行動すると人生が変わる経験
元薬剤師 × 英語大好き はるかと
離島暮らしのクリエイター まきこ。
道を外れた薬剤師2人が送り合う「はるまき交換日記」
今回ははるかがお届けします。
まきこ日記を読んで
まきこの自分との対話、いつもステキだなって思ってる。
まきこの周りには丁寧な時間が流れているよね。それを心地いいと思う人が、まきこの周りに集まる。
だから私は、奈留に行くと気持ちが落ち着くのかなって思う。
旅の目的って1人1人違って、それぞれの大切にしたいことを聞く時間大好き。
スーパーマーケットで買い物し道を覚えると、現地民になった気がしてテンション上がる私。
私とは違うところに感動し、私が思いつかない旅をまきこがしているからこそ、まきこの口から聞ける話は新鮮。
最近は奈留で会う機会が多いけど、今の私たちが全く行ったことない場所に行ったら、お互い全然違う感動を抱くんだろうね。
イタリアに行ってきました!
ずっと行きたかったイタリア。
青の洞窟に入りたくて、6月に行くと決めていたイタリア。
新婚旅行で行こうと思っていたけど、いつ来るか分からないその時をずっと待ち続けるの?
来年の6月、自分が何をしているか分からないし、行ける状態にあるかも分からない。
ならば今しかない!と、円安で大変だったけど、行く決断をしました。
イタリア南部から入国し、徐々に北上、最後はミラノから出国。
イタリア全土を満喫して来ました。
まきこには写真をたくさん見てもらったから感じたかもしれないけど、
南と北で心を動かされるところが違ったんだ。
南はとにかく自然が美しい。
真っ青な空が水平線まで続き、海との境目が分からないくらい澄んだ色。吸い込まれそうな美しさ。
海に太陽の光が反射し、海の上にたくさんダイヤモンドみたいにキラキラ光っている。
そこに、石灰石や白土でできた建物が並ぶ。自然の青と人が組み立てた白が違和感なく存在し、何時間見ていても全く飽きない。
最初の数日間は、ゆったりとした気持ちで景色を楽しんでたよ。
北に向かうにつれ、少しずつ都会のオーラが漂い始める。
それと同時に、美術館や教会に行く回数が増え、数百年前に生きていた人の生活に触れ、感情を想像。
歴史で学んだ人達の価値観や賢さを学ぶと共に、偉大な人たちも同じ人間なんだね。
いろんな争いがあり、悩んだり葛藤していたんだなぁ。
歴史を作ろうとしたのではなく、毎日の生活を紡いで行った結果が歴史として、今の私たちに語り継がれたんだと実感。
イタリアは世界遺産が世界で1番多い国。
町が丸ごと世界遺産登録されていたり、数分歩くと別の世界遺産が見れた。
歴史大好き、世界遺産大好きな私には、幸せすぎる時間だったよ。
全て魅力的な場所で、すごくステキだったけど、まきこと行くなら南が良いな。まきこも好きな気がする。
今回波が高くて、青の洞窟に入ることが出来なかった。
だからこそ、イタリアを再び訪れる日が来ると思う。
まきこと一緒に南イタリアを探検して、まきこが何を感じるのか、聞いてみたいな。
旅行で気づいたこと
旅行を「楽しかった」だけで終わらせないのが私の良いところ(笑)
今回は旅行会社のツアーに参加したんだけど、友達を誘わず1人で参加した。
同じツアーの仲間とおしゃべりしながら旅をしたけど、
自由時間があれば1人行動、ホテルの部屋も1人。
自分の心に正直に動き、たくさん対話できたと思う。
そんな中で、私は3つの気づきを得ることが出来たよ。
私は日本が好き!
学生の頃から海外への憧れがあって、
海外留学したい、海外でお仕事したい、でも私にはムリかな。もやもや考えることが多かった。
ネイティブに近い英語が話せないと、お仕事で英語を使っちゃいけないっていう思い込みもあったかも。
でも私は海外生活が長くなると、ヘンなスイッチが入って、細かいところまで気になってしまう。
それがすごくストレスで、日本にいる時の何倍も体に負荷がかかってる状態。
しんどい、でも楽しみたいから、重い体をムリヤリ動かし、全力で動き回る。(子供じゃん 笑)
帰国した時はエネルギーが枯渇しちゃうんだけど、このせいなんだろうなぁ。
今回の旅行で、現地でガイドしている日本人に何人も会った。
昔の私なら「悔しい!私もそうなりたい!」って思っていたんだけど、
今回は思わなかった。
私が海外にいられるのは、長くて数週間。
無理はしない。これが私。それで良い。
何か諦めがついたし、そんな自分を認めることが出来た。
日本ってステキな国だよね。
今コメダ珈琲でこの日記を書いているんだけど、
ソファはふかふかで居心地が良い。
トイレはきれいに清掃されている。
店員さんの細やかな配慮。丁寧にお皿を置いてくれる。「お水足りていますか?」と心配りしてくれる。
私たち日本人は「当たり前」だと思ってやっていること。
実は最高のおもてなしなんだよね。
こんな国って他にあるのかな?
