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【プロ野球】2023年セ・リーグ順位予想

2023年シーズン開幕まで1週間を切りました。
現時点で今年のセ・リーグの順位予想をしてみました。

昨年の振り返り

昨年はヤクルトがリーグ優勝し、2021年に続いて2連覇を成し遂げました。
2位のDeNAとは8ゲーム差をつけての優勝で、セ・リーグの中でも突出した実力で優勝したことが分かります。
ただ、リーグ全体で見ると2021年は首位~最下位まで20ゲーム差だったのに対して、2022年は15ゲーム差で全体の実力差は縮まってきています。
ヤクルトが1球団突出している以外は、そこまで実力差が無くなってきていて、そのヤクルトにしても村上の活躍が非常に大きく、チームの成績は村上の状態に大きく左右されることになるでしょう。

全体の分析

今年のセ・リーグはまず2つのグループに分けられます。
1つは主力が定着していて優勝争いに絡めるAクラスチームで、もう1つが戦力の過渡期で新しい選手の台頭が必要なBクラスチームです。
これを以下のように分けました。

Aクラス:ヤクルト・DeNA・阪神
Bクラス:巨人・広島・中日

Aクラス予想チーム

ヤクルト

ヤクルトは2連覇した実績があり、主力の戦力が整っています。
先発は昨季だと小川・サイスニード・原・高梨・高橋奎らが結果を残しましたが、ここに新たに吉村・ピーターズらが加わって先発の層を厚くしています。若手の小澤もオープン戦で好調ですし、20代の投手の台頭が見込めて大崩れしにくい先発陣です。
リリーフも昨季活躍した木澤・清水・石山・田口らが健在で、皆20代で若く充実した陣容です。

打線は絶対的主砲の村上や、同じWBCに出場していた山田・中村悠らがいますし、若手で長岡・内山・濱田らも台頭が見込めます。外国人選手のオスナ・サンタナなども本塁打を量産できますし、走攻守それぞれで代表的な選手が揃っていて、安定した戦いが期待できるでしょう。

唯一の不安要素として、昨季抑えのマクガフが今年はいないことですが、新外国人のケラを獲得しましたし、リリーフ自体は充実してるので抑えを任せられる投手は多いです。
今季も優勝する可能性は十分あるでしょう。

DeNA

DeNAは昨季2位に躍進し、一時期はヤクルトに迫る勢いでホーム17連勝という球団記録を達成しました。
この原動力となったのは投打の活躍が大きく、投手は今永・大貫・濵口・石田らが安定した投球で結果を残しつつ、伊勢・エスコバー・入江・山﨑ら主力リリーフに繋ぐという盤石の勝ちパターンを形成していました。

打線では佐野・牧・宮﨑・ソトの破壊力ある主軸の存在が大きく、他の選手で繋いで彼らに点を取ってもらうという得点パターンができていました。
桑原が打撃不調でしたが守備走塁での貢献が大きく、楠本・蝦名・大田・関根ら外野がそれぞれいい仕事をしましたし、捕手では嶺井・戸柱・伊藤光の併用で3人とも良い状態で使い分けることができました。

宮﨑・ソトは今年34歳で彼らの年齢による衰えが心配ですが、2人とも実績がある選手なので急に成績を落とすことは無いでしょうし、新戦力として守備が良い京田や林が加わったことで、守備力が大きく強化されるでしょう。
期待の若手では森や小園がいますし、彼らの台頭があれば更に戦力アップが期待できます。
そして3月中盤にバウアー獲得という驚くべき補強もありましたし、現状の戦力なら十分優勝を狙えるでしょう。

阪神

阪神は2021年2位、2022年3位でAクラスをキープしていますが、昨季は投手陣の活躍が光りました。
チーム防御率リーグトップ、先発・リリーフともにダントツで安定していました。
先発投手陣は青柳・西勇・伊藤将らが今季も引き続き期待でき、そこに大竹・秋山・西純・才木らが春季キャンプ・オープン戦で活躍しています。
この他にも桐敷・岩貞・村上・ケラーなども開幕ローテを争っていましたし、昨年の主力・若手・外国人など様々な投手がアピールしている層が厚い先発陣になっています。

リリーフ陣はより鉄壁感が増してます。WBCで活躍した湯浅を筆頭に、岩崎・浜地の3人は防御率1点台で磐石。石井・富田・加治屋はオープン戦で絶好調で、抑えには昨季後半は安定していたK.ケラーがいます。
全員勝ちパターンで投げれるような層の厚さで、今季もリーグトップクラスのリリーフ陣になるでしょう。

打線の方は昨季だとやや得点力不足でしたが、今季はオープン戦からドラフト1位の森下がチームトップの打率と本塁打で活躍しています。
また昨年オフにトレードで獲得した渡邉諒も結果を残していて、彼らが活躍すれば大山・佐藤輝と並んで強力な主軸になるでしょう。
他にも内野はWBCで活躍した中野も戻ってきますし、捕手は梅野、センターは近本で定着してセンターラインも安定してます。

懸念としては層の薄さと外国人選手です。レギュラー陣に離脱者が出ると途端に攻守で大きく戦力ダウンするので、綱渡りのような状態です。
外国人選手もミエセスやノイジーを獲得しましたが、レギュラーに定着できるか未知数です。
優勝を狙えるかは、打撃と守備力次第になってくるでしょう。

Bクラス予想チーム

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