話題の居酒屋「いっこまっこ」に行ってみた。

「いっこまっこ、もう行きました？」

ここ最近、何人からこの言葉を聞いたことか。

特に食にかかわるお仕事をされている方に尋ねられることが多く、ずっと気になっていたのですが、ようやく伺う機会を得ることができました。

ちなみに話題の「いっこまっこ」とは富山駅近くに昨年12月にオープンした居酒屋さんのこと。

店名の「いっこまっこ」は富山弁で「全部まとめて」「なんでもかんでも」という意味らしい。

富山の魚、お肉、野菜、地酒など、こだわりながらもリーズナブルにいっこまっこ提供できる場所にしたいとの思いが込められているようです。

ふらりと行きたい風情のお店ながら、予約は必須。

今回は当日開店前に電話をし、オープン直後の時間に空きがないか確認、2時間枠を頂戴し、行ってきました。

夏のような日だったので、まずはビールでのどを潤して。そして突き出しはぶり大根。とろりとした煮汁の中にひたる大根のしみしみなこと。ぶり大根の主役は大根なんだなぁと改めて感じる一皿。

この突き出しをいただいている間にも、何組かが満席のため入店をお断りされていて。当日席を確保できたのはラッキー♪

いっこまっこの名の通り、魚介を中心に旬の山菜、お肉など、確かにいろいろある！というか、ありすぎて迷う（笑）

山菜の女王こしあぶらの天ぷらは抹茶塩で。サクフワの衣の中から広がる春の香り。うん、揚げ方も好み。

富山市八尾産のこごみはマヨネーズで。こごみを長くゆでることでねっとり感が増して。これは自分でも作ってみよう。

かわはぎの肝巻刺。ここのオーナーは富山市の居酒屋「静月」出身で、静月のスペシャリテの肝巻刺はここでもいただけます。プリっとしたかわはぎの身の中はとろりんとした肝。口の中で2つのハーモニーが素晴らしい音を奏でます。

ホタルイカ刺。程よい歯ごたえと、とろりとした甘さを兼ね備え、さすが富山湾のほたるいか！間違いないですね。

白えびのから揚げをドーンとのせた白えびのバリバリサラダ。ちょっとエスニックの香りのするドレッシングが丸ごといただくえびの風味とあうこと。あーこれはビールだわ。

といいつつ、富山の日本酒もたっぷり楽しんだのですが。

にしてもここはスタッフもとっても感じがいいし、お店の雰囲気も悪くない。お値段的に考えても、アテンドにも使い勝手がよく、居酒屋としてはなかなかのレベル。

オープンしてそれほど月日は経っていないのに、あっという間に人気店になったのには納得。

富山をいっこまっこ楽しみたい方はぜひ早めのご予約をお勧めします。