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現実の景色、安堵の瞬間

GWにどこか遠くへ出かける日常が帰ってきた。
去年から夫が始めた趣味、キャンプ。
まんまと私も組み込まれていった。

朝、3時すぎに起きて準備。
4時に東京を出発。
渋滞に巻き込まれることなく富士吉田へ着いた。
IBSとHSPを抱える私には遠出はなかなか過酷で、トイレやら慣れない環境にソワソワ。
前日の寝不足もあり、食材を調達するスーパーマーケットの駐車場でうっかり転んでしまう。
幸い大怪我にならず、無事にキャンプ場へ到着する。

ふもとっぱら


ロケーション的に良い場所が空いて、富士山を真っ正面に眺めながら過ごすことができた。

なにも考えない休日。
ただ富士山を眺めたり、焚き火を眺めたり。
夜は思ったより寒かったけれど、日が登れば過ごしやすい。

キャンプ場の朝がとても好きだ。
昇りゆく太陽。
目を閉じて聞き入る鳥の囀り。
ゆっくりと作る朝食。
キャンプで食べる朝ごはんがこの世でいちばん美味しいと改めて感じた。

ふもとっぱらのチェックアウトは遅いので11時過ぎに撤収。
たった1日のご近所さんと離れるのも名残惜しいような気持ちにもなる。

毎年定期的に訪れたいキャンプ場のひとつだ。

キャンプでの楽しみは帰り際に立ち寄る温泉。
サウナに入ったり露天風呂を楽しんだり。
さっぱりと身体を潤しながら、東京のことを思い出す。

あぁ、帰れるかな。
こんなに穏やかな時間を過ごしたというのに。

まだ帰りたくない気持ちと渋滞情報への焦りが入り混じりながら、遅い昼食を摂る。

富士宮焼きそば「うめづ」の五目焼きそば

さぁ東京へ。
乗ったICから御殿場ICまで着くのに120分。
度重なる事故渋滞。
結局、家に着いたのは22時半を回っていた。

御殿場を通過する前まで東京へ帰れるか心配で。
湾岸線に入り東京タワーが見えたとき、安堵から拍手さえしたくらい。

現実。
そう、いつもの日常があるから、なにも考えない休日ができる。

仕事して家事をして。
病院行ったり、note書いたり。
通常運転を取り戻す。

私たちの非日常を手助けしてくれた方々には本当に感謝しかありません。
私も仕事したり執筆活動へ戻ります。

最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。