【ライブ拝聴ROCK】青春の旅路【TM NETWORK】
■TM NETWORK TOUR 2022 FANKS intelligence Day9
降り立ったのは桜木町。
ぴあアリーナMMはランドマークタワーのすぐ隣。
チケットもゲットして、半月くらい心待ちにして、御三方を拝見。
ちなみにTM NETWORKのコンサートは人生で3度目。
昭和33年生まれの小室さんは、僕の父親と同い年。
この世代差があって、心惹く音楽を作れるTM NETWORKは日本最高のユニットの一つ。
常にアップデートされていく彼らの音楽とステージは、ベスト盤的な選曲でフロアの熱気は収まるところを知らなかった。
みぞおちに響く四つ打ちのビート。
それに合わせて揺れるオーディエンス。
お茶の間にダンスミュージックの息吹を届けたTM NETWORKの本懐だ。
VJさんの映像が視覚的に彼らのイメージを浮かび上がらせる。
正確に重なり、相変わらず抜けの良い、爽快なスネアを響かせるのは阿部薫さん。
多彩なグルーヴを更に色濃くするパーカッションの小野かほりさん。
ハーモニカ、ガットギター、エレキギター、キーボード、ルーパー、コーラス、八面六臂の活躍を見せる木根尚登さん。
音源と変わらない歌声を響かせ、年々円熟味を増す宇都宮隆さんのパフォーマンス。
そして、その全てをベースにエキサイティングでエモーショナルなシンセサイザーサウンドを余す事なく披露する小室哲哉さん。
このハイブリッドな感覚が、僕がTM NETWORKを好きな最大な理由だ。
「I am」
「Get Wild」
「8月の長い夜」
「We are starting over」
木根さんの「LOVE TRAIN」
小室さんの「GIVE YOU A BEAT」
僕個人にはこの曲達が印象深かった。
作詞家の小室みつ子さん、三浦徳子さんの綴る歌詞がTM NETWORKの世界観を鮮やかに、そして更なる奥行きを与えた事は周知の事実であるが、年々それを痛感するのは、僕がそれなりに歳をとったからだろう。
歌詞の解釈がもっと深くなる。
元々、TM NETWORKの曲は歌詞カードだけを読んでも成立する。
ダンスミュージックにもストーリーが必要なのだ。
僕はTM NETWORKの音楽に触れると、彼らの音楽に出会った12〜13歳の頃の心に戻れる。
それは俗に言う「青春の音楽」というもの。
感謝。
ここが出発点でありゴール。
僕らは常に青春に生きる。
この青春はまだまだ続きそうです。
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