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好きが好きを連れてくる

読書量は減ったけれども、私はとても読書が好きだ。
小学生のころから図書館が友達のような子供で、とくに江戸川乱歩の小林少年シリーズは片っ端から読み漁ったことをよく覚えている。

いまいちばん好きな作家は誰かと問われれば、村上春樹と答えるだろう。
ここ10年は読んだり読まなかったりで、ハルキストと呼ばれてる方々には及ばないかもしれないが、とにかく好きな作家であることは間違いないのだ。

私と村上春樹作品との出会いは「ねじまき鳥クロニクル」。
18歳くらいだったと思う。
どうして好きになったかと言うと、当時デビューしたばっかりのポルノグラフィティがきっかけだ。
彼らのデビュー曲「アポロ」は衝撃的だった。
ビジュアル・歌唱力・歌詞、とにかく一目でファンになったことを忘れないし忘れたくない。
彼らが載ってる雑誌は買ったし、すぐにライブにも行った。
いまだによく覚えているが、渋谷ON-AIR WESTで見たライブだった。
とりこになると彼らが聴いてきた音楽とか作家とかルーツを知りたくなるのがファン心。(それはいまの私も変わっていない)
ラジオ番組もMDに録音しておいて、メモを取りながら聴いていた。
そんなふうに情報を集めているうちに、ギタリストの新藤晴一さんの好きな作家が村上春樹と知った。

あ、そういえば母の本棚に並んでいたな、と思い出し、読み始めたのが彼の作品にハマるきっかけだ。

いまだに好きになるアーティストやコンテンツなどが横で繋がることがたびたびある。

好きが好きを運んでくる瞬間。
私は「やっぱり、ね」と安心感を抱く。

いまハマって観ている「マクロス7」。
きっかけはnoteにも書いたが、好きな声優である伊東健人さんが刺さったアニメだったから見始めた。
しかし紐を解いていくと、マクロス7は自分の好きなモノが詰め込まれたいた。原作・脚本・キャラクターデザインがガンダムシリーズで私が好きな作品に関わっている方たちで。
もはや熱気バサラはガンダムWのキャラたちの前身ではないかと思い始めている。(タンクトップはヒイロ・口調はデュオ・髪型はトロワ・能力??はカトル・信念の貫き加減は五飛)

そしてなんとなく私が考えている声に含まれるHzが人に作用するのではないか説を作品として表現しているのではないだろうか……。
あぁ、いままでこの作品に出会わなかったことが悔やまれるが、いま出会えてほんとうによかった。

たぶんH/R好きは好きだろうし、ヒーリングミュージックの効能を感じている人にも刺さる気がしている。
こういう目に見えない人間がもっているかもしれない能力的な話が好きなのかもしれない。

またここから、なにか「好き」が繋がってゆくだろう。
そう思うと、世界はまだまだ知らないことばかりだ。

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