陰謀論

なくなるわけがない。
なくならないわけがわからない。
それがデフォルト。

自分自身を知れ。

言葉としては人口に膾炙だけれども。

膾炙されたからといって人間のデフォルト値が変わるわけではない。
膾炙されることによって、多少なりとも値に変化はあるかもしれない。

私たちの日々の営みってそういうものなのでは???

多くを期待し過ぎると悲劇に終わるというのも散々歴史が実証している。

そこに善悪の境目はない。

分かりもしないのに善に向かうとついつい猪突猛進してしまう。

絶対善を追求する気があるというなら、
まあその「善についつい猛進(盲信?)してしまう」というデフォルト値を、究極まで賞賛できるようでなければなるまい。

人間のデフォルト値を非難したり小ばかにしたりすることが、どれほど醜悪であるか。
思い知るためには
当たり前のことだけれども
まずデフォルト値を知らねば。

「デフォルト値」とは、ちょろちょろっと議論したところで突破なんてまず出来ない範囲のおはなし。

人間たるもののそのまんまの姿。

ほじくってみれば(いや。それほどほじくらなくても)至る所に善は宿っている。

今。ドストエフスキーのIdiotを読んでいる。

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