過去は幻想、未来も幻想

「過去は幻想。未来も幻想である」

これは私が好きなByron Katieの言葉。

私の悩みはいつも過去や未来のこと。

過去を振り返って「あそこで間違ったかな」とか「今思い出してもあれは腹が立つな」とか。

同時に未来を思って「私は大丈夫かな」とか「もし仕事がなくなったらどうしよう」とか。

それを、「あなたの頭の中で起こっている、ただの幻想」と読んだ時は嬉しかった。過去はもう存在しないもの。未来はまだ存在しないもの。それって幻想でしょ？と言われれば、そのとおりだと思う。

私が生きているのは、今でしかないのだ。今を悩むって難しい。どんどん過ぎてしまうから。５分前だって過去になる。もう存在しないものになっていく。

じゃあ、今さえ良ければいいのか？という話が出てくる。

今だけを見て、全財産をその場で使ってもいいのか？それでも未来は幻想だと言えるのだろうか。過去の私は考えた。

「今を生きると、人はとても冷静になれる。あなたが必要なことを、冷静に判断してやれるようになれる」

これもまたKatieさんがどこかに書いていた。「なーるほど」と感動した。今を生きるというのは、冷静であるということなのだ。そうすると、過去や未来という幻想で頭がいっぱいになっている私は、混乱している状態なんだな。

未来を思って混乱している私は可愛い。

でも、今を冷静に生きる自分も可愛い。

そんな風に考えながら、私は今を生きている。

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