30代で検定試験勉強をしてわかったこと
こんにちは。
最近、長年お世話になった人が引っ越しで遠いところに行くと知り、寂しい気持ちに浸っています。
実は今年に入って簿記の3級と2級を受けました。
3級は無事合格。
2級は結果待ちです。(2024.6.13現在)
その勉強を通じて学んだことを記事に書いてみようと思います。
是非、定期テストやは受験勉強だけでなく、検定試験や資格試験の勉強に役立ててもらえたら幸いです。
0.きっかけ
塾の先生をしている時、生徒に紹介する「勉強の仕方・基準」は基本的に自分の学生時代の経験と、指導してきた経験によるものが大きいです。
ただ、それはあくまで過去の話。
最近はどうなのか?
過去の記憶は鮮明に思い出せるか?
と疑問を投げかけた時に不鮮明だったり、
今の時代の教育に合っていないものもあると感じました。
「生徒には自信を持って指導しているけど、
果たして今の自分が彼らのように頑張れるか?
最近の自分がその学習方法や習慣を実践できるか?」と気になり、資格試験を通じて身をもって体験しようと思いました。
1.日頃の学習について
日頃、学生の皆さんは学校での授業で新しいことを学んだり、練習問題をしたり、復習したりしていると思います。
部活や習い事をしながら勉強もしている皆さんは大変な中、頑張っているし素晴らしいです。
そんな勉強や練習,復習をしている中で、なかなかうまく進まないことはありませんか?
テスト近くになって、膨大な範囲量にボディーブローを食らっていませんか?
そんな皆さんに、僕から最近やった資格勉強のやり方から学んだ大事なこと3つを紹介したいと思います。
①一旦飲み込む
学校や塾の先生の説明や、教科書に書かれていることが分からなくなることは多々あります。
特に最近では塾に行く学生も多く、先生は「◯月までに◯◯までの範囲を終えなければ」という気持ちが最優先し、内容理解が浅くなることもあります。
特に生徒から見ると苦手科目は理解が追いつかず、そのまま進むと分からないの上に分からないが重なり、やる気をなくしてしまうことになりかねません。
そんな時は一旦「そういうものがあるんだ、ふーん」と、新しいことを知ったという気持ちで捉えましょう。
②練習の中で理解,暗記
実際、授業で聞いたり、教科書で見た内容は、練習問題をしてみて初めて「そういうことか!」と気づくことが多いです。
授業で習ったことや、教科書で知った「新しいこと」は、すぐにワークなどで練習問題をしてみましょう。
「家に帰ってワークをする時間や力なんて残ってないよ」という人は、1週間で余裕のある曜日や、1日5分でも構いません。
分からなければ答えをすぐ見てもオッケーです。
(1日で学校で進む範囲なんてそんな多くないので、それだけで十分です)
おそらく、学校や教科書で「???」だった部分が少しは解消されると思います。
③1度で覚えると思うな
人の記憶というのは優先度があります。
・興味があること
・印象に残ったこと
・感情が動かされたこと
・繰り返したこと
これらは優先的に記憶に残ります。
勉強の内容はおそらく、ほぼこれらに当てはまらないことが多いです。
特に上3つはどれだけ頑張っても難しいですよね?
ただ4つ目の「繰り返し」は努力で何とかなります。努力といっても、1日3分、そのページを見返すだけなどで構いません。
見返しているうちに、だんだん分かってきたり、頭に残りやすくなっていきます。
学校の授業で1度見たか、聞いたものをテスト期間に1回ワークで久々に見ただけで頭に入るはずはありませんよね?
2.練習問題について
ここからは練習についてのお話です。
上の「1.日頃の学習」と被るところがあるかもしれませんが、重要項目ということでご覧ください。
(基本的な3つと、重要3ポイントに分けています)
・ワークや問題集に直接書き込みは✖️
・間違えた問題は横に印(オススメは正の字)
・答えを存分に見る
①苦手分野やキツい時はすぐ休憩、すぐ再開
苦手なものやキツい時の勉強って辛いですよね?
