お酒ふだん飲まないので、たまに酒屋にいくと
「こりゃいい瓶」
とばかり呟いてしまいます。
本・書籍の装幀を愛でるのが好きなせいでしょうか。
なにしろ酒瓶って本よりもベースの価格帯が高いせい/おかげなのか、より
「好き放題にお金かけてる感」
があるんですよね・・・。
紙部分だけにかぎっても、
箔押し/エンボス/ニス/ホログラム/風合い満点紙/函入
なんでもありだ。
同人誌の表紙の参考になるかと、ワインラベルを漁った時期もありましたが、こないだ行った酒屋では「ウォッカ」と「ジン」の系列が良かったなあ。
(下記の「ディープラン」の手法とか、ブックデザインで何か使えそうですよね)
ワインや日本酒はラベルで変化をつけてくるけど、ジンやウォッカは瓶そのものからすごい形を繰り出してくる
そんな漠然とした印象。
だいたい、「ジン」がどういう酒なのかもよく知らないんですが。。。
そんな目線でただ貼っておく日記。
筆記体でショパンと書かれた、三色展開のボトル。やや細身でスラリと伸びたシルエットも美しい。ショパンの故郷ポーランドで生まれたウオッカです。
それぞれ、黒:ポテト、赤:ライ麦、青:ウィート(小麦)と原料が違うそうな。そうなんやー。
色バリエーションがあると、それだけで3割増しでよく見えちゃうんですよね・・おれは。
ただこの、輸入酒でこまるのが検索しても狙いの画像がなかなか見えないというところ。ボトル画像ばかり出るけど、箱がいいんですよ。ツヤPP+エンボス加工された厚紙のベースに、中央帯の銀のテカリ。
これは欲しい! 飲まないけどほしい。
飲まないのに買うのは高い。
だから買わない。ほしい・・・。
調べ出すと、いろんな製造時期のバリエーション・限定品が出てきちゃって、さっぱりわかりません。
鍵です。
この鍵、そういう形のボトルに塗装してるだけじゃないの?と裏から透かしてみましたが、ちゃんと単体の鍵がくっつけてあるんですよね・・・。
こんなことされたら、
子どもは欲しくなっちゃいますよねえ。
おれもほしい。
おれぞほしい。
フリマに出してる人いました。
これ見ると、裏はペッタンコなんですね、接着しやすいように。そこは残念。
色がティファニーブルー的な涼やかさ。(サントリーの翠ジンソーダもこういう色)
ラベルの文字もレトロで事務的にフォーマルに配置したタイポグラフィ。ロンドンのカッコよさを感じる。
ええなあ。
フーン、薄紫色のラベルに、かすれたモノクロの湖畔風景? いいじゃないの。
という画像かもしれませんが、この湖畔風景は、実はボトルの後ろに貼ってあります。製造や成分表示のラベルの裏側に印刷されたもの。それをウォッカの液体ごしに透かし見るという効果が設計されている。
店頭で見ると、おっ!やってんな。と思います。綺麗。
びっしりと浮き出し文字が刻印されたマニ車、じゃないボトルが印象的なジン。
グラスもあって、こちらになると寿司ネタ湯呑 みたいですね。
みなさんも、カッチョエエ瓶を眺めるだけの酒屋LIFEを楽しまれてはいかがでしょうか。
瓶だけ売ってくれないかなあ。
追加 2023年10月18日
フランスの、ブドウで、ウォッカを作ったそうです。ワインは~?とは言わない。
縦にスッと伸びた美しいプロポーションに、シロップが沈殿していくような透明感のあるにじみ。
カラーバリエーションもたまりません。
味の?フレーバーのバリエーション?
いいえ、カラーバリエーション。
バチーッと一色塗りつぶしの帯を巻いたデザイン。そこにデジタル時計のセグメントも思わせる書体で名前を置き、直角的にまとまった佇まいが気持ちいい。
しかも帯のところはゴム製とのことで、実用性も込みなんですね。これぞデザインやー。
メキシコの伝統工芸を意匠に採り入れたというデザイン。
これまで見てきた、スタイリッシュ、ツルーン、ストーン、系とは一線を画しております。
ボトル(デキャンタ)は手作り!
何度読んでも区切りがわからない「クラセアスール メスカル ゲレロ」(緑のもの)を含んだシリーズ。
クラセアスール、という商品シリーズの、メスカル、という酒種の、ゲレロという州が原産ということらしいのですが、下のPR Timesの文章からして難解ですごい。
バリエーションの中で、ガラス的、陶器的、磁器的、いろいろあり。
空き瓶をメルカリで見ることも。
※ちなみに・・・テキーラとメスカルの区分けかた
奥飛騨ウォッカ(ウォッカ)
まず箱のティファニー感がいいのと、本体は青ボトルと白和紙の質感のコントラスト、帯に押された文字が凹んでいるところ、色んなテクスチャを訴えかけてきて、見つめてしまいます。
どことなく溢れるリステリン感も、それはそれでたまらない。
またなにか見かけたら増えていきます。