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みんな、頭が良くなりたい

こんにちは!
最近、なんだか授業が楽しくなってきた主であります笑
前から楽しかったのですが、前より一層って意味ですね♪

今日の話は子供のモチベーションと対話について。
少し難しいので噛み砕いて話していきます。


1.頭が悪くなりたい子供なんていない

コレを書いている今現在、僕は8年間個別指導の先生をしてきましたが、本当にたくさんの子がいました。
真面目な子
とにかく騒ぐ子
話し出すと止まらない子
集中しだすとすごく集中できる子
なかなか鉛筆が先に進まない子

挙げていくとキリがありません。

ただ、なぜか全員に共通してたことがありました。例外はありません。(強がりでNoという子は少なからずいましたが)
「頭が良くなりたい?」と聞くと
みんな「うん、はい。」と答えていたんです。

「でもゲームが…
でも自分はバカだから…
でも部活とかで忙しいから…」
と、後に続く子も多かったことを覚えています。

塾にはイヤイヤ来る子も多かったですが、
みんな心の中では頭良くなりたいなぁとは思ってくれてたのです。


2.まずは話を

最近ではありますが、なかなか勉強をしない子や宿題をしてこない子に僕が始めたことがあります。それは、

1コマの授業を生徒と話すことに使うこと

授業の中の少しの時間勉強の中身以外話すこともありますが、生徒は大人が思っている以上に色んな話を聞いて欲しいと思っています。
それは保護者の方が一番ご存知のはず。

今日あった出来事
最近あった嬉しかったこと
悔しかったこと
腹が立ったこと

大人が「誰かに聞いて欲しい」と思う時があるように、子供にだってあります。自分が子供の頃を思い出してみても想像しやすいと思います。

そして、このような話をすることは
勉強や生活につながります。
まずは

話すことで人間関係、信頼関係ができていく
ストレス発散になる
冷静になれる(視野が広まる)
コミュニケーションを取り、話す力がつく

これまた挙げていくとたくさんあります。
ただ勉強や頭の成長に関して言うのであれば、このようなことに繋がると思います。

「冷静になれる」は、自分の頭だけで考えたりすると固定概念にとらわれてしまうけど、人に話すと内容を整理しようとするので、自分1人では気づけないことにも気づくことができるという意味を込めて「冷静になれる」と書きました。


3.勉強のモチベや計画を一緒に考えてあげる

ただ話を聞く・話をするだけだと、ただの会話で終わってしまいます。
(もちろん、それだけでも十分なのですが)
そこから更に勉強の話へ持っていってあげなければいけません。
ここは僕なら書籍や別の人への相談を使います。
ここまでは「子供と自分」の2人の話でしたが、
もっと考えを広げて「第三者の意見を聞く」を入れていきます。その中で子供がピンと来たもの、自分がコレ良いかも!と思ったものを探しにいくのです。
無理をしてその場で解決策を出す必要はありません。子供との会話で行き詰まっても、「うーん、どうしたらいいんだろうね?」と、一緒に悩んであげることが大事です。そして次に話すときまでに、良い意見や案を見つけてくる、もしくは提案を持ってくるだけでいいんです。

それだけでも子供は「自分のために何かをしてくれた」という行為を嬉しく思います。初めは些細なことでも、繰り返すことで「自分でも考えなきゃ」「何かあったら相談してみよう」などといった更なる「信頼関係」に繋がっていくのです。


4.事は柔軟に

僕は主に数学を教えています。
数学が好きでもあり、得意でもあります。
好きな理由の1つが

答えへの道が複数あること

1つしかないゴールへの道を探すことは、
非常に難しいです。それ以外は全てハズレなのですから。でも、数学の問題は答えにつながる道が(解き方)が複数存在します。

子供への答えもそうです。
どうやれば勉強してくれるか
どうやれば頭が良くなるか
どうやれば良い子に育つか
どうやれば点数が上がるか

全て、答えは1つではありません。
もしそれぞれの問いに答えが1つしかないならば、
今現在、頭が良い子、勉強する子は全て、
その1つの答えを通ってきた事になります。

だとしたら、それは色んな意味で大変な事です。みんながそれを知ればみんな頭が良くなるし、
逆にそれを誰も見つけられなかったらみんな頭が良くなれないということです。

僕はたくさん答えへの道があることは
面白いことであり、良いことだと思っています。
なぜならその道の数だけ、その人らしさ,多種多様さがあるからです。

これからも、色んな子供の「個性」を
生徒たち、子供たちと「対話」していきながら
一緒に探していきたいと思います。

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