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エシカルって何?買い物で社会貢献 ― 地産地消から入るエシカル消費

今年11月、Le Salon du Made in France (ル・サロン・ドゥ・メイドインフランス)という、パリで年1回開かれるフランス産商品の展示会に行きました。

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フランス産商品といっても定義はこれといって決まっているわけではないようで、
フランス工場で生産されているTOYOTA車など「フランス産ブランドではないが製造元はフランス」という商品も展示されていました。

そして車や家電などもあるにはあったのですが、展示会の中心は、食べ物が中心かなという印象です。
もちろん雑貨や化粧品、衣類などの展示もたくさんあります。
しかしやはり目を引くのは、食べ物です。試食をやっているところが沢山あったからでしょうか。(笑)
ワインやビールもその場で飲めるように売っていたので、軽く(?)飲みながら展示場を歩き回りました。

とても寒い日で、寒さから逃げるようそそくさと会場に入り・・・展示場マップを見て一番に目についたのが、
展示者の配置が地域別になっているという事でした。
これは、国産をコンセプトとする展示会ならではのスペースデザインだなと思いました。
それが食べ物であるか、化粧品であるか、という事よりも、
それがどこの地域で生産されたものであるか。をアピールする方針のようです。

そうすると、地域の特産物同士で固まってしまうのではないか?
とつい思ってしまいますが、意外とそんな事もなく、商品のジャンルは各地域にバランス良く分散していたように思います。

このNoteでは、馴染みのある考え方である地産地消というアプローチから、エシカルな考え方を紐解いていきます。


1.地産地消とエシカル消費

さて、皆さんは、地産地消という言葉を知っているでしょうか。
その地で生産して、その地で消費する。そのままの意味ですよね。

日本では、地産地消と言えば、野菜などの農産物を思い浮かべると思います。
それもそのはず、農林水産省が地産地消を推進しているからです。
それは、エシカル精神というよりかは、地域経済や、食育を大切にする考え方です。
小学校で習った地産地消も、食育の括りだったかと思います。

エシカル消費というのは、経済面ももちろん目的の一つに入ってくるのですが、それ以前に労働面・環境面に配慮している事を前提とした、持続可能な経済を目指すことを大切にします。

※持続可能な経済
=地球の限りある資源や貧困地域の労働者を搾取せずに、出来るだけフェアな形で末永く回すことが出来る経済

地産地消とはその目的とするところに少しズレがありますが、ここで地産地消を持ち出す訳は、大体の場合において地産地消を実践すると結果的にエシカル消費を実践している事になるからです。

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エシカル消費では買い物にあたって様々な要因を考慮する必要があるのですが、
例えば、買い物する商品や製造メーカーの方針に対して
・製品の原材料は、環境破壊をする事によって栽培されていないか
・原材料やその栽培過程に、人体や環境に悪影響を及ぼす化学薬品が使われていないか
・商品製造のプロセスに、人体や環境に悪影響を及ぼす化学薬品が使われていないか
・商品製造のプロセスに、過度な水質汚染・土壌汚染が関わっていないか
・生産過程に、労働搾取や児童労働が関わっていないか
・包装資材はリサイクル可能か
・製品はリサイクル可能か、また処分時に環境汚染にならないか
・輸送燃料としての資源や温室効果ガス排出の観点から効率的ではない流通による商品か

・・・などなど。(;´Д`)

地産地消というとよりシンプルで、悩まずに実践しやすい。
そういう訳で、日本で実践するエシカルの入り口としては最適だと思いました。
日本で馴染みのある地産地消と、エシカル消費の共通点は何か、また違っている点はどこか。という切り口から、気軽に実践しやすいエシカルを提唱して行きます。

地産地消=農畜産物のイメージを変えてみる

地産地消は、
地元で生産された農畜産物を、地元で消費する。
という意味合いが強い言葉です。

実は、地産地消も本来、食べ物以外の地元で生産されたモノの消費もその定義に含まれます。
モノでも購入すれば消費税が掛かる、つまり、モノを購入する事自体が消費ですから。
ですが、日本では農産物にイメージが偏っていて、
食べ物以外のモノやサービスと結び付けて語られる事が少ないですよね。

地産地消の考えをすべてのモノやサービス(サービスの場合、生産場所というよりもサービス内容がエシカルかどうかを左右する)に範囲を広げるとよりエシカル消費の考えに近付く、と考えてもらって良いかと思います。

