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境界線を意識すると、大切なあの人との関係が少し温かいものになる。

こんにちは!はまだです。

私が大切にしているものの中に、心理学用語で「境界線」というものがあります。

境界線とは

境界線1

「あなたはあなた」「私は私」を明確にして、お互いを尊重する線です。

英語ではBoundary(バウンダリー)と言います。


私の母は、

「ゆいちゃん、あなたとあの子の間には、バウンダリーがあるんだよ。」

「ゆいちゃん、それはバウンダリーを越えているよ。あの子にはあの子の自由があるんだよ。」

と、私が小さい頃からバウンダリーバウンダリー言っていました。


なので、私には見えるのです。

あなたと、私の間にある境界線が。お互いの自由を守る線が。

私のイメージでは、赤い紐のように見えています。


境界線が侵されると

境界線2

境界線が踏み越えられると、お互いに居心地が悪くなります。


「家族なんだから、部屋に勝手に入ってもいいよね?」

「親なんだから、予定を全部教えてもらっていいよね?」

「恋人なんだから、友達みんな紹介してくれるよね?」

「友達なんだから、貸してくれるよね?」

「上司なんだから、アドバイス受け入れてくれるよね?」

「手帳の中身、見てもいいよね?」

「機嫌が悪い理由、教えてくれるよね?」

「私の気持ち、わかってくれるよね?」

ねねね?


そこに二人の友情や愛情や先輩後輩は関係ありません。

自分の 持ち物、予定、感情、秘密

それは自分だけのものであり、シェアしたくない時はシェアする必要はないのです。


それが、尊重されているということ。


大切な人ほど境界線を踏み越えやすい

境界線3

このイラストでは、左の女の子が「私の気持ち、わかって!!」と境界線を超えていっている様子が描かれていますが、右側の「あわわー」な女の子も、一緒になって踏み越えているのです。


大切な人が悲しんでいる時や、怒っている時

「私がなんとかしなきゃ!」と思うことはありませんか?


「恋人が辛くて苦しんでいる時は、寄り添ってあげなきゃ。」

「私がその気持ちを理解してあげなきゃ。」

「私が話を聞いてあげなきゃ。」

「家族だから、電話に出てあげなきゃ。」

「メールの返事を、してあげなきゃ。」

「あの人が苦しんでいる時だから、私も楽しんじゃいけない気がする。」


相手の感情は、相手のもの。

共感して何とかしてあげることと、尊重は違います。


そもそも、他者にはその人の感情を「何とかする」なんてことはできないのです。


同時に、自分の感情は自分のもの。

何とかしてくれるのは、自分しかいません。


電話に出ると苦しくなるようなら、出なくていいのです。

相手が大切であることとは無関係。

私たちは自分のやり方で、相手を大切にできる。

それは、「しばらく会っていないけど、大切に想っている。」

それだけでもいいのです。


私たちができること

境界線4

今回私は、「境界線というものが存在するんだ」ということを知ってほしくてこのnoteを書いています。


私たちは、境界線なんて見えない線は、しょっちゅうポポポンと踏み越えてしまう。(ポポポン…?)


そして苦しくなるのです。


大切な人だからこそ。

恩を感じている人だからこそ。


あるはずの境界線が、ぐちゃぐちゃになって苦しくなるのです。


人との関係で苦しい時、少し思い出してほしい。

あなたと、相手の間にある線を。


「踏み越えているかな?」

「踏み越えられているかな?」

「どうしたら私の気持ちを大切にできるかな?」


私たちは自由なのです。


まずそこを知ってほしい!

それが第一歩だと思っています。


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