら届く人たちなんだって。
自分の知らない世界って羨ましかったり期待したりで大きく見えるけど、知ってしまったらとても小さく見える。
隣の芝生が青くて羨ましいから試しに隣の芝生を実際もらったら実は自分の芝生と同じだったみたいな。
実際自分のやることってなんでもそうだと思う。
自分にも全然できるのに関係ない世界だと割り切って一歩踏み出せなくて躊躇してる。
結構あると思う。
自分が気がついていることもないことも。
意識するかしないか。やるかやらないか。それだけ。
アメリカって遠いようで近くて、近いようで遠い。
アメリカ来てよかったかって言われても正直わからない。
けれど、ちゃんとやれば届く場所って今回わかった。
なら、やってみようと思う。
もう一度行ってみようと思う。
隣と同じ芝生なら、もっといい芝生で見せつけてやろうって話。
そんな感じ。
あ、今回確実に得たひとつだけ確かな事はtwitterとかFacebookやらなんやらでごちゃごちゃ1人が言ってたりみんなで叩いたりすることって、すごく世界にとったら小さくてどうでもいいことなんだなって。それだけ。
お金節約しなきゃね。
ではでは。
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