数学参考書の使い方
こんにちは!
「ゲームは頭の体操」だと思っている数学講師です。
今回は数学を勉強する時に気をつけてほしいこと(特に高校数学)について。
意外と知らなかった!
え!?そうなの!?
と思うことがたくさんあるので、是非目を通してみてくださいね♪
それではどうぞ!
1.解答が全てではない!
数学の参考書は他のどの科目よりも分厚いことが多くて、解説も細かいですよね!
数学が苦手なほとんどの人が複雑な解答に何度心を折られてきたことでしょう。
でも実は数学の解説、わかりづらいのが当たり前なんです。
その理由は大きく2つあります。
①.複数の解法のうち1つを紹介している
どういうことかというと、
数学という科目は答えまでの道筋が複数あります。その中で参考書の著者がベストと思った解法
なんです。
人によって、しっくりくる解答は違います。
入試本番で最速で解ける解答(実践的解答)と
誰もが思いつきやすい解答(一般的解答)は
異なることもしばしばあります。
もちろん、別解が書かれた参考書も多いですが、
あまり見ませんよね?
僕も別解と基本解、どちらか理解しやすい方しか見ないと思います。
ですが昨今の大学入試を見ると、
数学の本質を捉えていないと点数が取れず、
結果数学を捨て科目にしてしまうという人が多いように思えます。
その「本質」を捉えるためには別解も基本解も両方理解しておくのが重要だったりするのです。
②.思いつく順序
模範解答は模範となる解答ではありますが、
例えば手順が1から10まであるとして、
思いつくのも1から始まって10で終わる訳ではないのです。
むしろ10(ゴール)が一番最初に思いついて、
次に思いつくのは「9」だったり、はたまた「2」だったりするんです。
そしてそれらの「手順」をパズルのピースのように組み替えたり組み立てたりして解答を作っていくのです。
結果、解答に書いた手順通り計算や考えを進めれば答えに行き着きます。
でも、解答を構成するパズルの1ピース1ピースを思いつく順番は解答に書いた手順と同じではないということです。
つまり、解答は
解き方の手順としては正しいけど、
思考の手順としては真逆だ
と知っておいて下さい!
2.参考書の有効活用法
じゃあどうやったら参考書に載っている問題たちを解けるようになるの?
その方法を紹介していきます。
①.その問題の重要ポイントを知る
僕はこの話を書いている最中、チャートシリーズを頭に思い浮かべて話を進めているので、チャートを前提に話を進めます。
チャートには問題を解くためのポイントが解説の始めに書かれています。
それはつまりその問題を解く上で「これを知っていれば解法が思いつくよ」という内容を示しているのです。
たまに1つではなく、2〜4個と複数ありますが、その時はその中の1つ最も重要な内容があるはずです。それだけは必ず覚える・理解するようにしましょう。
②.自分にとっての重要ポイントを押さえる
①を理解して進めていっても、その問題の重要ポイントだけだと分かりづらい問題が多々あります。
その時は「自分にとって、ここがつまづきやすいポイント」というのを探しましょう。
おそらくこれは人によって
解答の序盤か終盤か、細かい部分かは異なります。
そこがその人にとっての学習すべきところになります。
「全部やらないと不安」と言って
1から10までキッチリ等しく力を入れて勉強する人がいます。
それでは時間が足りません。
おそらく誰がやっても、時間が足りなくなるでしょう。
極端な話、小学生の九九を延々とやり続けて
文章問題が解けるようになりますか?
逆に文章問題だけやって、計算ミスがなくなりますか?
苦手や課題は人それぞれですから、
自分にとってやるべきこと
読み込むべきページや箇所
を絞ってやれば、時間も足りるし、
余った時間を反復や他の科目に回せるので一石二鳥ですよね!
③.分からないところは人を頼ろう
どうしてもある問題の解説が分からない、
ポイントがどこか分からない場合は
遠慮なく学校の先生や
身近に大学生の知り合いや兄弟姉妹がいるなら
頼りましょう!
プロに聞くのが一番いいですが、
なかなか身近にいるとは限らないのでw
3.最後に
勉強や受験は個人戦ですが、
何も全て1人でやる必要はありません。
勉強法、参考書の使い方、学習計画。
人の意見を取り入れることでより良いものができると思います。
今回は、
・参考書は鵜呑みにしない!
・考えつく、思いつく順番をイメージする
・共通ポイントと自分流ポイントをまとめる
・周りに頼る
という話をしてきました。
皆さんも是非、参考書との付き合い方を上手くなって、合格に1歩でも早く近づけるといいですね!
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