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カードゲームで見る因果関係と相関関係の違い
※この記事は全文無料です。
また、読んでもカードゲームは上手くなりません。相関関係と因果関係の違いが知りたい人の為の記事です。
※また、なるべくとっつきやすくするために正しい単語ではなく、ニュアンスがあってる単語を用い、説明します。
数学ガチ勢は怒らないでください。
厳密な話は僕のTwitterまで
皆さんお久しぶりです。はじめましての方ははじめまして。
普段は晴れる屋TC大阪、カードショップくじからでレガシーのリアニメイト、時たま遊戯王をプレイしているハマぐりです。
はじめに
今回もご要望がありましたので筆を執ることになりました。時間かかりすぎ。頼んでくれた本人絶対忘れてる。
さて今回の題材は「相関関係と因果関係の違い」です。
まだ20余年しか生きていない私ですが、そんな私でもこの違いを分かってない人結構いるなと感じます。そして、大抵の場合皆さん同じところで勘違いされています。
漢字ばかりで難しい、そもそも違いが判らんと思っているかもしれませんが、例を用いると意外とそうでもないです。
読み終わった頃には人に説明できる事間違いないです。知らんけど
本題に入る前に
まず2つの言葉の意味から見ていきましょう
相関関係:片方が変化すると、もう片方も変化すること
因果関係:1つのことが原因で、1つ以上の事が起こる事
あれ、、、、?一緒じゃない?
と思ったあなたはこの記事を最後まで読んでください
ではそれぞれの例を見ていきましょう。
スタートです。
因果関係について
まず何か変化が起こった場合、人間はこう考えると思います。
「変化が起こっているということは、何か原因があるはずだ」
もちろん日常生活で毎日そんなことを考えていたら疲れますが、
カードゲームをプレイされる方はメタゲームが変わった原因、
あるカードが突然使われだした原因等いろいろ考えると思います。
この原因がなぜなのかを問い詰めていくと原因が見えてき、
いくつかの結論に達すると思います。
最近のMTGで言うと、
原因1:オークの弓使い書いてあること強すぎ
原因2:タフネス1のクリーチャーを亡き者に出来る
原因3:ドローを咎められる
原因4:強すぎぃ!
結果:オークの弓使いが流行る
あくまでも一例ですが、
これはきちんとした因果関係ですね。ひとつ感情混じってない?
「原因に対して結果が起こること」
言うなれば、確信をもって言える事
これが因果関係です。
原因が1つである必要はありません。
大したものではないですが、ここも落とし穴です。
相関関係について
ここではいきなり例に入る前に1つ問を投げかけます。
ハマぐり君はリアニメイトを使っていましたが、勝ち悩んでいました。
悩んで悩んだ結果メインサイドに「秘儀の職工」、
メインに「古えの墳墓」を採用しました。
そして大会に出てみると直近でずっと負け越していたのがここ3回は勝ち越し、
トーナメントまで行けました。
また、ある日は上記の2種類のカードを抜いて大会に出ました。
すると負け越しました。
では、ハマぐり君が勝てたのは下記の2枚のカードが原因でしょうか。
次の段落に答えが書いてあるので、考えたい人はここで止まって考えてみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1692379460574-rUdED96v8E.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1692379519494-97yNDD51W9.png)
答えは「これだけの情報じゃわからない」です。
ふざけんな!YesかNoで答えるんじゃないんかよ!!
と思った方はいるかと思いますが、それこそが勘違いです。
今回の問題で重要なことは「2種類のカードを採用したから勝てたのか」という点です。
カードゲームはさまざまの要素が絡みます。
お互いのデッキ構築、初手、引くカード、運、お互いのプレミ、様々です。
皆さんも下記のような経験があると思います。
「このカード入れたけど結局いつもの他のカードで勝てた」
「なんか使ったけど、使う頃には勝ってた」
ハマぐり君はもしかすると、飛び切り上振れて秘儀の職工出した時には、
相手をめちゃくちゃにしていたかもしれません。
また、デッキの理解度が前より上がっただけかもしれません。
つまり、質問の内容だけでは確信が持てません。
でも、2種類のカードを入れたら勝てて、抜いたら負けたんだから、
少なくとも関係性はありそうじゃない、、、?
まさにこの「確信は持てないけど、関係はありそう」
これこそが相関関係です。
先の質問に戻ると、
実際上振れたのか、秘儀の職工が活躍したのかは1マッチ毎、1ゲーム毎を見ていかないと分かりません。
1ゲーム1ゲームを分析して実際どうだったかを考えることを突き詰める、
それはもう因果関係になります。
確信が持てるわけですからね。
まとめると?
少しは雰囲気がつかめたでしょうか。
つかめたのなら何よりです。
先ほどの例と似たものを使い、因果相関を一本の線にしようと思います。
ここから例です。
まず、リアニメイトでこのカードを試そうと思うとします。
理由は土地基盤が安定しそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692381774170-GbIYHySnyq.png)
このカードを使いたくさんプレイしました。
すると入れなかった時と比べ、土地基盤が安定してる気がしてきました。
勝ちにもつながってるかも、、、?とも感じました。
そうなると、ここで一つの仮説が生まれます。
「確信はないが、こいつを採用したから勝ててるんじゃないか?」
この段階が相関関係です。
まだ仮説なのは、そもそもトロール使わずとも勝てているかもしれない、
上振れて勝ってる時が多いだけかも、などが理由です。
そこから、仮説を確信に変えるための施策を打っていきます。
勝てた時はなぜ勝てたのか、負けた時も同様です。
そうすると、
「やっぱり、勝てたのはこいつのおかげだ!」
「このカード蛇足だわ」
のどちらかになると思います。
この「やっぱり、勝てたのはこいつのおかげだ!」
となると初めて、
「トロールを入れたから安定して勝てた」
という因果関係が生まれます。
流れを簡単な図にするとこんな感じです。
左から右にかけて時間が流れているイメージです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692384112375-rHx6pBvFtD.png?width=800)
Excelでしか作り方わからなかったよ。
終わりに
以上が因果関係相関関係の説明になります。
本当はもう少しお話出来ることはありますが、
今回はあくまでもさわりです。
興味があれば調べるなり、僕に聞くなりしてください。
(2) ハマぐり(@hamaguri_sumi)さん / X (twitter.com)
最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
よう頑張った、勉強になったと少しでも感じていただけたら、
ぜひお小遣いをあげる感じで記事を購入してください。
ではまたリクエストがあれば書きます。
リクエストも随時受付していますので、
気軽にDMください。
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