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幸せ店主の氷見サバスパイシーカツサンド

3月18日~21日まで、富山市では多くのイベントが開催されます。

新しい駅ビル「MAROOT(マルート)」のオープン、そして富山駅をはさんで南北に分かれていた路面電車がつながって丸2年ということで、南北接続2周年を記念した「つながるWeekend」関連の総計14件の催し物を市内の各所で日替わりで楽しめます。

さて、その中で私が気になったのはマルート内の無印良品(MUJI)主催「つながる市」。

何度か足を運んだことがある氷見の「サカナとサウナ」さんが出店されるということで、行ってまいりました。

この日はあいにくの雨で、野外で行うはずだったイベントは屋内、MUJIの店舗そばでの開催。

オープン初日で富山にこんなに人いたっけ?なくらいの賑わいを見せていたマルートに入り、エレベーターで2階へ。MUJIを目指していくと……ありました!

スマホをかざすとすかさずポージングしてくださったのが、サカナとサウナの店主、通称昆布ちゃん。

「ぶりを持っている風ポーズです」

とエアぶりを披露してくださった昆布ちゃんは、氷見の新鮮な魚に魅せられ、3年半前に富山に移住された、魚料理研究家でもあります。

とにかく魚とサウナが好きで、それをそのまま屋号にした潔さ。わかりやすくていいわー。

魚愛が富山湾のように深い昆布ちゃんが作る魚料理は、とにかく多彩。様々な調味料、スパイス、ハーブを駆使し、和風だったりオリエンタルだったり、ヨーロピアンだったり。とにかく魚の美味しさを国境を越えて表現されます。

今回持ち込まれたのは氷見サバのスパイシーカツサンド。

氷見でとれた新鮮サバを三枚におろし切り身にし、カレー粉、クミン、コリアンダーなどをミックスしたパン粉をまぶして揚げたサバカツを、ふわっふわのパンに酸味を効かせたキャベツと玉ねぎ、そして卵と一緒にはさんであります。

サバサンドといえば、トルコはイスタンブールの橋のたもとで売られているものが有名で、ピクルスと一緒に食べるのが定番。

そう、サバと酸味はとってもあうんですよ。

昆布ちゃんのサバカツサンドもしっかり野菜を酢でマリネして入れてあるので、さっぱりといただけます。さらにカツの衣にホールのスパイスも使っているので、噛みしめるごとにスパイスの香りが順番に広がって、味の変化も楽しめるのです。

ふわっふわのパンとサクッとしたサバカツのコントラストも絶妙で。しかも、新鮮なサバを使っているから臭みゼロ。

さすがはサカナを知り尽くした昆布ちゃんのサンドイッチ!いついただいても期待を裏切りません。

ちなみにサンドイッチの具であるサバカツは、惜しげもなく、自身の作成するリーフレット「昆布の台所」にてレシピも公開されています。

皆の魚愛も深まるように、門外不出にせずレシピも教えてくれるなんて、なんという懐の深さよ。

そんな昆布ちゃん、このイベント期間中にご結婚をされるのだとか。

おめでとうございます!

奥様に、お魚に、愛情たっぷり注いでまた美味しいレシピ、開発してくださいねー。






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