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人に頼るのが上手な人は知っている!?頼み方の3つのポイント

個人的に、社会人になってから格段に増えたなと思うことの1つが「人に頼ること」です。

仕事の相談はもとより、自分のキャリアに関する相談など、誰かの支え無くして出来ることなど本当に限られていると感じます。そんな、仕事をする上では欠かせない頼みごとですが、これがなかなか難しい……そんなふうに感じてはいませんか?

そこで、今回は頼み方の話です。

おそらく、みなさんの周りにも人に頼るのが上手い人と下手な人っていますよね。周囲の人にどんどん頼って前に進んでいく人もいれば、頼ること自体を躊躇ってしまい、中々自分の枠から抜けられない人もいます。

どんな頼み方をすれば協力してもらいやすくなるのか、協力してもらった後に何をすれば相手に気持ちよくなってもらえるか。

上手な頼み方について考えていきます。


助けてもらうのが上手い人

みなさんにとって「大切な人」を何人か思い浮かべてみてください。

その人は、自分をいろいろと助けてくれる人でしょうか? それとも、いろいろと「助けてあげたい」と思う人でしょうか?

おそらく後者ではないかと思われます。力になりたいと思える隙があって、実際力になれることがある相手を僕らは好きになりやすいようです。

人は誰かに何かをやってあげることで、「自分は必要とされている」と感じられる生き物。誰かに必要とされることは大切な喜びの1つなんですね。

頼みごとが上手い人というのは、周りの人に「助けたい」と思わせるのが上手く、しかも助けてもらうことで周りを幸せな気持ちにできる人なのです。


お願いされたとき承諾しにくいのはどんな場合か?

自分が何かを頼まれたときのことを思い返してみましょう。

どんな場合には承諾しやすく、どんな場合には引き受けにくかったでしょうか?

別に協力したくないわけではないのにはぐらかしたり、断ったりした場面を思い返してみてください。

たとえば「別に私じゃなくてもいいんじゃないか」と思う場合には引き受けにくかったのではないでしょうか?

自分に何ができるのか疑問な頼まれごとや自分以外に何人か適当な人が思い当たるようなお願いをされた場合です。

ということは、引き受けやすいお願いはその逆。

僕らは、人に「私がやらなくては」という使命感を抱かされるようなお願いをされた時に「助けたい」と思い協力するのです。


人が使命感を感じる3つのポイントでお願いする

人に何か頼む時には3つのツボというのがあって、僕は「人が使命感を感じる3つのポイント」と呼んでいます。相手に使命感を感じさせるようなお願いができれば、引き受けてもらえる可能性は格段に上がります。

3つのポイントを見ていきましょう。

【人が使命感を感じる3つのポイント】
①困っている人がいる
②できることがある
③できるのは自分しかいないと思える

この3つが揃うと、頼まれた相手は「私がやらなければ誰がやるんだ」という気になります。明確にその人である必要性を示し、納得してもらうということですね。

具体的なお願いの形で示してみます。

「①僕、今こんなこと(具体的なこと)で困っているんです。②それでこういうことができる人を探していまして③自分の知り合いの中だと〇〇さんからなら一番こういうことを勉強させていただけるのではないかと思っています。もしよろしければ、お時間いただけないでしょうか?」

こんなふうに頼まれたら、嫌な気はしないと思います。人は、他でもない自分が誰かのためになれることが嬉しい生き物なのです。


お願いするのが申し訳なく感じる人の考え方

ここまでの話はわかるもののやっぱり「やってもらう側の人」になることに対する抵抗感があるという方がいらっしゃるかもしれません。

人に頼み事をするのが苦手という人は意外と多いものです。特に責任感の強い人、優しい人は「頼むなんて悪いな」「断られたらどうしよう」と思い、ためらってしまう様子。

人になにか頼むのに抵抗のある方は、誰かに何かをお願いをするという行為は自分だけが得をし相手に損をさせるものだと思っている可能性が高いです。

実際そうなんだから仕方ない、そう思いますか?

では、今までの人生で自分が誰かに何かお願いされたり頼られたりした経験を思い出してみてください。お願いされたその瞬間に「損をした」と思いましたか?

多くの場合そうではないでしょう。お願いされること自体には得も損もありません。頼られること自体が嬉しい場合も多いでしょう。上手にお願いするのは相手のためにもなるのです。

では、なにが協力した相手にとって「力になれてよかった」と感じるか「二度と助けたくない」と感じるかを分けることになるのでしょうか?

ポイントは助けてあげた後の相手のリアクションです。


助けてよかったと思ってもらえるリアクション

いつも人の手を借りていながら、周りから愛されている人っていますよね。その人たちは、人に助けてもらった後のリアクションが上手いのです。

「あのとき話を聞かせてもらったおかげで助かりました」とか「〇〇さんの助言を受けて仕事をしてみたらこんな嬉しい変化がありました。感謝しています」と以前協力した相手に言われた時、損したな、とは思いませんよね。むしろ嬉しくなるはずです。

助けてもらった後の行動で、相手を幸せにすることができるのです。助けてよかったと思わせるのは、助けてくれた相手への一番のお返しとさえ言えるかもしれません。他ならぬ自分が必要とされているのを感じるのは嬉しいことだからです。

助けてもらった後のリアクションで押さえておくべきポイントをレベル別で紹介します。

レベル1 直後の感謝 
「今日はお話を聞かせていただきありがとうございました。すごく勉強になりました」
これはマナーとしてみなさんやっているかと思われます。

レベル2 具体的にどこが勉強になったのか、印象に残ったのか伝える
「こういう所が勉強になりました」「〇〇さんのこういう姿勢が私の中では大きな気づきとなって、自分も頑張らなくちゃと思いました」
具体的に相手のどんな言葉が自分に力になったのかを伝えられると良いです。

レベル3 後日談の報告
「この間〇〇さんにお話聞かせていただいたおかげで、後日あの件はこういう進展を迎えました。あの時の〇〇さんがいてくれなければここまで進むことは困難なことでした。本当に感謝しています」
自分がしたアドバイスがどこかで何かを動かす力になっていたと感じるのは誰にとっても喜ばしいことです。

レベル3までを押さえることができれば、あなたは人に何か頼むことで人を幸せにする手助けができる人になれるでしょう。



ざっくりまとめ

頼むのが上手な人は、人の力を借りながら人を喜ばせることができる。上手な頼み方は身につけることのできるスキルである。

【人に使命感を持たせる3つのポイント】
①困っている人がいる
②できることがある
③できるのは自分しかいないと思える

【助けてもらった後のリアクション レベル別】
Lv1 直後の感謝
Lv2 具体的にどこが勉強になったか、印象に残ったか伝える
Lv3 後日談の報告



ライター紹介

このnoteは、浜岡範光さんが口頭で語った内容を大学生ライターのりょーやが編集し書き起こししてお届けしていきます。

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読者のみなさんからの質問等にはもちろん浜岡さんがお答えします。


こちらの連載は、作家の卵で、今は大学生をやりながらライターをしているりょーやを応援するというプロジェクトでもあります。 みなさまからいただいたサポートは、彼が夢を叶えるために全額投資させて頂きます。 応援よろしくお願いします。