英語圏では、地産地消は Local purchasing (地元産を買う)の概念に組み込まれていて、人々はその言葉を様々な場面で使います。

資源や環境、労働人権にも配慮する消費の習慣

食べ物をはじめすべての商品(「もの」「サービス」などを含む)の消費の過程(買い物やごみ処理)を全部ひっくるめ、
地域経済・食育よりもっと踏み込んだ意図を持つのがエシカル消費です。

エシカル消費は、地域への貢献に留まらず、世界的な社会・地球環境への貢献となる買い物の習慣です。

途上国との適正価格での貿易を重視したフェアトレードとも、
環境や健康を重視したグリーンコンシューマーの概念とももちろん
共通するものがあるのですが、簡単に言うと
その全てを考慮に入れた消費がエシカル消費です。

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エシカル=正しいこと

私が謳っている、(笑)
人と地球にやさしく、っていうのはとても抽象的に聞こえるかもしれません。

私がこれを言うときは、
◎身近な人と自分に対してのやさしさ
そして
◎地球の裏側や未来にいる、知らない誰かへのやさしさ
の、両方を指して使っています。

両方を同時にやろうとするのは馬鹿げていると思うかもしれません。
目の前にいる誰かを救うために他のところで犠牲を伴う必要があるというのは、良くある話です。
しかし、それは究極の選択を迫られるような場面での話です。
適当に買っては捨てているような習慣。それは本当に、究極の選択でそうなってしまったんでしょうか?
違いますよね。これから私がおススメする #ゆるエシカル は、その程度の事を、みんなで少し意識しようってだけの事なんです。
地球や他人を救うために直接何かできなくても、身近なところで、どこかに繋がってほしいと配慮する事ができたら。もしそれが月に一回だけだったとしても、それは、地球上に新たに生まれた小さな優しさに違いないと思います。

なので、人や地球に配慮した買い物の習慣であるエシカル消費を実践しながら、でも、無理しない範囲で出来るんだよって教えてあげる事が、私の
◎身近な人と自分に対してのやさしさ
◎地球の裏側や未来にいる、知らない誰かへのやさしさ
を同時に持つという事&使命と思っています。

長々とわかり難くしてしまってすみませんが、
私がエシカル消費を広めたいと思った理由は、
エシカル消費の考えを知ると誰でも簡単に、国際社会や地球環境に貢献できるというところが大きいです。
しかし、自分自身や近くの人にまずやさしく在れるのが前提というのが自分のやり方で、価値観の押し付けはしたくないし、して欲しくありません。

例えば、エシカル=正しいこと っていうような意味ではありますが、
それ以外の選択が=正しくない って事ではありません。
大切なのは、選択肢を持てること。まずは、その選択肢を手に入れる為に、自分にできる小さなことから、余裕のある人から少しずつやっていきましょうという趣旨です。

このように、心理的・経済的に負担にならないエシカルの実践の仕方を追い求めていまして、それと同時にその意識をもっと多くの人に広めたいと思っています。

「ご当地」には、偽エシカルも含まれる

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今回私がフランス産展示会に足を運んだのは、地産地消をエシカルに結び付けて売ろうとしている生産者を実際に見てみたかったからです。

結果は、フランスでは殆どの地域色を前面に出した生産者エシカルをサポート・プロモートしているようでしたが、中には、
フランスの地域色というのは表向きのブランド戦略に使われ、実際には原産地が提示されていなかったり(恐らく輸入品)、パッケージにプラスチック・ビニール素材がふんだんに使われた商品(これもこちらでは環境に配慮が無いとされます)しか売っていなかったり、という展示も少ないですがちらほら見られました。

日本でもよく見られる、ブランド戦略的な「ご当地グッズ」は、実は売っている場所やブランド名が地元というだけかもしれません。
エシカルの意識が浸透しているフランスでは、ブランド戦略的な偽エシカルは支持されない傾向があります。(が、ここでエシカル消費者の目が厳しすぎて逆にエシカルへのハードルを上げている気がしなくもない。)

日本でも、ご当地グッズへの愛をもう少し延長して、製品の原産地や原料などにも気を配る人が増えると良いと思います。

エシカル商品とは?

