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勢い日記

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勢いに任せて書いた勢いのある日記
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#映画

【日記】暗い部屋で「人間失格」を読む

まえがき 言わずと知れた太宰治の「人間失格」ですが、僕は未読であります。 僕は、太宰治の作品をほとんど読んだことがないのです。ほとんど、と付けましたのは、まあおそらく義務教育中の時間の中で、幾たびか目にしたことはあるのでしょうけれど、まさに目にしたというだけで、読んだことは無いのです。 本を読むこと自体に興味がなく、どちらかと言えば苦痛を感じていた幼少期ですから、自ら本屋で買って読むなどと言うことは、僕の子供時代には考えられない、自分という神の教えに背く、反狂信的な行為

【日記】自分が読みたいと思う物を書けばいい

僕が小学生の頃の話 クラスメイトに、たちばなはるか(仮称)という女の子が居た。 入学したての僕は彼女のことをなんとなく気にはなっていたが“好き”とかそういう感情では全くなく「小さい女子がいる」「かわいい」という認識だった。 3年生になり、なんとなしに彼女のことを観察していると、どうやら彼女は、やっぱり、顔が可愛い。そのことが僕の“好き”という感情を呼び起こした。恋である。 最初に言っておくが、これは恋が叶う話でも失恋した話でもない。この恋は実らず、かといって告白をした

【日記】現にいるのは自分と、もう一人だけ

映画館の話 映画館が好き。 僕の生活のなかで映画館に行くという行為は、日常に紐づく、当たり前で、生きる上で欠かせない、もはや水、空気、みたいなものだ。 突然に即位した横暴な王が映画館を禁止にしたとしたら、僕は同士を募り、令和のチェ・ゲバラと呼ばれるようになり、50年後くらいには僕の顔が印刷されたTシャツを、若者がおしゃれに着こなし、その10年後には僕の映画化もされ、おいおいと命の果てが近くなったご老体の僕がよたよたと映画館に足を運び、それを見ることだろう。 とにもかく

【日記】休息日に永遠の記憶を映画館で

フランスパン と呼ばれているこの長細いパンがありますよね。 ところで、クレヨンしんちゃんのしんちゃんが風間君に出題したなぞなぞにこのようなのがあります。 「あんぱん君としょくぱん君が横断歩道を渡っていました。そこに暴走トラックが突っ込んできます。周りの人たちは二人に向かって『逃げろー!』と叫びます。さあ、助かったのはどっち?」 風間君は答えます「耳があるしょくぱん君だろ」 その答えは間違いだゾとしんちゃんは言いました。 続けてしんちゃんが正解を発表します 「正解は

光の速さで共感されないことを言う日記2

2023年 3月3日 金曜日 の日記 タイトルの最後についている「2」の文字。これは物事の第2回目を表す2である。昨日書いた日記は、文字を書く時間が無くそれに追い打ちをかけるように部屋の電灯が切れたため、目が疲れる前に急いで書き上げたものだ。それの第2回目がもうやってきた。つまりは単純に、 わっ 急がされてる。それにしても可愛い字だな。なんだか女の子向け月刊誌で連載している恋愛漫画に出てくるリスっぽい小動物系の女の子が朝急いでるみたいな文字でいいな。姉がいる影響で少女漫画

『アントマン』と『チョコレート』と『ポッキン』日記

2023年 2月21日 火曜日 の日記 ※映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』を観た話をしますがネタバレはありません。 ※面白かったか面白くなかったかのネタバレはします。 ※本当はめっちゃ話したい、というか語りたい。観た人と興奮を分かち合いたい。 ※興奮…   …興奮したからって面白かったかどうかのネタバレにはなってないはず。  ※この日記は、映画観た後にチョコの交換をした話で構成されています。 日常日記 ・起床!! 目を開けた瞬間に布団を蹴飛ばし飛び起き