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やる気スイッチは探しても無理なの


最近の仕事で最もアツイのは、大学生の卒論を見る仕事です。

私は教員になってからゼミというものを持ち(私自身はゼミに所属した経験がなくて実はあまりゼミというものがわからない)、卒論指導というものをしています。私のゼミに参加している学生が、卒業にむけて卒業論文を出すのです。大変なことです。

彼らを観察していると、彼らが論文を書く流れと、私が書く流れは、全く同じである事に気づきます。やる気パターンの流れが一緒なのです。

ハマダのやる気パターン(論文編)

  1. 最初は何を書けばいいかよくわからないから、重い腰が上がらない。書き始めるということが億劫でなかなか始まらない。

  2. ノロノロ書き始めると、調子にのってきて「意外に書けるかも!」とスタートダッシュが来る。

  3. 書いているうちに難しい部分にさしかかる。失速する。

  4. 低迷期。連絡しないでほしい。ほっといてほしい。書けていないんだってば。

  5. 締め切りが迫ってきて、不思議とやる気スイッチが押される。始めると難しい部分もいつのまにかサクサク飛び越えられる。同時に大騒ぎする時期でもあり、わからないことを担当教員や先輩に連絡しまくる。

  6. いろんな人に助けてもらいながらギリギリで完成する。やればできるじゃん!とお祝いする。


この流れは私だけでなくて、多くの人に当てはまるのかもしれないと、卒論に励む学生たちを見て思うのでした。ほっといてほしい時があるよね。やる気がみなぎってメールで質問しまくる時期があるよね。そう思いながら、彼らの提出日まで気を抜かず働く私がいます。


やる気スイッチはどこにあるのか


論文や提出物を作成する時は、毎回やる気スイッチを探します。なるべく早く作業にとりかかれるように、そしてなるべく早く提出できるように、やる気が降りてくることをひたすら願います。

ただ、ここまでいろいろ提出してきて思うのは、やる気スイッチは書き始めなければ押されないということです。スタートダッシュがやってくるのは、書き始めることで「意外にいける」という感覚が来て楽しくなるから。書かなければそのスイッチは永遠に押されません。

そして締切が近くなってきたら、さらにやる気スイッチは押され続けます。焦ったら無理やり押されるものなのです。

つまりは、書いてみないとやる気は起きない。締切が迫ってこないとやる気は起きない。ということなのです。


なんとも当たり前で、参考にならない話でした。でもやる気が出ない時は、とりあえず書いてみるか、締切ギリギリまでのんびりしてみて下さいね(責任はとれないよ)。

暗闇の中のやる気スイッチ

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2023年のテーマは洒洒落落。物事にとらわれず、さっぱりと生きたい。そんなハマダのこだわりレスな記事はこちらに収めます。


ハマダユイ
ソーシャルワーカー11年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。

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