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ひとり時間は、自分と会話する(240618)

今日は用事があったため、仕事は休み。
土砂降りのなか、予定を済ませて帰宅。
帰り際に、昨夜登録しておいたネットプリントを打ち出した。

折本の試作。
打ち出しを手直しして、8月のぺらふぇすに参加したい!
折り方が汚いけれど、ちゃんと本になってると思いませんか?!

今回は20字×2行をひとかたまりとして小説にした。
YouTube動画の朗読系と同じ感じ。
テンポよく読ませるイメージで書きましたよ~。
正式に出来上がったら、またnoteで紹介したいと思います。


お昼ごはんを食べながら「北欧、暮らしの道具店」のYouTube動画を見た。今回更新されていたのは「1時間あったら、なにをする?」だ。

このなかで紹介されていた吉本ばななさんの本、【「違うこと」をしないこと】が非常に読みたくなってしまったのだ。
日々選択を迫られるなか、自分の本心と違うことをすると身体のあちこちに不調がでるとか……。
あーたしかに、と思った。
いま読んでいる本が終わったら、読もう。

chigayaというパン屋さんを営んでいる仲山ちがやさん。
この動画のなかで語られていたあるフレーズに全力で共感した。
ひとりの時間を過ごしてしてみて、というチャプチャーのなかで
こう語っていた。

『周りに誰かいたときの方が寂しくなったりすることもあるので
 むしろ愛するものの対象が大きくなればなるほど
 失いたくない悲しみもどんどん増えていって
 いつかそれはやってくるじゃないですか、別れのときが(中略)
 孤独・寂しい・不安は自分の中にあるので(人で解決できない)──』

「北欧、暮らしの道具店」のYouTube動画より

だからパンをこねたり、お茶を淹れているとき、自分と向き合って「こうしたかったんだー」とか気づく気持ちもあると言っていた。

人は最終的には、ひとりだ。
という考えは、浜野が書く小説の根底にあるテーマであって、主人公たちはそれとどうやって向き合ってゆくかというのを恋愛を通じて書いている。

この方はひとりでいることを恐れず、自分と向き合いながら生きていくことを選んでいるようだ。

自分も若い頃はこの考えだった気がしている。
先日、noteにアップした「雨時々晴」という小説も若い時に書いたラストは誰かと一緒に過ごすことの責任を取れなかった主人公が、彼女が離れてゆき、傷つくという結末だった。

これだと、ちょっとモヤっとするよね。

そこから自分も成長して、数々?の恋愛もあったり、結婚をしたりして、誰かと過ごす日々という時間で考えも深まった。
人生のラストは一瞬であって、それまでの過程のほうが長い。
もちろんひとりで向き合う時間も大切だけれど、誰かと過ごす時間もきっと豊かなのではないのだろうか、という気持ちも生まれたわけだ。

で、今回大幅リライトして、ラストをチェンジ。

BL小説でも、偏愛音感シリーズは好きすぎて死んで離れ離れになるのが怖いみたいな感じに仕上がってますね。そこからの執着心といった感じ。
人はなにかに執着することで生きていられるというか……。
孤独を救うのは、なにかにすがる執着心かもしれない。


浜野倉庫の本は架空ストアさんにて。







最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。