エシカル商品とは、食品からサービスまで、多岐に適用できる概念です。
商品の背景に一歩踏み込んだ考え方ではあるものの、
だからと言って完璧な作られ方だったり流通のされ方だったりでなければならないという事はありません。

「できるだけ配慮をして消費する」
エシカルな行動に対応するような、

「できるだけ配慮をして作られた」
商品がエシカル商品という括りに入ります。
(さっき挙げた、ブランド戦略だけで配慮が伴わない地元産や、自然・ナチュラルと謳っているだけの商品は、エシカルとは見なされません)

具体的な商品例を挙げると、
・地元産の農畜産物
・伝統工芸品
・手作り品
・フェアトレード製品
・オーガニック製品
・認証マーク付きの製品(エコマーク、FSCロゴ、国際フェアトレード認証ラベル、有機JASマーク、海のエコラベル 等)
・生産地域・生産者を提示している商品
・パッケージフリー、プラスチック包装フリーの商品
・パーム油フリー/認証パーム油の商品
・詰め替え商品
・リサイクル製品
・再利用可能の製品

・・・・・などなど。
これらの商品を選んで購入する事が、エシカル消費を実践する事となります(もっと言えば、使い終わった商品の処分の仕方にもリサイクルなどの配慮があれば◎。)

しかしここで、私が一番伝えたい事があります。

エシカル消費に、完璧はありません。
なぜかと言うと、それは消費を促す生産側が、まだ完璧とは程遠いからです。
私たち消費者は、生産された物を買って生活しています。
生産されたすべての物が人や地球に配慮がなされていない場合、
残念ですが私たちにはそれを消費する他に選択肢はありません。

そして、選択肢が殆ど無いのがちょっと前までの状況でした。
大量生産・大量消費経済社会に呑まれるように、
私たちは「できるだけ安いものを、できるだけたくさん」買う価値観に慣れてしまいました。

結果、製品の生産過程から既に大量の廃棄物を生んだり、沢山の労働者を犠牲にしたり、化学薬品によって大地や水を汚染し続ける、間接的に私たちの生活環境も悪くしている。という事になってしまいました。

ですが今、国際的な社会の流れは変わってきています。
消費者の需要をエシカルに寄せることにより、企業(生産者)にもエシカルを供給させる。
そういう流れが国際社会において顕著になってきました。


2.消費者がエシカルをサポートした方が良い理由

そもそも、生産者が労働搾取や児童労働、環境や生態破壊行為に走るって、
どうしてだと思います?

― それは言わずもがな、安い商品を大量に作るためですよね。

できるだけ多くのものを短期間で、コストを抑えて作りたい。
それは、それだけ安いものへの需要が消費者側にあるからです。

でも、知っていますか?
大量生産によって途上国でつくられた商品の価格の内訳の殆どが、
メーカーや小売業者他、卸業者、ブローカー(仲介者)、代理店、輸入業者、広告費、輸送費・・・など製造以外のマージンに占められています。

例えばですが、1000円のタオルと、800円のタオルがあります。
見た目が同じなら、殆どの人は800円のタオルを買います。
800円のタオルは物価や労働力が安い国でつくられた分安いんでしょ、と思いますよね?
でも、実際そのタオルをつくるのに掛かる原価(労働力含む)は、あなたが思ってるよりずっと安い。

800円のタオル(例)

800円のタオルなら、30円の原価とかもあり得ます。
その30円に、労働者に払う賃金とか、生産設備費とか材料費とか、色々含まれてる訳ですが、その何十円単位の原価の中でも価格競争があり、
コスト削減の為に出来る事はなんでもやっているのが現状です。

・労働者を粗悪な環境で低賃金で働かせる(子どもの場合もあり得る)
・環境汚染や人体に害となる安価な化学薬品を使って生産効率を上げる
・化学薬品や汚水を後処理せず、川や海を汚す
・森林開発で森を焼きまくる

・・・など、枚挙に暇がありません。
そしてその過程で貧困のサイクルが回されるのはもちろん、亡くなる人も沢山いて、私たちの地球も確実に蝕まれています。

「労働搾取とか違法化学薬品とか、法である程度は規制されるんじゃないの?」

いいえ、されません。
商品原産国となる発展途上国の法律の整備にまでメーカーは関与できない、それどころか、大企業メーカーさえも自分たちの商品がどこで作られているのか良くわかっていないのが典型的な実情です。

以前、大手ファストフードチェーン店でも期限切れ肉の使用発覚が問題になりましたね。
その時に企業トップは、そんなものを使用している事は知らなかったという趣旨の事を言っていました。
大手企業の食品でさえこうですから、食品以外の物への認識はかなり緩いというのが判ると思います。

具体的な発展途上国での労働搾取のケースなど、興味がある方は自分で調べてみてください。エシカルに興味を持つ人に過度に心を痛めてもらう事がここでの目的ではないので、私からはそれだけに留めておきます。

