ダメリーマンのあがき#3『これ、どうすっか』

とにかく何かやる

そ、そうだ。セカンドビジネスってのをやってみるか。幸い、うちの会社は許可制だが副業が可能になっている。収入が減るのなら、柱を２本にすればいいんだよ。

さて、副業。一体何をやったらいいんだ？そして、何なら出来るんだ。見当もつかない。おちつけ。まずはやれることの条件を整理してみる。

1. 会社から帰って寝るまでの時間でできるもの

2. 残業がいつ入るかわからないし、時間にしばられないもの

3. 自分がもってるスキルを活かせるもの

こんなところか。結構制約が多いもんだな。
え？条件の２でアルバイト全般が全滅じゃないか！

そうだ、この前退職した元上司に、自分の得意な仕事を紹介してもらえばいいんじゃないか？　お、何か光が見えてきたぞ。

元上司は退職後に起業し、会社時代のコネクションを武器にビジネスセミナー講師として全国を飛び回っている。

相談したところ、元上司は仕事仲間の青年（個人事業主）を紹介してくれ、その青年からプログラム解析の仕事をまわしてもらった。

僕はプログラマー出身なので、解析作業くらいならそこそこ何とかなると思っていた。

何だよ、副業。ちょろいもんじゃないか。運をもってるな、俺は。行動してみるってかっこいいな。やっぱり動ける男は違う、と自己陶酔。

あっはっは。神様はそんなにやさしくない。
こんな軽率な自分に、そんな都合のよい展開が待ってるわけがなかった。