サービスしすぎて、お客さんのことを考えすぎて、自分自身もしんどくなる時があった。
そこはちょっと力を抜けたらとは思うけど、
「当たり前」のレベルが日本は圧倒的に高い。
私はこんなステキな国に産まれたことに感謝したし、ここに少しでも長くいたいなって思ったよ。
私は英語が好き!
イタリアでは英語に苦労した。
イタリア人が話す英語と、私が話す英語。
ネイティブではない人同士のコミュニケーションは、伝わりにくい。
単語を何とか聞き取り、意味を想像しながら会話した。
今まではスピーキングを頑張っていたけど、今回でリスニング頑張ろうって思ったよ。
自分の言いたいことは単語を繋げば伝わるかもしれないけど、聞き取れなかったら会話にならないもんね。
私はフィリピン留学の経験が多い。
フィリピンではとにかく話すことを求められた。
先生たちは私の英語を一生懸命理解して授業を進め、私に分かる英語で話してくれていた。だからこそリスニングにあまり苦労しなかったんだなって気づいた。
これからの英語学習の改題が見つかって嬉しかった。
同じツアー参加者の中に、英語が話せる人が何人かいたし、引率の添乗員さんはもちろん堪能。
その人たちに会話を譲った時もあったけど、でも私も積極的に英語を使った。
私だってしゃべりたいんだ!って燃えてた(やっぱり子供 笑)。
私はやっぱり英語が好きなんだな、離れられないなって、改めて気づいたよ。
私は日本で英語を使いたい!
英語を使って仕事できたら嬉しい。でも趣味でも悪くない。
何かしらの形で英語を使う自分として生きて行きたいなって思った。
昨年歴史検定を受けてから、歴史の勉強が楽しい。旅行業務の試験を受けてから、観光地の勉強も楽しい。
試験に合格するために基礎力を叩きこんだお陰で、記憶の定着が早くなってる気がする。
観光地で観光客に説明するのも楽しそう。
日本に来た外国の方に、英語を使っておもてなししたいっていうのが、
私の理想像として固まりました。
今自分が持っている力で何ができるのか、何がしたいのか、思いついたことを形にしてみる。そこから足りない力に対して、追加でお勉強する。
これが私が今回の旅行で気づいた、揺るがない軸になりました。
イタリアから奈留に里帰り
イタリアから帰国。でも地元には戻らず、エネルギーが枯渇した体を抱え、まきこのいる奈留へ。
奈留で体を整え、奈留から福江に数日間通い、住むところと働くところが見つかった。
話を聞いてくれて、支えてくれて、ありがとう。
まきこが奈留から送り出してくれたから、奈留で「お帰り」って言ってくれたから、元気に活動することが出来た。
福江にいる、まきこがつないでくれたお友達にもたくさんお世話になったよ。
今回の滞在も感謝でいっぱい。いつも本当にありがとうね。
五島列島・奈留も福江も大好き。大切にしたい場所。帰国後にそのまま行きたいと思える、私のふるさとの1つだと思ってる。
でも結論から話すと、五島への移住は延期しようと思います。
五島列島から地元に帰って来て、たった1週間。
本当はもっとゆっくり考えたいんだけど、福江で仮押さえしているお家を契約するかどうか、お返事を今週じゅうにしないといけないので、急いで、でも真剣に考えた。
前回のはるか日記にも書いた通り、5月の私はもやもや期。
そんな状態から脱出したいと思い、新しい風を吹かせたいと思い、
1番魅力的に感じている五島への移住を考えた。
6月に入り、イタリア→五島と転々と場所を変え、たくさん行動し、頭の中が整理できたんだと思う。
「英語を使って」というのが、私が今1番大切にしたいこと。
私の地元にいても、その機会は少ない。
そして、それは、福江も同じ。今福江に行ったとしても、数ヶ月で去っちゃう気がするんだよね。
結論を先延ばしにしただけのような気もしてるんだけど、
後から振り返った時に、前向きな先延ばしだったなぁって言えるようにしたいな。
私は行動して納得できる人間だから(決めつけない方が良いかもだけど)、
今回福江で動き回って、やっと納得できた気がするよ。
奈留・福江で気にかけてくれたり、相談に乗ってくれたみんなへの感謝を忘れず、得意の行動力を生かして、もう少し動いてみようと思う。
今月末から来月頭、東京~東北地方を放浪する予定。
東京で英語を使ってお仕事している人に会ってくるよ。お仕事近くで見せてもらえたら良いな。
都会の生活は私に合うかな?住んでみないと分からないもんね。
東北四大祭りを見て来るよ。薬剤師お休みしている今、普段行けない場所に行きたい。
紙面上で勉強した外国の方に伝えたいこと、自分の体で触れて来る。
来月中旬には、奈留に行くよ。
前の職場で一緒だったご家族を連れて行きます。
私ツアーガイドみたい!居心地よいって思ってほしいし、奈留のことステキって思ってくれる瞬間が、少しでも多いと良いな。
私が心から喜べる場所ってどこ?どんな働き方?
もしかしたら誰と?が1番大事かも。そしたら福江・奈留を選びそう。
今はまだ結論を出したくない。
身軽な今だからこそ、もう少し追求したい。
私がイタリアから五島に行って感じたことをつづってみました。
ここら辺でまきこにバトンを渡します。