あたしの人生、人の役に立つか?12


私の仕事(私の出産経験含む) その5


産婦人科で大事な仕事の一つとして
お母さんが安心して無事に産めること、
赤ちゃんが元気に生まれてくること、
生まれてきたあとのお手伝いと指導
この3つになってくる。

私のお産は切迫早産でこそ大変だったが
つわりもさほどなく
お産もしんどくなかった。

一人目は36週で生まれて小さかったにもかかわらず、
最初に経験した陣痛はつらかった。
けれども産んだ後も体力は落ちていたが
元気そのものだった。

二人目は切迫早産の危機を脱したと思ったら
予定日近くになってもなかなか出てこない。
予定日を1日過ぎたあたりで出産した。
3000gを超えていたのと頭が大きかったので
ちょっと大変だったが、
産後は特に問題なく仕事復帰できていた。

3人目にもなると、こうまで楽なのか、、、?
と思ってしまったお産だった。
この子も切迫早産になりかけだと思ったら
予定日を過ぎて生まれてきた。
「腰がいたいな。」と思ったとき
”経産婦は陣痛の痛みが腰に来ることがある”
と聞いていたので、
もしかして??と思って病院に連絡すると、
「すぐ来てください。」とのことで
すぐに病院に行った。

けれども病院着いても
おなかは痛くもないし、
病院は緊急手術があったか何かで
バタバタだった。
朝病院について、
ゲームしながら待っても
おなか痛くならないので、
「帰ってもいいですか?」と
看護師に言ったところ、
診察するという流れになり
診察してもらった。

するとなんと、
子宮口ほぼ全開になっていて
いつでも産める状態に!

とこんな感じで
バタバタはしたが
お産自体は楽だった。

産んだ病院は
良いのか悪いのかは置いといて、
積極的に
”おっぱいをあげなさい”
という方針ではなかったから、
疲れて眠たいときは
看護師さんにお願いして
しっかり休むことができていた。

私が勤めた産婦人科は
助産師の数も多く、
おっぱい指導やマッサージに
力を入れていた。


病院によっては
授乳時間を定時というか
決めているところもある。


私の勤め先は、
お母さんのおっぱいの状態、
赤ちゃんの飲み具合などなど
お母さんや赤ちゃんの体重増加を
見ながら時間を決めていた。

経産婦はおっぱいがすぐ出るように
なるのだが、
初産婦はすぐにおっぱいはなかなか出ない。

もうとにかく
おっぱいが痛いのだ。
産んでホルモンが切り替わり、
一気におっぱいが出るホルモンと
子宮を収縮するホルモンが出てくる。

経産婦は子宮がちちんでいく
痛みがつらく、痛み止め飲む人も多い。

初産婦は
おっぱいもかんかんに張って、
痛いのにおっぱいが出ない。
赤ちゃんにおっぱい吸われて
乳首が痛くてきれてしまうこともある。
吸わせ方もコツがいるのだ。

なので入院中は
本当大変でこんな感じで
夫や家族が見えないところで
出産後は頑張っている。

助産師はおっぱいマッサージを
しておっぱいが出るようにしていくのだが、
そのマッサージが痛いのだ。

勤めてるときは
こんなことは言えなかったのだが、
せっかくのドキドキわくわくの
子育てが、
”痛い、眠い、うまくできない”
で落ち込むことから始まるのは
本当に正しいのか?
といつも思っていた。

私は看護師だから
助産師のようにおっぱいに
関するマッサージなどは
できないが、
授乳時間に降りてきた
お母さんの授乳に付き添ったり
話をしたりしていた。

お母さんと話したり
赤ちゃんの顔を見たりするのは
とても楽しかったのだが、
時間が明け方の3時、4時とか
いろいろであったため、
この時間帯は私も眠たいときもあった。

2交代の勤務時間に仮眠をとることは
ほとんどできなかった。
常にお産を控えている妊婦さんも
入院しているため、
緊張度が高かったのもある。

そのため、
体的に結構つらかった勤務だった。
帰ったら、子どもたちの世話、
寝たきりの夫の世話、
家の片づけ、食事、お風呂など
くたくたになっていた。

それでもお金の心配がなくなったので、
そこは安心した面がも大きかった。

私なりに一生懸命
本当に頑張っていたのだが、
もっときつかったのは
やっぱり人間関係であった。


次回は、人間関係の話で、
私の挫折した話をお伝えしていきます。



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