1000円のタオル(例)

一方、1000円のタオルは、地元の小規模農家から綿を買って、その近くの工場で製品を作っているとします。
もちろん原価はその地の物価や生産の難易度に見合ったものとなりますが、生産・流通に関わる範囲は狭く、地元のお客さんがメインで買ってくれればそれだけ余計な仲介が無くて済みますので、生産者側は適正価格で売って自立することが出来ます。
消費者側と生産者との間に入る第三企業が少なければ少ない程、消費者は真の商品の価値を知る事ができます。

これは理想の地産地消型でした。
理想的な地産地消型が、結果的にエシカルに則った仕組みになっているのがわかるでしょうか。

安価の錯覚

大体の消費者は、
「物価の違いで安く作れたものを、ちょっと安い値段で買っている」
という認識だと思いますが、
実際には商品が出来る過程で相当なマージンを取られていて、
本当の生産者(材料を収穫したり、組み立てたりする労働者たち総勢)にはその10分の1もお金が行っていないかもしれません。

1000円のタオルと、800円のタオル、たった200円の違いですが、
800円のタオルを買った場合、払ったお金の殆どは製品自体にではなく誰かのマージンとなります。しかも、品質も本当のところはどうなのかわかりにくいですね(本当に有害な薬品などが製造時使われていない製品なのか)。
それは本当にお得でしょうか。

私だったらその200円を快く払って、
品質も良くわかって、労働搾取や環境汚染に加担しない製品があるんだったらそっちを使いたいです。というか、それを選ぶ事でそういう趣旨の生産者・販売者を応援したい。
もしかしたら、それを使った事で自分の生活にあまり違いは出ないかもしれませんが、心境的には大分違います。
その意識がチリつもとなって、未来の児童労働させられるかもしれない子どもや、資源が枯渇しそうな地球をいつか救うことになるのだから。

エシカルを実践することは、決してチャリティー精神によるものではありません。
自分の住む地域に、大量の化学薬品が撒かれたら嫌ですよね。そのような事がこのまま行くと、避けられなくなってしまうのです。地球の生態系が壊され、温暖化は進み、化学薬品なしでは回らない世界になり、健康に悪くない食べ物や環境は、一部のお金持ちの特権となるでしょう。

そんな未来へ異議を唱える流れに参加する事は、他人や地球だけでなく、いつかの自分や自分の子どもたちの為でもあるのです。

3.エシカルになれない理由

ここで、一つ問題があります。

それは、エシカル商品が身近に売られていない・高すぎる

これはかなり致命的な問題ですね(笑)
売られていなければ、買えませんから。
特に服とか、日用品とか・・・

経済体制があまりにも、資本主義・大量生産・大量消費社会に支配されてしまっており、
それに従わないと(売り手側は)利益が出ない・(消費者側は)生活が出来ない
という状況になってしまいました。
※必ずしも 売り手=メーカー(生産者)ではないので、価格競争に巻き込まれやすい立場の小売り店などを含めています。

その皆にとって悪い状況を変えるには、一つだけ方法があります。
ものを生産するメーカー企業、特に大企業にエシカル化してもらう事です。

そして、その企業たちに決断を迫る要因となるのが、消費者の需要です。

今までは、資本主義とお金儲け精神、そして無知(これが殆どを占める)な生産者・ブローカーたちがつくったシステムによって、私たちは意図せぬうちに、地球に悪い消費に加担させられていました。
これからは、「それは私たちの望んでいる形ではない。」と意思表示する事で流れを変えよう、という時代です。

しかしですね、日本ではそもそも、まだエシカルの商品って少ない上に(偽エシカルもある)、エシカル輸入もの(フェアトレード商品)だと特に値段が高いイメージがありますよね。

先ほど、800円のタオルと1000円のタオルって例を出しましたが、
それが1000円じゃなくて3000円のイメージなんですよね。
それじゃダメなんだ。。。
誰にでも実践可能な選択肢じゃないと、選択肢とは言えない。

芸能人とかお金持ちだけじゃなくて、庶民でもごく普通にエシカルを選択できる社会にしたい

ヨーロッパでは、エシカル食品(認証されたオーガニック商品、リサイクル商品とかもこの括りに入ります)が日本よりも手の届くところで売られていて、値段も普通のスーパーに置いてある程度なので庶民的です。
その中には、わざわざ「パーム油不使用」と表示されている商品もあります。(パーム油は、熱帯林減少の最大の要因の一つで、先進国ではボイコットする人も多いです。)

