【詩】見たこともない居るかもわからない四人を想って作った詩
タイトル未決定
まだ甘いままのあなた
わたしは抜け出せないまま
痕が残るくらい傷つけて
泣いてしまえば何も残らないから
幸せなふたりを
覚えていたくないの
まだ苦いだけの時間
わたしだけが取り残されたまま
誰の為にあなたを好きになったのだろう
右手を唇に添える癖
酔ったらお喋りになって
怒ると下唇を噛むとこ
あなたの話し方
まだ何も知らなかったあの時
こっそり戻れるのなら
ねえ わたしはどうしたらいい
あの時わたしに向けられた瞳も
あの雨の日の傘のないふたりも