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「誰もが新型コロナを学ばないといけない」たった1つの理由

学ばないといけない病気ってあるの?

新型コロナウイルス。医療職かどうかに関わらず、あなたも、私も、これからずっと勉強し続けないといけない病気です。 それはなぜでしょうか?

私は町医者です。色々な病気のことを知っています。もちろん知らない病気もあります。それでも医療とは無縁の方と比べたら知識量は比較にならないでしょう。

患者さんが「とある病気」になっても、その病気について誰もが勉強しないといけないとは思いません。

たとえばあなたが腕を骨折したとしましょう。治療期間はギブスで約3か月。不自由はあるでしょうが、3か月後には通常の生活に戻れます。

・・・これであれば、あなたは骨折について深く学ぶ必要はありません。

その理由は簡単です。「付き合う時間が短いから」。短期決戦であれば、あなたは病気について学ぶより、やるべきことは沢山あるはずです。

新型コロナウイルスを考えてみましょう。短期決戦型ではありません。恐らく2年、いやそれ以上の時間を共に過ごすこととなります。

それだけこれから長く付き合う『相手』であるのに、しっかり分かりやすく説明をしてくれない『専門家』といわれる人達の言っている事を信じ、もしくは疑い続けることを考えてみてください。

「国が何もしてくれない」「行政が動かないから悪いー」
自分が判断できないから、ただ指示をして欲しいと思っているのではありませんか?

正しい行動をするためには、正しい知識が必要です。
それは「批判的思考」でお伝えした通り。

1つの情報を信じるのではなく、色々な正反対の情報を吟味しながら、自らの行動へ落とし込んでいく。それを常に振り返りながら(自分に対して批判的になりながら)見つめなおす『批判的思考』。是非、批判的思考で再度勉強をしていきたいものです。

子供も含め誰もが新型コロナを学ばないといけない、その理由

子供も含め誰もが学ばないといけない、その理由は
『長く付き合う病気のことだから』。新型コロナウイルスとの共存社会はこれからも続きます。今年で終わる病気ではありません。

情報はメディアを通した時点で歪められます。

新聞・テレビ・SNSのような情報の多い内容を見る時は「受動的」となってしまいます。私たちは 能動的でもあり、受動的でもある立ち位置ー ニュートラルが重要であると、この番組ではまとめていました。

長く付き合う病気は、勉強しないといけない

そのほかにも、当事者や周囲の人々には勉強してもらいたい病気は『認知症』や『がん』などがあります。『がん』も2人に1人がなる病気なのに、知ろうとしない人が多いように感じます。そしてそれだけ多くの方が付き合うことになる病気なのに、驚く。

『認知症』も長く付き合う病気であり、誰しもなる病気。そして、周りにもきっと… だからこそ、誰しも勉強しないといけない病気。

なのに、勉強せずに「なんとなく」対応し、うまくいかないと嘆き、施設入所を勧められてしまうケースと幾度となく出会いました。

私たちは『長く付き合う病気』は、勉強し学ばないといけないのです。


私から、あなたへのお願い

『新型コロナウイルス』について、勉強してください。
だれかの言っていることを、簡単に鵜呑みにしないでください。
人や行政を批判する前に、自ら勉強し、自らの意見をまず持ってください。
私からの、お願いです。



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