見出し画像

【横浜DeNA】三上朋也・平田真吾・田中健二朗、復活したベテランリリーフの重要な役目

今回はチームの生え抜きで最年長投手の三上・平田・田中健についての記事です。

三上・平田は2人共2013年ドラフトで指名された社会人出身の右腕で、今季はプロ9年目を迎えます。
田中健は2007年ドラフトで指名された高卒右腕で、今季はプロ15年目を迎えます。
3人共、年齢は32歳でチーム内では最年長投手です。

抑えやセットアッパーを経験した三上

三上は入団当初から抑えやセットアッパーを任されていて、年間60試合近い登板を何度も経験していました。
最速154kmの直球で投球フォームが上からも横からも投げれるという、千手観音投法と言われる特徴的な投球フォームで、打者を幻惑してしっかりと抑え込んでいました。

特に右打者に対して抑える力があり、対右のワンポイントでの起用が多いです。
ですが近年はその数が減少していて、一昨年時点ではやや厳しい立場になりつつありました。
しかし、昨年1軍で再起して40試合以上に登板し、再度リリーフ右腕としての活路を見出しています。

プロ7年目で自身最多登板を果たした平田

平田は社会人出身でドラフト2位指名ということもあり、即戦力として期待されていましたが、プロ入り後もなかなか1軍に定着できずにいました。
プロ6年目の2019年では8試合の登板に留まり、立場的に厳しい状態になりましたが、7年目の2020年に再起し、1軍で43試合とキャリアハイの登板数を更新します。
やや被安打や与四球が多くても、失点に繋がりにくくロングリリーフで安定しているという点で、1軍でも使いどころがある立場となりました。
2021年も38試合に登板し、レギュラーとは言えないまでも1軍で役割のあるリリーフとなっています。

困難を乗り越えて左のリリーフを掴んだ田中健

田中健は高卒ドラ1でしたが、1年目から怪我に悩まされてなかなか1軍に定着できない日々が続きました。
リリーフとして活路を見出してきたのはプロ8年目の2015年で、2016年には1軍で61試合に登板、2017年にも60試合に登板するなど、かなり遅咲きですが開花できました。
その後2019年に左肘のトミージョン手術を受け、育成落ちを経験。
しかし2021年9月12日に1軍へ復帰登板を果たしました。実に1092日ぶりの登板で、復活した姿をファンに見せることができました。

今季は左右リリーフのキーマン

ここから先は

1,025字
この記事のみ 残り5/5 ¥ 160
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

良かったらサポートお願いします!更なる野球分析と優良記事作成に活用させていただきます。