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みそまん図鑑 No.23 藤枝市 御菓子處 桜屋さん

アラフォー夫婦による一から学ぶ和菓子、みそまんシリーズNo.23。

桜屋さんは、JR東海道線の藤枝駅より車で約20分、藤枝岡部ICより約5分の場所にあります。
王道の和菓子屋さんという雰囲気で、美しい上生菓子も目を引きました。お会計の時に、女将さんがとても気さくに声を掛けて下さり、温かい気持ちで過ごせました。

地図

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桜屋さんのみそまんは、楕円の球状です。大きさも稲荷タイプの中ではそこそこ大き目で、表面の岩の様なゴツゴツ感が印象的です。美味しそうなツヤがあり、色は濃い目のベージュ色です。

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皮の厚さは、今までの稲荷タイプの中でも特に厚い印象です。また、中の餡は珍しく黒のこし餡で、包丁で切るとやや潰れる位の柔らかさがあります。
感想は人それぞれだと思いますが、奥さんと二人で食べてみて、桜屋さんのみそまんの特徴をまとめてみました。(※皮を稲荷タイプと言っているのは僕たちが勝手に名付けたもので、お寿司のお稲荷さんの皮ではありません。小麦ベースの膨張材が入っていないまんじゅうの皮です。詳しくは過去の記事を参照してください。)

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レーダーチャート


<まとめ>
桜屋さんのみそまんの特徴は、とにかくバランス感が素晴らしく、やみつきの旨さである所です。
皮にしても、塩味が強めでみそや醬油の風味も強めなのに、しょっぱすぎる事がない。また、皮も厚手なのに食べ難さを一切感じさせず、餡との食感もマッチしています。加えて中の黒こし餡に関しても、小豆とみその風味が決してぶつかることなく、心地よく融合しています。さらに全体的な甘じょっぱさをみても、塩味が勝っているように感じるのに、また食べたくなるやみつき感があります。
僕たち素人には到底解読が出来ないバランス感で、以前食べた「たけうちさん」同様に、夫婦二人ともが気に入ったみそまんでした。
桜屋さんとたけうちさんでは、味わいの趣向性が全く違うのですが、二つのお店とも共通しているのは、「とにかくおいしいから食べてみて!」と伝えたくなる所です。むしろ説明が出来ないのです。職人さんのセンスとはほんとに凄いものです。
今回も大変美味しくいただきました。(続く)


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