ポルトガルワインと夜定食と。~「くの一家」
以前ご紹介した「くの一家」。
ずっとずっと気になってたのだけど、先日ようやくお伺いすることができました。
だって、東京にいたときよく行っていたポルトガル・マカオ料理屋ご出身の女将の料理ですよ。それが富山で食べられるなんて嬉しすぎます。
はやる気持ちを抑え、まずはビールでのどを潤しましょう。
よなよなエールのドラフト、ひさしぶり!うれしい!でもやっぱりここはポルトガルを意識して緑のワイン(ヴィニョヴェルデ)も欲しいなぁ…ということで、ワインをチェイサーに(笑)
カウンターにはポルトガルワインがずらり。
ここは、女将のご実家でもある布一酒店の2階にあり、酒屋で買った飲み物も一人当たり1100円の持ち込み料を払えば何本でも持ち込めます。が、ポルトガルワインはここ、2階のくの一家のみの取り扱いです。
メニューは定食ベースのおつまみ少々。
女将曰く「定食がやっぱりお得」とのことで、定食をオーダー。
定番メニュー「酒屋の造ったつまみドレッシング」かけ放題の10品目のサラダをはじめ、キノコのマリネ、県産赤と黒だいこんのマリネ、四方竹のペペロンチーノ風など、野菜がたっぷり使われているのが嬉しい。
ちなみに今日のポルメニューは砂肝の赤ワイン煮込みとミミガーのコリアンダー風味。
そしてマカオの干し鱈のチャーハン。
くの一家は女将のワンオペのお店なので、お客様をあまりお待たせせず、しっかり料理とお酒を提供できるということを考えたら、定食という形に落ち着いたのだとか。
ちょこちょこいろんな種類が食べられるし、この内容で1800円というのはお得すぎで、むしろ客としてはうれし限り。
お味のほうも、女将もお酒がお好きなこともあり、お酒飲みの心を鷲掴み。
定食って言ってもこれ、正直つまみセットです。
チャーハンも食事、というよりは、干し鱈の塩味とうまみが絡んだ、お米を使った肴。
それぞれ味わいは違えど、しっかりと、濃いめ、でも素材の美味しさも生かしていて、お酒がどんどん進みます。
そろえてるポルトガルワインの中に、私の好きなワイン「EAPORAO」の赤があり、オーダー。
「このワイン、砂肝ととってもあいますよね」(女将)
うんうん、あうあう。そしてやっぱりこのワインはいい!
マカオいったらこのワイン、絶対買って帰ってたなぁ、この味、懐かしいなぁ……なんて話を女将としながら楽しい夜は過ぎていったのでした。
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