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米国株銘柄 TSMC

TSMCは台湾の半導体製造会社です。台湾の会社ですが米国に上場しているので米国株四季報に載っています。
会社の特徴は、設計はせず、生産に特化した半導体製造の会社ということです。かつて人件費の安い台湾にアメリカが発注してTSMCが急成長してきました。アップルのiPhoneなどで使われている半導体はTSMCが製造しています。

日本に関係するところでは、2024年の稼働開始を目指して、熊本県に工場を建設しており、労働者の賃金上昇がニュースになっています。立ち上げの時に台湾から技術者が来ることが予想できます。しかし、日本人が工場で働くということがやや不人気です。理由は、かつて半導体業界が一気に駄目になったことと、製造業の工場で大リストラが行われたことが原因です。

世界では、ロシア-ウクライナ、イスラエル-パレスチナの次に大きな戦争が起きるとすると台湾です。中国が、ウイグル地区、上海に続いて統一しようとしているのが台湾で、隣接する日本も沖縄の軍事力強化で対応しています。
もし、中国が台湾統一に動くと、世界の半導体供給に影響が出ます。今や、半導体はパソコンやサーバー、スマホ、ゲーム機だけでなく、家電全般、自動車、重機などにも搭載されるため、半導体不足が製造業の生産停止に繋がります。

アメリカにとってもアップル製品の供給などに影響が出るため、台湾は重要な拠点になっています。アリゾナ州にTSMCの工場を建設して、リスクを分散させようとしています。

私がTSMCの株を購入したのは、これからまだまだ伸びるからという期待のためです。しかし、目先はデータセンター向けもスマホ向けも一段落して、中国のバブル崩壊で需要が落ち着いたため株価は下がっています。
長い目で見れば大きく上下しながらも上昇のチャンスはあると思います。売上高740億ドル、営業利益360億ドルとダントツの業界一位で、ライバルはSamsungやインテルです。

新NISAのタイミングで買い直す予定の銘柄です。半導体銘柄は日本にもレーザーテックなどがあります。株価の上がり下がりにうまく乗れは儲かるんだろうなと思って見ています。

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