儚い夢と確かな明日
すっかり忘れてたでしょ?…と言うか何書けばいいか分からなくて笑。
でも今は自分の気持ちを整理するためにも、言葉足らずだったり、相変わらず文章下手だけど、書かずにはいられなくて。
27日、まだ日付が変わって2時間経つかたたないか、中学の時から気の知れた友達といつものようにくだらない、お酒のおかげでベラベラ出てくる下世話な話しをして、「今年はどうしたもんかねぇ」なんて、帰り道に咲いてる用水沿いの桜の写真撮ってフワフワした気持ちの良い気分の時に終わった。
それも全部
同じコーに行く人からのLINEとそれを裏付けるコーからのメール。急に騒ぎ出すMessenger.全部が物語ってた。
DCI 2020シーズンキャンセル
やっぱりかって言う気持ち半分、マジかって言う気持ち半分。聞いた直後は酔ってたし冗談でしょ笑ぐらいの勢いで、そもそも2日前くらいに知り合いからキャンセルになるってとは聞いてたけど、そんなことないって、まさかDCIがなくなるってそんなことはないって思って話半分に聞いてた。でも、そんな冗談なんて事はなかった。
家に帰って誰かと話したくて柄にもなくインスタのストーリーに「起きてる人〜」なんて投稿して同じくDCIに行く友達とDMして2人でどうする?って笑
全然笑えないけど。
そもそも
DCIに行きたい
そんな一心で始めたこのnote。
色々感じたのに感じたことが儚く散った
今までが意味のないことだとは思わないけど意味のないことになってしまった
自分の身体で熱狂を感じ、画面の中だけの遠いと思っていた存在が自分でも挑戦出来るかもと、一気に近くなった去年の夏。
そこから自分のために必死に練習して、プランを立てて、渡航のために寝る時間削ってまでバイトして、いざオーディション受けに行ってオーディションで楽器吹くのってこんな楽しいんだって。身体の使い方ってこうすれば綺麗に見えるんだ!こう吹けばいい音なるんだ!ってたった3日なのに沢山学べることがあって、今年の夏ここでマーチしたいってすごい思わせてくれた。
その気持ちが滲み出てたのか英語ダメダメだけどビジュアルめっちゃええね!今年の夏一緒にマーチしよや!って憧れのコーからコントラクトも貰えた。
コントラクトを報告したら沢山の人がお祝いしてくれた。
夢に近づいた。なんなら夢に踏み込むことまで出来た。
そう思っていたけど。
全部幻影だった
急に消えた、それこそシャボン玉みたいにパチンって。
喜びは悲しみに変わった。
自分は当事者じゃないって、こんなに大騒ぎすることないって思ってた。
受かった時は何もこんなことになると思っていなかった。
憧れのコーに受かった人。
今年エイジアウトで覚悟を決めて挑戦し、夢を掴み取った人。
去年散々な結果で今年こそって意気込む人
自分だけじゃない、沢山の想いが全部、全部
無駄になった。
想いだけじゃない。
着て貰えるはずだった衣装も
沢山の人の心をを動かすはずだった曲もドリルも
何もわからず終わった。
誰にも触れることなく。
誰かが言っていた
「一番悲しく恐ろしいのは、誰からも存在を触れられなくなったとき、忘れられたときだ」って。
この言葉は人に対してだけじゃない。
21年の各団体のshowがどうなるかわからないけれど、この出来事を自分の中でしっかり覚えておこうと思う、というかそうしなければ、そうすれば時代から消えることはない。大袈裟かもしれないけれど、自分の中では大切な夢の一つだったから。DCIの歴史の証人として、来年の糧として忘れちゃいけない。
そしてDCIに限ったことじゃないし、これは一人だけの問題じゃない
今回の事は誰も悪くないけれど
地球上の誰もが当事者になりえない戦いになった
一種のある意味戦争と言ってもいいくらいのものになった
だから悔しいけれど、沢山の想いが溢れてやるせないけど
しんどいけど今は辛抱して戦わなきゃいけない。
正直何していいかわからないし、何もする気力が起きないけれど、自分のできることをちゃんと考えて戦わなきゃいけない。
自分の夢のため、いろんな人の想いのために。
まずは明日、明後日、そうやって毎日を生きる
そう21年は暑苦しい夏を過ごし絶対あのフィールドに立って笑うために。みんなで笑ってやる。
絶対に。