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プロフィール

「日本の学校で6年間学んできた英語ってなんだったの?」

私が初めてアメリカの大学に学部留学した時の感想です。

授業で教授が話している内容が全く聞き取れず、後でテキストを読んで追いつく。

質問やディスカッションで言いたいことがあるのに直ぐに発話できず、もたもたしているうちに、次の話題に行ってしまい一人取り残される。

準備してきた発言でさえも、発音がカタカナ英語で相手に通じず困惑させるだけ。

こんな日々が続きました。

TOEFLで入学基準点に達していても、日本の学校で教わってきた訳読、単語暗記、文法というインプット中心の英語だけでは全く刃が立ちませんでした。

英語「を」勉強することと、英語「で」勉強することの違い。

単語や文法を「知識」として知っていても、運用できなければ意味がない。
「使えてなんぼ」と身に染みて感じました。

学部を卒業後、直ぐにイギリスの大学院修士課程に進学しました。 アメリカ留学を何とか乗り切ったことで、ちょっと自信をもって足を踏み入れたイギリスでしたが、アメリカ英語と音の違うイギリス英語に戸惑いました。同級生達は世界各国から来ており、お国訛りの強い英語でグイグイ話す彼らについていけず、またもや自信喪失から始まったイギリス生活でした。

修士修了後、日本に帰国し,政府系研究機関にて国際関連業務に従事、日本の大学院博士課程を経て、昔からの夢だった国連機関に勤務しました。現在は、国立・私立大学で主に英語と国際関連科目を教える傍ら、学術コンサルタント事務所を運営しています。

とても面白い研究なのに、学会発表で英語プレゼンしても聴衆に伝わらず、質疑応答で相手の質問が聞き取れずしどろもどろする方。

国際会議で議論になったときに相手に言いたいことがうまく伝わらず言い負けてしまって悔しい思いをされていた方。

専門用語がバンバン出てくる仕事のお話は何とかできるのだけれど、レセプションや接待等で一般的な会話になると英語が相手に通じず個人的な信頼関係を構築するのに今一歩という方。

素晴らしい才能やアイデアを持っているのにもかかわらず相手に解ってもらえない「もったいない」場面を身近に見てきました。そういう方達は英語の基礎知識は持っているのにそれを実用化するための術をご存知ない。調べる時間もない。知っていても忙しすぎてなかなかそれを実践する時間が取れない。

そんな忙しい社会人のあなたの為に、このブログでは「効率よく最短最速でスピーキングとリスニング能力をアップさせる具体的な方法論」をお伝えしたいと思います。

ここで共有させていただく情報は、第二言語習得理論の研究論文及び学術書から得た知識と、その知識に基づいた学習方法を私が約1000人の初中級者に実践してきた結果に基づいています。まだまだ沢山の研究結果が世界中にあり、研究も日々進化しています。それに合わせ、私の英語学習法も少しずつブラッシュアップしていきます。皆さんのお役に立ちそうな研究成果や新しい情報を見つけたらこちらでお伝えできればと思います。

私の英語学習法は、必ずしも、英語を習得したいと思っている皆さんの「全ての目的」に合うわけではありません。既に英語リスニング&スピーキング上級者の方、資格試験(TOEIC,TOEFL等)のスコアアップだけを目標とする方は別の学習法をお勧めします。

「コミュニケーションツールとして英語を使いたい」
「プレゼンテーションや会議といった人前で英語を話す必要がある」
英語初中級者の方で時間があまりない方のお役に立てれば幸いです。






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