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ボックスのかんじを紹介しよう!

こんにちは!
七盤のハムさんです。

この記事は、grapswizさんの「ボドゲ紹介 Advent Calendar 2022」の2日目の記事です。

紹介する作品の選定

何を紹介しようかと悩みましたが、アドベントカレンダーの企画記事ということもあり、普段の読者以外の方からの購読も多くなるのではないかと思いました。
そこで「ボードゲームを知らない人に最初に遊んでほしいボードゲーム」という観点から、新ボードゲーム党「ボックスのかんじ」について紹介することにしました!

作品紹介

漢字をテーマにしたカルタです。

準備
縦5列*横5列になるように25枚の漢字札(取り札)を並べます。

遊び方
お題が書かれたお題札(読み札に相当するもの)がめくられるので、条件に当てはまると思う全ての漢字札を取ってください。
最初のお題札で取れる漢字札がなくなったら、ジャッジを行います。
漢字札を25枚になるように補充して次のお題札をめくります。
これを繰り返して、最終的に最も漢字札を多く持っていた人が勝ちです。

補足的なルールが二つだけあります。

「ボックス」の概念

タイトルにもなっている「ボックス」とは、漢字の中の線で囲まれた部分のことをいいます。例えば、お題札に「ボックスの数が2つ」とあった場合は「月」「高」「弟」などが正解の漢字札となります。

ジャッジ

漢字札を取ってから、自分の得点にする前にみんなで「間違えていないね」を確認するジャッジの時間があります。特に、「地獄をイメージする」などの自由度の高いお題札のときには、無茶っぽいカードを取ってプレゼン力で何とかジャッジ切り抜けるようとする人もいて盛り上がります。

もしジャッジで間違いが見つかったり認められなかった場合は、今回取った札と既に取った札の計二枚を返す必要があります。チャレンジは計画的に!

ボードゲームについて伝えたいこと

今回の主役であるボードゲームを知らない人には、ボードゲームの魅力を伝えて、ボードゲームに興味を持ってもらいたい。今後もボードゲームを楽しんでほしいというのがハムさんの願いです。
そこで、いくつかのボードゲームを遊ぶという体験を通じて、魅力と興味をどう引き出すかがボードゲーム選定の腕の見せどころとなります。

では、次の項目ではボードゲームの魅力ボードゲームの興味に関する要素をリストアップしていきましょう。

ボードゲームの魅力

①準備不要(短いルール説明)で楽しめる
②何人でも遊べる
③どんな人でも楽しめる
④初めての人とでもコミュニケーションが取れる
⑤運と実力のバランスがよい

ボードゲームの興味

⑥最近はメディアで取り上げられたり、ボードゲーム好きな芸能人もいる
⑦100個程度の規模で自作する「同人ボードゲーム」という世界がある

おすすめポイント紹介

ボックスのかんじは先に上げたボードゲームの魅力ボードゲームの興味を引き出すにもってこいの作品です。
7つのポイントに沿って説明していこうと思います。

①準備不要(短いルール説明)で遊べる

ボックスのかんじは元のルールがカルタなので、とっつきやすいです。
手番がなく、条件に合うものを全て取っていいカルタで、取った枚数が最終的な得点になることまでお伝えすれば、「ボックス」の概念の説明などは、読み札にそれらの言葉が出たときに説明しても間に合います。

②何人でも遊べる

もとのルールがカルタなので、お正月のカルタの要領で2~5人までの幅広い人数で遊ぶことができます。

③どんな人でも楽しめる

アクションゲームやワードゲーム、短時間の戦略ゲームだと、「強い人」「弱い人」がどうしても出てきてしまうことがあります。
しかし、ボックスのかんじであれば大丈夫。

・「ボックスの数がゼロ」など瞬発力を問われるお題
・「有名人の名前に使われている」など知識を問われるお題
・「カード2枚でできる(熟語になる)」など発想力を問われるお題

こんなふうに、お題のバリエーションがいろいろあるので、多くの人に活躍できる場面が回ってきます。
お題一つ一つのチョイスが秀逸なので、何度遊んでも飽きません。

④初めての人とでもコミュニケーションが取れる

例えば「有名人の名前に使われている」というお題で、サッカー選手の名前がたくさん出てきたら、「その人はきっとサッカーが好きなんだな」とか、初対面の人とでも「こんな人なのかな?」を想像しやすくゲーム後に会話の糸口を作りやすい作品です。

また、ゲーム中も「かけるもの」というお題札で「夜」を取って「それ正解じゃん!」と褒め合うような会話が自然と生まれます。
(前回遊んだときの実話です)

⑤運と実力のバランスがよい

自分で漢字札を取らなければ得点を得ることはできないので、「自分で札を取ったぞ!」という達成感を得ることができます。
一方でどんなお題札が出てくるかは運次第。「もう一回やれば得意なお題が出たりして勝てるかも」と思えるのはいい作品だなと思います。

⑥最近はメディアで取り上げられたり、ボードゲーム好きな芸能人もいる

ボックスのかんじの作者は、裁判傍聴芸人として知られる阿曽山大噴火さんです。

もともと阿曽山さんを知っている方であれば、「へえーすごいね!」と言われることもありますし、知らない方だと「その芸名面白いね!」と言われることもあります。
もし反応が良ければ「例えば、○○さんもボードゲームを作っていてね…」と別のボードゲーム芸人さんの話をしたり、バラエティ番組で取り上げられたボードゲームの話に発展させたりできます。

⑦100個程度の規模で自作する「同人ボードゲーム」という世界がある

ボックスの漢字の箱にはシリアルナンバーが書いてあります。

最初の準備の段階で「これ、シリアルナンバーつきの作品で世界に200個しかないうちの1つなんです」という話をすると興味を持ってくれる方も多いです。

「世界に200個しかないうちの一つがここにあるのか!」と思う人も「200人もこれを持って遊んでいる人がいるのか!」と思う人もいると思います。

注意が必要なところ

入手の難しさ

世界で200個しかない同人ボードゲームなので、「これ欲しい!」と思っていただいた場合でも、実際に買っていただくのはなかなか難しいです。
(通販はありますが購入のハードルは高いですし、何せ200個しかないのでいつ売り切れるかわかりません)

なので、もし複数のボードゲームを遊んでもらう場であれば、入手しやすい名作と呼ばれるボードゲームを遊びつつ「変化球」として使うとよい活躍をしてくれる作品だと思っています!

おわりに

ボードゲームを知らない人に強く強くおすすめしたい「ボックスのかんじ」を紹介しました。
200個と言わずに、ぜひ商業化や再販をしてほしいと思います!

ボードゲームに関する記事を書いているので、この記事が楽しかった方は、七盤のハムさんのnoteのフォローをよろしくお願いします!


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