面白い漫画と売れる漫画
今回は面白い漫画と売れる漫画の違いやどうやって作るのかを解説していこうと思います。
面白い漫画と売れる漫画の違い
まず面白い漫画と売れる漫画の違いについて説明していきます。
少し残酷なことを言います
結論から言いますと面白くても売れないものは売れないです。
これなぜかと言いますと面白い物語の作り方にも関係してきますがたとえ面白くても読者の「共感が」足りないとみんなは買おうと思いません。
この共感というのが厄介でしてね、実は時によってかなり変わってくるんです。
例えばエヴァンゲリオン。あれはかなり暗い作品ですよね。自分の意思ではないのに◯ぬかもしれないロボットに父親に無理やり乗せられる。
あれが流行ったのが1995年です。大体2000年代ですね。
後は仮面ライダー龍騎もライダー同士で◯しあうという暗い設定が流行りました。
それに比べて今はチェンソーマンだったり呪術廻戦、鬼滅の刃などただ単純に楽しめる作品が流行ってるんですよ。
これってファッションと同じ流行り、時代なんですよ。なので売れる漫画っていうのは時代に合った漫画なんです。
例えば地下のライブハウスに一人だけでヴァイオリンかトランペット持ってクラシック弾いたって誰も見向きもしません。下手したら出禁です。
それと同じことだと思うんです。
だから今みたいに映画館でエヴァンゲリオンみたいな映画流したってレビューは「暗すぎ」「単純に楽しめなかった」でいっぱいでしょうね。
あの時代はバブル崩壊でみんなが「来年はどうなるんだろう、下手したら明日だって」ていう暗い気持ちだったからこそ面白くなったと思うんです。
大体物語系はこういうメンヘラ時代と単純時代の繰り返しでできています。
2000年代前の1980年代は悪い奴らをバッタバッタとなぎ倒す北斗の拳みたいなのが流行りました。
でも今の時代はその単純漫画にちょっとわかる〜を加えたギャグが流行ってます。(おそ松さんなど…)
だいたいわかってきました?
プロの心構え
次はプロの心構えを紹介していきます。
簡単にいうとプロとは誰かのために漫画を描いている人間です。
そりゃあそうです、お金もらってるんですもの。自分のために漫画描いてたら辞めるのも自分の勝手、面白くないのも自分の勝手です。
でもそれじゃあ良くないです。僕などの漫画描いている人間は一体何をするため漫画を描いているのかと言ったら人に読んでもらうためでしょ。
人に読んでもらうために漫画を描いています。なのに面白くても売れなくて読まれなかったら勿体無いと思います。
こういう誰かのためをずっと続けて頑張って描いている漫画家がプロになるのだと思います。
編集者にウケる漫画
じゃあ今度はもっと場面を小さくしていきましょう。次は編集者にウケる漫画です。
編集者に漫画を読んでもらうときは持ち込みや漫画賞の時など様々です。
ここでウケなければプロは遠い夢です。
じゃあどうすれば編集者にウケてもらえるかと言ったら過去作と熱意です。
その雑誌にあった同じ流れの過去作(これパクリだろ…と言われるのはダメですよ)と自分の経験、好きなものや語りたいものです。
漫画はジャンル分けされてますのでかなり残酷な物語を明るい漫画が取り柄の出版社に持って行ってはいけません。
進撃の巨人の作者、諫山創先生もやっぱり最初は王道のジャンプに持って行ったそうです。
ですがやっぱりダメだったそうで漫画じゃなくジャンプを持ってこいと言われたそうです。(核心を突いてますね…)
ですがマガジンに持って行ったところ好評されたらしく漫画賞で佳作をもらったそうです。
このように前作のパターンがある出版社に持っていきましょう。
次に熱意(趣味や経験)です。
出版社が求めているものと新しいテーマ。これで編集者が求めている物の完成です。
この熱意は新しいものを作り出す鍵となります。
賭博黙示録カイジの作者、福本伸行は実際にギャンブルが好きだったそうで、カイジみたいな生活をしていたそうです。
このように自分の経験と好きなものにひねりを加えると漫画は新定番を作り出すことに成功します。
最後に
このようにアドバイスした内容に沿って漫画を作ってみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。
良ければコメント下さい。