砂浜の観察 #3
9月の記録
観察はあまりできなかったが、新しい出会いがあった。
9月5日(木) ペットボトルを数えてみる
18:30
日没が早くなってきて、すぐに辺りが暗くなる。もう帰ろうか。
ふと、砂浜に落ちているペットボトルだけで何個くらいあるのだろう、数えてみようと思い立つ。
蒸し蒸し暑い。
拾ったボトルの中には、よく分からない色をした何かしらの液体が入っていたりする。
ペットボトル 大2本、小11本、缶1本で、すぐにレジ袋がいっぱいになった。
70~80メートル歩くだけで、これだけ拾った。
そうしているうちに、重装備の釣り人2人が、胸まで海水に浸かって釣りを始めた。砂浜にいっさい目をくれることなく、ズカズカと海に入っていった。
蒸し暑さのせいなのか、ベタベタする手の平のせいなのか。私は何かに腹を立て、なんだかよく分からない感情のまま家に帰った。
9月24日(火) 集う人々
18:00
本日の先客は、3組の方々
ワンちゃんとお散歩のおばさまたち
釣り人
泳ぐ若者
ミニチュアダックスフンドが駆け回っている。
もう日は沈んで、気温は25度くらいだろうか。急に深くなる場所があるので、泳ぐ若者をヒヤヒヤしながら眺めていた。
そして、4組目は4羽の千鳥。
千鳥は波打ち際ギリギリを歩くので、ときどき思いっきりザブンと波を被っている。ちょろちょろちょろちょろ何往復もしていた。
9月29日(日) 誰もいない
18:15 (台風17·18号発生中)
人がいない。お散歩ワンちゃんも、釣り人も今日は誰もいない。千鳥も。
いつもより、波がやたら大きな音を立てている。
ジョギングの人たちだけが、走り去って行く。しっかりと虫除けスプレーをしてきたけれど、蚊さえいない。
帰りたくなってきた。
9月のまとめ
9月は、夕方にしか行けなかった。しかし、そのおかげで朝には見られなかった千鳥に出会えた。時間帯や天気によって、いろいろな姿を見せる海。いつ来ても不思議で楽しい。
【メモ】ビニール手袋とゴミ袋を常にバッグに入れておく
おしまい
何かしらの形で誰かに小さなhappyをお届けできたら嬉しいな〜そしてそれが広がっていけばさらにhappyですねえ