日本もそういう流れになってほしい。
エシカル消費のハードルを下げたい。
その流れを少しずつ少しずつ、大きくする為に、今の時点では、
できる人が、できる時だけ実行する #ゆるエシカル を勝手に提案させていただいています。

例えば1人の人が沢山のお金と知識を使って、ガチガチのエシカル生活をするより、
1000人の人が、気が向いた時にちょこっとだけでもエシカル消費を実行した方が、世界全体にとっては効果が大きいですよね。

サステナビリティ(日本語では持続可能な)という、SDGs の概要で良く見かける用語があります。
それは、「地球と人間社会の両方を持続する」ことを意味する言葉です。
そうです、これを国際規模でやらないと、地球も人類もこのままでは持続不可能なので、国際目標である17の目標というものが打ち出されました。

ここでは企業だけでなく個人でも貢献ができる消費の観点からお話していますが(目標12にあたる)、
自分とは今は関係ない場所や、遠い未来の事まで包括的に考えた社会や経済の仕組みをつくる(持続可能な社会をつくる)。
これは何も生産・消費に限ったことではありませんよね。
自分のできるところから、社会の一員として皆で少しずつ考えて行けると最高です。

チリつもで世界に貢献

少ない人がちゃんとやるんじゃなくて、できるだけ多くの人に、ちょこっと実践してもらう。

エシカルを始めたからと言って、全部やらなきゃいけないとか
使い捨て商品を使えないとか、安いものを買えないとか
そういうのじゃ全然ないんです。
無理して全然できなくなるより、ちょこっとだけでも意識して長期的に続けた方が皆にとって良いのです。

家ではエコを意識して使い捨て商品を使う頻度を減らしたのに、
仕事で資源の無駄使いをガンガンさせられて萎える(-_-;)
家での個人的な配慮に意味はあるの?
・・・っていう葛藤もきっと出て来ると思います。

私は日本より圧倒的に便利なものや安価なものが少なく、
エシカル意識も進んでいるイギリス・フランスに10年住んでいますが、
それでもまだ #ゆるエシカル #ゆるエコです。

先ほどエシカル食品がスーパーに置いてあると言ったばかりですが、日用品などは品ぞろえが悪く、値段も高いです。
大抵、スキンケア用品やエコな洗剤など、エシカルなオンラインショップからわざわざ取り寄せなければなりません。それも頻繁にやると資材や輸送費の消費になるので、できるだけまとめて。
それ以外で買いものする時は、目の前にある中から一番悪くない物を選んで買います。
服はエシカルブランドのものが高くて買えない時は、代わりに普通の安い服を買って最低5年は着る。

・「なんとなくでする消費」を「配慮しながらする消費」に少しずつ切り替える。
・明らかに環境に悪そうな、また安すぎる輸入製品のみを避ける。

以上が、住んでる場所が不便だったり、経済的に余裕がなかったりしても、自分が苦しくならない範囲でできる ゆるエシの実践法です。

私はこれをやっているうちに、自分が思う豊かな生活の定義も変わってきたように思います。

経済的・時間的に余裕が出来た時には、もっと大きなところからサステナビリティ生産者をサポートする立場で貢献したい。
それまでは、個人消費者向けに発信して世の意識をちょっと変えつつ、
同時に、未来の起業者とか、既にビジネスを持っている人にもこの視野が届けば良いんじゃないか。
と考えています。

その為には具体的にどういう情報が必要なのか、私もまだ手探り状態ですので、興味がある人は何が知りたいと思うのかぜひ教えてください。
(ご覧の通り、このNoteでは個人的に伝えたい感情が全面に来てしまって、肝心の役に立つような情報が省かれてしまっています・・・。)

・・・そして世界の為になる事をしたいけど、初めの一歩の踏み出し方がわからない方。そんな人は、いち消費者として、一緒に  #ゆるエシカル 始めてみませんか?(^_-)

あとがき

初めての長文Note、長くまとまりがないものになってしまいましが・・・
今後 #ゆるエシカル を実践したい人のための記事を書いたり、自分の夢にも関連付けた夢Noteも書きたいと思っています。

ちなみに、最近イラストを描いていて、人と地球のためのクリエイターとしての活動もいつか仕事にしたいと目論んでいますので、
趣旨に合った事業やプロジェクトをお持ちの方は、お声掛けいただけたら幸いです。→(@hamandstars)

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そして はむはむーに興味を持っていただけたら、フォローしていただけると嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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