帰省したはなし

実家に顔を出しました。妻と一緒に日帰りで。

東京都内→東京都内の話でして、県をまたいだ移動ではないのでご安心を。

母とは最近電話で話したけど、父と話すのは久しぶりで、何より元気そうでよかったです。

我が家は、姉がしょっちゅう◯◯会を開くので、家族の集まる頻度が多く、父と会うのが久しぶりと書きましたが、半年ぶりくらいですかね。

会うなり「太ったね」と言われました。さすが母親、すぐ分かるらしい。半年前に比べて3キロ増えています。そして横にいた妻から「毎晩大量にビール飲んでるもんね」とダメ亭主ぶりをチクられました。

でも、3キロでそんなに分かる?と訊いたら、母は「うん、なんか弟くんに似てきたから」と。

確かに弟くんはここ10年で徐々に太り、もともとジムで鍛えて筋肉もあったことも手伝って、なかなか恰幅のいいオジサンになってきていた。そんな弟くんが、コロナ自粛の時期から少し体を絞ってきて、昔の体に戻りつつあるらしい。

つまり大きかった弟くんが普通に近づき、普通の僕が大きくなってきていて、似てきているようだ。

でも、小さなことですが気になります。

普通、兄が弟に似ていくのでなく、兄に弟が似てくるもんじゃないの?表現するなら。

ほら、親に子供が似ているとは言うけど、子供に親が似ているとは言わないでしょ?

先にこの世に生を受けた人に、後から生まれた人が似てるって表現しますよね?なので母に「いや、弟がオレに似てきた」じゃないの?言ってみたら

「そっか、伸くんがお兄ちゃんだったよね~」

ですって。どうなってんだ?

ちょっと考察したのですが、たぶん、強烈な個性の姉が一番上にいるからでしょうね。みなさん日本一高い山は知っていても、二番目、三番目は知らないですものね。

にしても、どうなってんだ?


帰り際、父親がオナラしました。もういい歳なので、妻という客人が来ていてもオナラを我慢するという選択肢は無かったようで。しかも『ぶ~ぅ、ぶっぶっぶ~』と遠慮無く大音量の、大容量のオナラです。

すると妻は僕を、チラリと見て小突いてきました。なぜ小突いて来たのか、すぐにピン来ました。妻は僕がオナラしたと思っているようです。なので「今のはオレじゃないよ」と伝えました。

なぜ僕のオナラだと思ったのか、そして僕がなぜ妻の勘違いをすぐに察することができたのか。そうです。

父のオナラの音と、僕のオナラの音がめちゃくちゃ似ていたのです。

妻は父に「全く同じ音です!」と興奮気味に伝えていました。僕も自分のオナラの音にそっくりだと思いました。

子供の頃は全く思ったことなかったので、きっと僕が父に似てきたんでしょう。

帰省して分かったこと。僕は弟に似てきて、父親と同じオナラの音になりました。

家族は、似てきます。

という話。

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