【磨け、アンテナ。】
世の中には二種類の人間がいると思う。
身近な事にしか興味関心を持たない人
と
世界の問題にも心を寄せられる人
どちらが良い悪いでは無いし、
時々の状況で前者にも後者にもなり得るのが
人間というものだが
私としては、後者であり続けたい。
自分の目が届く範囲だけじゃなくて、
たとえ遠い国の出来事だとしても
問題意識が持てる人でありたい。
意識できるだけだって、いい。
何か具体的なアクションを
起こせていなくても、別にいいのだ。
立ち上がって声を上げて群衆を率いる
ジャンヌダルクのように
誰しもがなれなくたって、別にいいのだ。
自分の生きる世界だけでなく、
自分とは違うと思う世界の人達の事も
考える頭のスキマがあれば、
物事を多面的に捉える
思考やマインドが生まれ、
そのマインドはいつかきっと、
日々の行動や仕事に、
習慣となって良い方向に現れてくるから。
そして
いい習慣は
いい人生に繋がる、はず。
"自分ごと以外にも関心を持つ。"
あらゆる偏見や差別の根源は
ほとんど、きっと、
多面的理解の乏しさから来ると思うわけで。
『自分と異なる
文化やルーツを持つ人がいて、
その人達はこういう日常を生きています。
こういう問題を抱えています。』
そんな知識を
沢山の人達がそれぞれ持つことが出来れば、
いいのに。
心も、貧すれば鈍す。
"鈍"にならない為に、
いつもの目線だけでなく、
違う目線も意識したいなという話。
私が好きな出口治明さん
(立命館アジア太平洋大学学長)の言葉で
世界をフラットに見る方法論として、
タテ・ヨコ・そろばん
を大事にしよう、と言うのがある。
タテとは、時間軸。歴史的経緯を紐解くこと。
ヨコとは、地理的俯瞰。
世界中に視野を広げて物事を見てみること。
そろばんとは、データ•ファクト。
数字に基づく事実を持って議論すること。
とても腹落ちする言葉だし、
仕事でもプライベートでも、
重宝する方法論だ。
人間だから、時には
何も考えたくない。
自分のことで精一杯。
関係ない人達のことなんて考えたくない。
そんな時があったら、
そっと、ふっと、
機内モードに切り替えてもいいんだ。
けれども
学びは、止めるな。
アンテナの受信感度は高めておけ。
自分には、そう誓っている。
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