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部屋の”片付けの効用”

部屋の片付けを先月に大々的に行った。片付けをするに至った経緯は、今の自分自身の生活環境や状況を整えることが必要だと感じたからで、手をつけないと、なんだかいけない感じがあったからです。

最近見たYouTube動画で、「悪い習慣5つ」に紹介された内容が、自分自身のやっていることに思い当たる節があり、悪い習慣を断つにも、自分の生活、身の回りを整えることが何より一番だと思いました。

今回の部屋を片付けるにあたって、目的を2つ決めました。
①部屋を集中できる環境にすること
②寝る準備ができる環境にすること

一つ目の「部屋を集中できる環境にする」は、雑然とした部屋の中で、特別何かに困っているというわけではなかったのですが、「そのうち片付けないとな。。。」とあらゆる物が目に入る度に気になっていました。

これまで使っていた部屋は、また使うからとすぐ手に取れる場所に物を置いてそのままにしたり、使い勝手を言い訳にしたりで、忙しい感じになると、すぐにとっ散らかった状態になっていました。

「さすがに手をつけないとまずい。」という段になって片付けるのも、今にして思うとただ表面的に片付けた風なだけで、しばらくするとまた同じような状態に戻ってしまうということを繰り返していました。

紙類だったり、こざこざしたものが多かったので、1つ1つを確認して捨てるのか、残すのかを決めて、保留はなしで片付けました。片付けている中で、手をつけるのがめんどくさいなと思う自分が出てきました。

以前ならそのまま手をつけてませんでしたが、今回は順番にすべての物に手をつけることにしました。いらないものは捨て、部屋には物をできる限り置かないようにして、そのほかの物は収納にできる限りしまいました。

持っている本たちは、すべて目の見える場所に並べたいと思っており、簡易的に段ボールで作った台に並べました。机の上には、何も置かない状態に戻すということにして、必要なものは別の台にまとめて置くことにしました。

物が少なくなった部屋で机に座ってみると、集中できる感じがしました。なぜそう思うのかと思い巡らしてみると、入ってくる情報量の違いだと思うに至りました。余計なノイズがない感じです。

雑踏の中を歩いている時に感じる感覚に近いものを、部屋の中でも感じていたのだということがわかりました。机に座った時に見る光景に物がたくさんあると、視界に入るだけで知らないうちに気を取られている。

本棚も3段くらいのものを買おうと思っていましたが、目線よりも、膝下よりも低い、視界にはあまり入ってこない高さのものがいいという感じもあり、思っていたより低いものを調達したいと思っています。

部屋の中に物が多いということによって、集中することが阻害されているということが、自分にとっては思っていた以上に大きく、物がなくなった部屋では余計な情報が入ってこないということを実感しています。

また、朝の目覚ましで起きる時、一回で起きるということも実験しました。14日間で9回は二度寝することなく起きましたが、5回は「まだ大丈夫。」と自分を甘やかす声が出てきて、誘惑に負けてしまいました。

1回で起きた日と二度寝してしまった日の違いを観察してみると、今起きたその瞬間がただ眠い感じなだけなのだということがわかりました。起きて顔を洗ったり、動き出したら眠さはどこかに消えていきます。

目の前の状況だけに支配されていると、二度寝を選びがちですが、そこで一歩引いて動き出しさえすれば、”今の眠たい”ではなくなるのだということに自覚的になりました。一度で起きることに留まると起きることができます。

起きて、着替えはそのままにしないで収納にしまって、毛布やマットもすべて寝る前に置いてあった状態に戻して、部屋の中に広がっていない状態に戻すということにしました。

これまでの自分は、理想の状態がないことで、部屋の秩序も習慣も何でもありになっていました。いくら部屋をきれいにしても、見た感じを整えているだけでした。すぐにまた元の状態に逆戻りしてしまう。

元の状態に戻るのは、根本的な解決になっていないということなのだということもはっきりしました。朝少しだけ早めに起きて、リセットすることで、部屋の中のちょっとした乱れも気になるようになりました。

物を置かない状態になった部屋にいると、台の上に置かれている本だったり紙類の置かれ方も整頓されていれば何も気になりませんが、ちょっとずれているとそのことが気になるようになります。その時点で気を削がれている。

部屋を片付けるということがただ大事というのではなく、集中できる環境にするという目的に対して、今の部屋の状態はどうかという視点があることで、部屋を整えることが毎日欠かさずやることになってきました。

自分で決めた目的に対し、しっかりとやるということがあるかどうかは、大きな違いだと思います。片付けられた部屋にいると、自分自身も整えられる感じがあります。

この二週間の中で実験してみたことで、いろいろと思いもしない収穫がありました。二つ目の「寝る準備ができる環境にする」は、部屋の明かりが調整することができず夜には明るすぎることを改善したいと思っています。

今週、来週中に間接照明を導入したいと思っています。集中できる環境と寝る準備ができる環境にする1つとして、観葉植物を置くことにしました。部屋に緑があると、はやりいいなということを実感しています。

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