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B2BとB2Cの違いは何か

企業と企業が取引をするとき、Business to Businessを略してBtoBやB2Bといいます。例えば、鉄を売る会社が鉄鉱石を仕入れてきて、溶かして鉄板にして売る場合は、仕入れも販売先も企業なのでB2Bです。
一方で、企業が顧客を相手に商品を売る時は、Business to Customerを略してBtoCやB2Cといいます。例えば、家電製品なんかは、間に代理店が入るものの企業が顧客向けの商品を作って販売しているのでB2Cです。

パソコン、文房具、自動車など仕事で使われて、個人で使うために購入するモノもあります。品質や価格に差はあるもののB2BとB2Cの境界線がはっきりしないこともあります。

企業がモノを購入するときは、購買担当者が見積もりをとります。最終的に買う買わないを決定するのがトップであることもあります。少なくとも、購入プロセスに購買理由、価格の妥当性、責任者の最終決定があり。複数の方がプロセスに絡んでいます。これがB2Cだと、買うのは自分の予算内で、使うのも自分、最終決定も自分、と個人が全て行う形になります。

つまり、販売側から見ると、B2Cの場合は来店した顧客やネットで検索している顧客が全ての決定権限を持っているのとは対照的に、B2Bの場合は最終決定者が誰なのか、企業がどういうプロセスで購買を行なっているのかという企業個々の体制やシステムをある程度知ることが販売の鍵となります。
また、担当者が変更になったとき、体制が大きく変わった時もB2Bでは、新たな商談のチャンスがあります。

また、B2Bは、会社の決算をベースにお金が動くので年度末の3月に予算消化のためにモノが売れたり、四半期の区切りで売り上げが伸びたりします。
対して、B2Cでは個人の収入が増えるボーナス時期の6月と12月が商戦の時期となります。
共通するのは谷間の2月と8月に飲食の消費が落ち込む点です。これは、歓送迎会の谷間や個人の貯蓄が減る時期に重なるためです。

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