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「アンチがいるのが嬉しい」

「おれ、最近アンチができたんすよ、それがめっちゃ嬉しくて。」

来年度仕事で関わるであろう高校生たちと打ち合わせした時、彼は言った。

アンチができて嬉しい???
むしろ凹まないか?

休学して多少目立つことをした私は、ある程度目立てば私たちをよく思わない人は必ず出てくることは知っていた。
アンチがいたからといって活動するのをやめたことはないが、嬉しくもなかったなぁと思う。

なぜ嬉しかったのか?と聞いてみると、

「おれもレベルアップしたなあって思えるので☆」←リアルに星がついてた、絶対。

なるほど!と思った。

彼はYouTubeに出たり、その他顔出しが主の活動をしている。
調子乗んなとか、そんな動画に出て、自分のことかっこいいと思ってるんですか?とか言われたと言っていた。結構ひどい。
でもそれは嫉妬が主成分の言葉で、実際にYouTubeをやってない人に言われたことは気にしない、これは目立つ以上ある程度仕方のないことだから、と。

肝が据わってるなと尊敬した。
そして、否定されたり批判されることが怖くて肝心なところで踏み切れないでいる自分を反省した。

自分がいいと思うなら、やりたいと思うなら自信を持ってやってみる。よりよくしてくれるアドバイスなら聞いてみてもいいが、前に進める有意義な成分がないと感じたのなら、振り回される必要はない。

人の言うことに、よく振り回されてしまう私。

こんな噂があった、こう言われていたよ、と伝えられて心が折れる。直接言う人はまだしも、匿名でそういう石を投げてくる人もいる。

でもその人たちは、自分が一生懸命なら石を投げている暇などないはずなのだ。そして、投げられた痛みも想像できるはず。他人事だからこそ、無責任な石を投げる。

だから、この高校生を見習って少しずつ自分を信じた決断をしていきたい。無責任な石に惑わされずに。

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