砂浜の観察 #2
8月の記録
前回の砂浜の観察#1では、「あまり綺麗な海岸ではない」ようなニュアンスの失礼なことを書いてしまった。
今回は、なぜ砂浜が綺麗に保たれているのか発見があったので記録しておきたい。
8月5日(月) ゴミとお掃除の皆さん
6:00
遠くに人がいるのが見えた。何やら作業をしているようだ。
水を飲みながら海を眺めていると、作業着の人がやってきた。続いて、トラック3台、重機1台が続々と到着。
最初にいらしたほうきを持ったおじさまも合流して打ち合わせをし、大掃除が始まる。
重機で一気にやるのかと思ったが、作業着のおじさんたち7人ががりの手作業だった。
8月11日(日)美しい砂浜
8:00
素晴らしく綺麗になっている。
晴れているからか、海の水も透明度が上がったように思える。
8月18日(日) 今日もおじさまはいる
6:40
すでにゴミが集められていた。
邪魔しては悪い気がして、おはようございますとだけ挨拶をした。
8月27日(火) 鳥が渡ってくる海岸
7:15
本日の先客は、3人のおじさんたち。
釣り人 : 本格的なウェアを纏い腰に大きな網を付けたおじさん(顔もしっかり日焼け対策されていたのでお兄さんなのかもしれない)
ゴルフ人:砂を利用して練習しているおじさん、しかし手に持っているのは木の棒のようなもの
カメラマン:30cm望遠レンズ搭載の良さげなカメラを携え自転車で颯爽と現れた
カメラのおじさんが熱心に撮っているものが気になって話しかけた。
「今年初めて来た○○○○」
と話すおじさんの瞳は、カブト虫を見つけた子どものようにキラキラしていた。
○○○○は、よく聞き取れなかったが、渡り鳥でオーストラリアから飛んできたのだそうだ。
それだけ言って、おじさんは私が鳥の写真を撮ろうとしている間にもういなくなっていた。
近づこうとすると、「キュイー、キュイー、キー」と鳴きながら飛んで行ってしまった。
8月のまとめ
前回見つけた砂浜の小さな「芽」はどうなったかな、などとお気楽なことを考えながらふらりと散歩に来ていた私。
ゴミは、勝手に消えてなくなるはずがなく、お掃除をして下さる人たちのおかげで綺麗な海が保たれていた。
そして、そこにやってくる鳥もいる。海の生き物もいる。
そんなことも知らず恥ずかしい限り。私にもできることがあればやってみたいと思う。
いきなり見知らぬ人たちの清掃活動に参加するのはハードルが高いだろうか。散歩ついでにゴミを拾うくらいの、気軽な気持ちのほうが続けられるのかもしれない。
今度また、おじさまに会えたら話をしてみたい。
おしまい
何かしらの形で誰かに小さなhappyをお届けできたら嬉しいな〜そしてそれが広がっていけばさらにhappyですねえ