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55歳料理人の決意

【超長文】55歳おっさんの新しい
@人生への挑戦

私は今
大学で教授と言うポジションで
頑張らさせて頂いております。

なぜ?料理人が?
何やってるの?
ちゃんと料理作れば!
と多くの方々からも
ご指導を頂戴しておりますが

今日は私の『心の中』を
書いてみます。

私の大学での専門は環境問題、
先端農業、
フードマーケティング
食文化経済、
新調理プロセスの定量化
などなどです。

学内でのひとコマ



まだその中には細かい
分野分けがあり
例えば
ラマン分光法や
テラヘルツ分光分析などの
レーザー解析などもあり
私は日々
あらゆる点を線で結んでいます。


日本の料理の世界
また世界での料理の進化は
素晴らしいものです。

ミシュランやワールドレストランなど
とても華やかで素晴らしい
食の世界が世界中で繰り広げられています。
本当にグルメ社会は
世界経済の象徴であり
我々の目標でもあります。

food Destination
last Destination
など
食を最終目的としての
観光も盛んです。

その一方で
自分達の足元を見ると
農業における後継者問題
地方食文化の崩壊
数十年後、消えゆく食材
大きな経済の中で「欲」と言う
ものに支配されていく希少種
レストランの在り方
保存保管のプロセス
加熱プロセスの細分化
もう
「これやばいな〜」って
感じる側面が山ほどあります。

そしてメッセージとして
料理人として
伝えて発信はしているものの
1人の料理人ができる事は
残念ながら限られています。

慶應義塾大学三田でのコンソーシアム会議



そこで
それを多く展開をして
感覚を共有できる仲間を増やして
長期的ビジョンに置き換え

私はこの
3つの『E』を考え始めました。

「教育  education」
「根拠  evidence」
「経済的 economical」


この視点から
「食」を「料理」を考えれば
多くの方々との交流も
意見交換も
後世へ伝える事も叶うと
感じました。

在来種保存
食レシピの更なる共通データー化
健康と食の関係
環境と人口増加と食への
インパクト
あらゆる角度から
「食」を見なければならないと
感じており

今まで
料理人は感覚と感性で生きていましたが
この感覚と感性を言語化して
数値化する
そしてそれを
広く世界へと共通化して
標準化する事が
勝手に私のこれからの
目標だと考え
多く方々のご協力を得ながら
未来へ一石投じております。

研究テーマに沿って



ほぼ毎日の勉強
多くの素晴らしい先生方との
学びの時間
学生達からありえないほどもらえる刺激
55歳
老害にならない様に
自らの生き様を
世の中のために何ができるか?
と日々問いかけております。

「食」を更なる領域の新しい学問として捉えて

我々を取り巻く問題を社会的課題と捉えて

未来へ向けて
必要な取り組みをするべだと
思いました。

でも
思いだけでは何も始まらない
何も進まないと感じて



慶應義塾大学SFC研究所
食・フードサイエンス&
テクノロジー共同研究機構を
立ち上げました。
慶應義塾大学のコンソーシアムとしては初めて個人での参加登録をお願いして参加できる研究機関として大学側より許可を頂きました。

もちろん
企業として社会実装する
研究交流の場として参加する事も可能です。

是非
多くの方々の
「学び」と言う場で
ご一緒しましょう!

http://ffro-keio.org

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