僕も簿記を勉強してる時、よくありました。
理解不能な用語、解説、計算式…
そんな時、頭の中で一番重要視していた考えがあります。それは
嫌いになることを回避する
勉強でもスポーツでも何でも、嫌いになったら終わりと思います。
でも終わらせるわけにはいきません。
だから僕は「嫌いになることを回避」します。
「これ以上続けたら嫌いになる」
「今はもう限界」
と思った時に一旦中断するということです。
中断したら、好きなことをして構いません。
(僕はYouTubeを見たりモンスト(ゲーム)をしていました)
そして5〜10分後にもう一度勉強再開します。
先程躓いて中断した内容なので、長くは持たないこともあります。
またキツくなったら中断。
5分後再開。
中断。
10分後再開のように、本当にこまめに再開と中断を繰り返していきます。
すると意外と合計勉強時間は少しずつ長くなっていくものです。
一度勉強の手を止めて休むと、その日の勉強を終了することが多いと思いますが、意外とまだ続けられるものだと身をもって知りました。
②まずは1正解するまで解き直し
不正解の時に赤で訂正して終わり。
学生の皆さんはワークなどでそんな経験ありませんか?
正しい答えを確認しているので、それでも悪くないのですが、1度自力で正解しておくと、次に同じ問題を解いた時に大きく前進しやすくなります。
特に数学は一回解答などを見て、それを1度再現できると、次に同じ問題を解いた時に仮に間違えたとしても、どこで間違えたのか、自分のつまずいた箇所が明確になります。
③最後までやり切るよりも、少し残して終わる
これはテスト期間によく起こり得ることです。
テスト期間のある1日。「ここまで終われば休憩!」という思いでワークを進める。そして終わった後の達成感は気持ちいいですよね!
でも実は仕事や勉強において長期戦のものほど、「あと少し」というところで中断する方が再開時の集中力は増すと言われています。
それはおそらく頭の中にある「まだあれが残っている」という気持ちが、再開時のやる気につながるからみたいです。
最終ゴール手前での一時中断はあまり意味がないかもしれませんw
3.模擬試験、過去問について
さて、ここまで日頃の学習と問題練習について話してきました。最後に受験生に向けて、過去問や模擬試験の話をしようと思います。
これからの話を簡単にまとめると、練習タイミングと分析です。
(一応、過去問や模擬試験問題が複数回分あるという前提で話をしていきます)
①まず1,2回分は普通に解く(時間込み)
②ここで分析
分析内容:
・苦手分野
・時間対策
③3回目以降を解く
④再分析
①〜④の説明をします。
①では自分の実力でどのくらいの点数が取れるのか、ということを意識します。
この時点で合格点や8〜9割取れる場合、この先の話は流して構いません。
②では、①で時間が足りなかったり、点数が取れなかった大問について見てください。
特に、何が原因なのかを探ることが重要です。
・問題形式が原因で時間を削られる
・苦手分野で点が取れない
・時間配分
そして原因がわかったら、大きく2つのことに分けます。
・苦手分野での減点
→苦手分野だけひたすら練習
・時間が足りない
→時間がかかるところを後回しにしたり、点数配分を考慮して解く順番を変える
③で、①からどのように変わったか(もしくは変わらなかったか)を見ます。
あとは②(分析)と③(練習)の繰り返しです。
簡単に書きましたが、実践するとなかなか上手くいかないです。
僕の場合、2級の簿記試験で分析に気づいたのは試験の前日でした。
4.最後に
久々の記事閲覧、ありがとうございました!
今回は最近の自分の学習をもとに勉強の仕方(最新バージョン)をお届けしました。
ひと昔前に比べ、YouTubeを使って動画で勉強できたり、映像授業が増えたりと結構学習法も変わりました。
ただベースとなる練習や日頃の習慣の大切さについては昔も今も変わらないと思っています。
今は昔よりも「好き」を優先させる時代なのかなと感じます。
皆さんの「嫌い」が減り、「好き」が増えていくといいですね!
そして「たくさんの好き」の中で楽しい人生を歩んでください!
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