お菓子
行きつけの喫茶店でお菓子をいただいた。
「この中から選んでね〜」と差し出された箱にはキラリと目を惹く栗のお饅頭があって「栗〜!」と声をあげてしまった。だけど、よく見るとおかきの小袋もあって一際濃そうな醤油味のそれを選びとった。
栗も美味しそうだったけど、子供が喜ぶ顔がふと浮かんでしまったから。きっとこれは帰宅した子供たちが「一人◯個だからね!」とか血相を変えて騒ぐやつだ。
これは我慢じゃなくて自分で選択したこと。なんだか母っぽい選択を喜んでしている私がいる。
ちょっと余裕が出てきたんだな、と安心している。
いい母にはなれない。もう諦めて、降参しなきゃな〜と思い始めている。
もう頑張って母をやって、無駄に怒りたくも叱りたくもない。
一緒に生活できる時間は、もう半分は過ぎたのかもしれない。
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