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100日間、酒をやめる。-43日目-



いつでも変わらないままで帰ることのできる場所は心地良くて最高だ。

人にはそれぞれの故郷があるし、それは生まれ育った地域だけの話ではない。


僕にとっては、東京に来て仕事と遊びと大半の時間を過ごすことになった"ライブハウス"は帰ることの出来る場所である。


そこに集まる仲間たちとは、いつでも地元の同級生のように再会して語り合うことができる。


"変わらないでいられる場所"は故郷だが、
"人は変わらずにはいられない生き物"でもある。


理想に向かって歩みを進めると変わらずにはいられない。


勉強とは自己破壊であるから、学べば学ぶほど歩めば歩むほど人は変わっていく。



故郷へ帰ると感じる、安心と同時にやってくるあの寂しさはなんだろう。


きっともう、自分があの頃に戻ることの出来ない実感してしまうからだ。


"あの頃に戻りたいかどうか"ではない。

戻るという選択肢がないことを実感してしまうからだ。



"酒"という故郷に帰るその日までに、立派な人間になるよ、きっと。

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