HPVワクチンが普及してる国で子宮頸がん患者が減ってる理由とは?⇒質問が既におかしいww


凄いものを見てしまった。
よく分からんけど、質問に答えろよ、と激しく追及してるっぽいw


何といいますか、弱い者イジメ的な感じ?ww


ここで質問者に強力な?援護射撃がw
データ来ましたw



我が意を得たり、風?な質問者は、自信を深めて更なる追撃をぶちかましてる模様w


尋ねられた人でもありませんが、当方が替わりに見解を書いてみますねw


まず、「ワクチン普及国で子宮頸がん患者が減っている」との当初からの指摘だが、これが少々変だと思う。ワクチンってHPVワクチンのこと?
それとも、普通のワクチン全般?

何だかよく分からないが、まあ、恐らく「子宮頸がんワクチンのこと」だろうと善意に解釈して話を先に進める。
もしも、「子宮頸がんワクチン」に効果があるなら、そのワクチンのお陰で子宮頸がんの発症者が減って「子宮頸がん患者が減った」のだろうという推測を言っているものと思う。


で、質問者は提示を受けた悪名高き『みんパピ』さん絶賛提供中のグラフを見て、「ホレ見ろ患者が減ってるぞ、その理由を言え」と要求しているものと思う。何か、勝ち誇ってる感じ?w


当方の見解としては、全くお話にならないというのが第一感ですねw
以下にその理由を書いてみますね。


1)データがどうして2015年までしかないのか?

見出し通り、2023年の今なのに、せめて20年とか21年のデータはないのかな?とか疑問に思いませんか?
もし本当に日本との比較をしたいと考えているなら、15年までの数字では「ほぼ何も分からない・言えない」と思います。

どうしてか、って?
日本で「子宮頸がんワクチン接種」が実施されていたのは、2010年頃~2013年くらいだったはずで、14年以降は勧奨を停止したので接種率は低下していきました。海外では接種してましたね。

で、問題は子宮頸がんというのが、がん化するのに感染から約10年程度と言われており、比較できるのって接種開始から10年後くらいじゃないと無理なわけです。日本の増加を示すグラフが2015年なのは、接種と無関係にそういう傾向だった、というだけでしょうね。恐らく婦人科の「大規模健診」事業みたいなのとかやった(子宮頸がんワクチンの効果を観察する為の大規模研究的なものの存在?)せいかもしれませんし。


また、英国、米国、カナダ、豪州、韓国が比較対象ですが、それぞれ子宮頸がんワクチンの認可と導入、接種開始時期は異なっており、それらについても接種後10年間くらいの間に発生する「子宮頸がん患者」の多くは、接種開始以前の集団内で生じてきていた感染~病変の可能性が高いので、ワクチンの効果とは関係ないです。

なのに、2015年のグラフで見てるということは、殆どの国で05年以降にワクチン接種開始だと、それはワクチンの効果・恩恵を見ていることにはならないので、子宮頸がん患者が減っているのは「たまたま、偶然」みたいな理由しか言えないかと。

因みに、子宮頸がんワクチンが最も早く認可されたであろう英国ですら、接種開始は05年途中ですから、グラフの殆どの国はそれより接種開始が遅いので、2015年までにワクチン効果で子宮頸がん患者が減少する、など観察できるはずがない、とは思いますねww

例えば09年にワクチン接種プログラム開始時点でそれ以前にHPVに感染していた人は、09年に接種した所で2015年の子宮頸がんの発症を防げるというわけではないのです。


なので、このグラフを『みんパピ』さんがワクチン効果を謳う為に提示しているということ自体が、極めて不誠実であり、医学・医療知識に乏しい大衆に誤解を与えていると思います。


2)ワクチン認可・接種プログラム開始以前から、「子宮頸がん患者」は減少していた

最も端的な反論がこれですね。ワクチン接種開始以前から減ってきてたんだから、そういう減少トレンドだった、という話では?

「子宮頸がんワクチンの効果」には何ら無関係に、薬剤が認可される以前から減ってるんですから、接種せず何もしていなかったとしても、そのまま減っていることと見分けがつきませんね。

長期的に減少トレンドだったのはどうしてか、と問われても、よく分からない、としか言いようがないですね。


この程度のグラフを持ってきて、ワクチン普及国で子宮頸がん患者が減ってる理由を説明してみろ、と言われても、答えられる専門家はまずいないと思いますねw

いくつか推測される理由とかを挙げることは可能かもしれませんが(例えば、コンドーム普及と装着率の上昇、みたいな。あくまで例示です)、韓国みたいに全く別な傾向を示してたりするから、一概には言えないかと。

要するに、『みんパピ』の出してるデータからは、子宮頸がん患者が減ってる傾向と、ワクチン普及の関係なんて、何も分からず・医学的な見解なんて特にないのではないか、という話ですねwww


参考までに、HPVワクチン接種プログラムを長年実施しており、接種率も8~9割というスウェーデンでは、近年の方が「子宮頸がん罹患率」は上昇してきましたね。





2020年の数字で13.0(09年は9.7)なので、普及国が一律に子宮頸がん患者が減ってる、という前提自体も正しくないですねw



追記:

上記ツイートの方とやり取りをしましたが、長い長い経緯があったとの事で、双方が熱心に議論を重ねていたそうです。
主に、「ウイルスの存在証明」との事でした。それに対する質問が上記内容だったそうで、部外者の当方が首を突っ込んだのは失敗でした。

申し訳ありません。

謎議論の展開が継続するそうなので、双方が納得できるように頑張って下さい。

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