ガスパイプライン「ノルドストリーム1・2」の爆破テロは誰が実行したのか?

大方の人々が当初から予想していたように、ロシアと敵対していた米英の犯行が濃厚となってきました。

それがスウェーデンの捜査打ち切り報道です。



(一部引用)

『スウェーデンのマッツ・ヤングビスト検事はロイターに対して「私たちは何が起こったのかの情報を持っており、その内容を詳しくは言えないが、私たちには(捜査の)権限がないという結論になった」と説明。「この捜査を続けることはスウェーデンの任務ではない」と語った。

ヤングビスト氏は捜査が広範囲に及び、捜査結果はドイツ当局と共有したものの、秘密保護法によって証拠を公表することはできなかったと述べた。

(中略)

ドイツは昨年7月に国連安全保障理事会で、爆発物の運搬に使われた可能性のあるヨットで海底爆発物の痕跡を見つけたと説明。訓練を受けたダイバーがノルドストリームに爆発物を取り付けた可能性があると指摘していた。』


捜査の証拠がロシアの犯行に結び付くなら、そのように公表するだろう。それを言えないというのは、裏があると見られるのは当然だろう。

スウェーデンにとっては、丁度「NATO加盟問題」があり、米英にとって不利な情報提供などするはずもない。政治的背景がある、ということだ。


爆破地点の近海で長期間に渡り活動していたのは、米海軍だったことは明らかだった。






米海軍のネイビーシールズ(或は、英海軍特殊部隊?)のような高度な潜水能力を有するといった特殊部隊であれば、大型揚陸艦を擁して展開していた時間に爆発物を設置できたであろう。










で、暫く後に「米国の国務省メールサーバーが中国にハッキングされ読まれた!」とか、つい最近も「日本の外交公電も読まれている!」みたいなアホ報道を流したんですか?



ロシアがウクライナで本格的な戦闘を開始する前から、米国やウクライナにとって断然不利に働くことになるのが「ノルドストリーム2の本格稼働」だと指摘したら、その半年後に1・2とも一緒に爆破されたわけだ。



FRBの利上げも、米国産原油・シェールガス生産の史上最大規模に増加したのも、この後に起こったのでしょう?






無期限稼働延期どころか、約半年後にはガスパイプラインそのものを爆破で破壊して稼働を阻止、ということですね。







苦境の米国シェールガスの復活を狙って、邪魔な存在のロシアの天然ガスを排除すれば、米国に巨大なカネ(利益)が転がり込むことは明白だった。



偶然だが、ノルドストリーム爆破事件の捜査をやってたのも、挙げた3か国ということだね。



ついでに言えば、「日本の外交公電が中国に読まれている!」と米国が難癖をつけてくるのも、例えば下記のようなツイートを書くと「どうして米帝からの命令がバレたのか」と疑問に思ったりするのですか?

『従米派に乗っ取られたバカ企業が米帝の命令によって長期契約を打ち切る愚w』
これが外交筋より本当に命令が来てたりすると、図星なので「情報漏れだ」と米国担当者のクソエリート勢が憤慨したのかね?



内実は知らんけど、ポンコツ外務省やその他霞が関だの、LNG大量消費企業(大手電力会社w)だのに、何の関連もなく情報源がなくても、普通の公開情報だけで予想できる話ですね(笑)。





米国産LNGが26.53ドルに対し、中東産16.44ドルと10.09ドルも単価が高いのに敢えて購入するという民間企業は、普通は存在しないわけです。

あるとすれば、特別な契約や政治的圧力(=押し売り)などの背景があるような場合では?
2023年度の米国産LNG輸入量が増加しシェアが拡大していたのは、恐らく「特別な契約」の存在があるから、なのでは?
天然ガス輸入総量が減少する中で、米国産だけが増えているというのは、そういう意味でしょう?


残念だが、日本の今の実力というのは、悪徳商法や詐欺被害に遭う老人と同じだということです。




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